理由
何気なく毎日過ごしていると
無意識に同じことを繰り返して
なんだか思考停止している日が増えていく
小学生だった頃は6年間が永遠の様に感じられたのに
大人になると1年が一瞬で過ぎて驚いてしまう ね
Vtuberを始める前の自分の話
前回うっすらとは書いたのだけれど
うちの親は毒親だった
何を根拠にして言葉を発していたのか
親の思考回路は いくら振り返っても
未だに全く解せないのだけれど
何かやりたいなんて話すと
やることなすこと ハナから否定し
お前に出来るわけがないだろ と
自分の想いや希望は簡単に溝に掃き捨てられた
厳格だった と言えば 聞こえはいい
本人はそう思っていたのかもしれない
息苦しい日常
何か一つを成そうとするだけでも
まず スタートするまでに
恐ろしく高いハードルがあり
それを越えるまでにたくさんの労力を要し
失敗なんてした日には 嘲笑され
それ見たことか と責め立てられ
ただ自分に残るのは
惨めさ 罪悪感
”嗚呼 自分なんていない方が良い”
”結局自分は何もできない人間なんだ”
と思うようになった なんと悲しい
熱意や創造力なんてものは消えてしまい
気付いたらいつも無気力だった
言われたことをやるだけをやる人間
ううん 言われたことすらできない人間
せめて 馬鹿にされたくない なんて
最低限のプライドが自分を守ってしまうから
何をするのも怖かった
今思えば ブラック企業のような家だった
やっと解放される頃には
自分のことなんて何一つ信用できなくなっていた
コンプレックスだらけの自分
あれ!何一つ成し遂げる自信がない。
温かく自由な家庭に育った人には
こんな話 判らないかもしれないけど
生まれ 育ち
価値観の根底を決めてしまう
親ガチャなんて言葉があるけれど
そんなものでここまで左右されるなんて
本当に馬鹿げているなと思う
無為に過ごした時間を想うと
悔しい 悲しい
気付けばポツンと独り
もう、大人だ。
そんな
とてつもなくしょうもない自分が
Vtuberを始めたのは
ネットの友達の言葉がきっかけだった
「〇〇いつも自分の声悪く言ってるけど
その声はきっと需要があるよ
やってみればわかると思うよ
自信ある 絶対にうまくいくよ
大丈夫 やってみてよ」
親や周りに馬鹿にされた声が
一生のコンプレックスで
いつもゲームするとき聞き専だった自分に
本当に何度も何度もVCを繋ぐたび
そうやって言ってくれた
自分より自分の魅力を信じてくれていた
(不思議だよね)
ちょうど親元を離れる直前で
開放感があった頃で
なんとなく前向きで気力があった
それに その友人はいつも理知的だった
「うーん そこまで言ってくれるなら…。」
やってみるか と思った
その言葉を理由にしてなんとなく配信活動を始めた
どうせやるなら、頑張りたい。
最初のころは色々な記事を読み漁り
先駆者を見て 自分なりにほどいた
できることはとても少なかった
必死に勉強した
たくさんの人に関わるようになった
同じ気持ちの人もたくさんいて刺激的だった
リスナーと接すれば接するほど
次から次にアイデアが浮かんだ
あれをしたい これをしたい
できるかできないかなんて
やったことないからわからない
でもリスナーが応援してくれた
やってみたい
やってみるか
無限に活力が湧いた
子供のころの自分みたいだった
Vtuberになったあとの自分しか見てない人は
無限に色々頑張ってる頭おかしい忙しい人に
見えてるかもしれないけど
元々は本当に無気力でつまらない人間だった
Vを始めて みんなと触れて
環境が180度変わってしまった
自分ってこんなに想像力豊かで
行動力があるんだ…ってびっくりしたの
まあそんなだから
活動量が0だったのに急に120くらい頑張ったもんで
息切れして疲れて休止をしようってなった
休止してからいろんなことを
いっぱい考えてた
あまり彩のなかった平凡な毎日が
こんな風に一変したのは
理由をくれる人が増えたからだ
配信だって ファンサーバーだって
休止をしたあとに
誰かが寂しいって言ってくれなきゃ
もういいか って思ってたかもしれない
離れて気付くこともたくさんあった
ゲームだって 何となくするよりも
みんなが見てくれてることが楽しいんだって
そんな風に自分の毎日は創られていたんだ
無為に過ごしているような日々の繰り返しにすら
意味を持たされていたんだって 気付いた
何気ないことかもしれないけれど
ちゃんと振り返らないとわからないと思うのだけど
そんな風に理由をくれる人を大切にしてほしい
今回はVtuberを例に挙げて書いたけれど
例えば 仕事を頑張ろうかなって思ったり
ゲームをやってみようかなって思ったり
ちゃんと規則正しい生活してみようかなって思ったり
おいしいご飯食べてみようかなって思ったり
おしゃれしてみようかなって思ったり
誰かを喜ばせたいなって思ったり
なんでもいい
些細な事でもいい
自分の毎日を0から1にしてくれる存在を
きっかけをくれる人を 大切にしてほしい
たくさん そんな人に気付いてほしい
そしてあなたも誰かの想いや行動の理由になれたら
もっと素晴らしい
意識高いって笑われても別にいい
自分の人生 誰かに決められるなんてばかばかしい
親に左右され何年も無駄にした自分は心底そう思う
何もやらないなら
彩も温度も生まれない
自分を誰かの人生に刻んでいってほしい
このnoteを読んで
今 何か感じた?想った?
その気持ちを活力にして何かしてみて
少しでもそんな風になれたらいいなって思うから
これからも雨宮はVtuberを続けていくのです
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