お鍋の中で踊っている食材を見るのが大好きだ

今日も淡々とご飯を綴る。
今日はお鍋が食べたい。

キャベツをざく切りに、かぶや人参はイチョウ切りにして、鍋に並べる。
冷凍庫を覗くと、豚肉ときのこがあり、お鍋に入れた。
粉末のだしの素を小さじ1を振りかけ、水を600ml入れて、蓋をして火にかける。

煮込む間はお掃除や食卓の準備の時間。
使った調理器具を洗い、机の上に鍋敷きや食器を並べた。

ここで、ご飯を解凍しようと、冷凍庫を開ける。
ご飯の横には冷凍うどんがあった。今日はうどんの気分になった。
さっと手に取り、お皿に乗せ、電子レンジ600w2分半をセットした。

そうこうしていると、鍋の蓋の小さな穴から湯気が勢いよく吹いている。
おそるおそる蓋をとると、グツグツと具材がお湯の中で少しだけ踊っている。
何回見ても蓋をとった瞬間の
食材たちの色が鮮やかになり、踊っている光景が大好きだ。

グツグツ

「よし」

火を弱め、味噌を大さじ1弱を溶かす。そうしたら、完成だ。
うどんは丼に入れ、食卓へ。土鍋は鍋敷の上にドンと置いた。
なんだか1人で土鍋ごと食べることに、優越感を覚えた。

作り方は味噌汁と全く一緒だ。だけど、お気に入りの土鍋で作るとなんだか特別な気分になる。最近はそんな気分だ。

今日も好きな日常になった。いただきます。