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#読書
『シナリオに基づく設計』
John M. Carroll 著、郷 健太郎 訳『シナリオに基づく設計 -ソフトウェア開発プロジェクト成功の秘訣-』, 共立出版(2003)
この本について:
システム情報科学における「デザイン」を考える際にこれは外せないのではないかと言われている一冊。
読んだきっかけ:
この本における「シナリオ」という用語の意味するところと使われ方について知りたかったから。(私の言いたい「世界観」とどのよ
読書と人間形成には関係があるか
読解が文章を媒材とした受容作用であることはいうまでもない。受容した累積は、当然読者の固有のものと相互に共鳴し合い、抵抗しあいながら、新しい結果を生産していく。かくて読書における人間形成が可能になるのである。そして、この共鳴と抵抗とは、それによって自己の革新をうながすのであってみれば、読者においてもっとも重視しなければならない心的現象なのである[1]。
つまり、ここに書かれている人間形成のプロセス