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普通に歩いてください、と言われたら

どうも、あゆみです。記念すべき最初の記事は、歩行を測ることの難しさから。

皆さんは自分の歩き方にどんな特徴があるかご存知ですか?実は、歩き方を測るときに見るところとても多いのです。

例えば、外から見えるものとして、頭の向き、表情、肩の動かし方、肘、手の振り方、背骨の曲がり具合、背中の使い方、骨盤の傾き、お尻の振り方、膝の曲げ方、足首の使い方など、さまざまな体の使い方があります。

また、外から見えないものとして、息の使い方、神経活動、筋肉の動き、骨の負荷、リンパの流れ、筋膜の滑り、血流の流れ、視覚情報、気持ち、足裏や風の感触、音の情報など体の使い方を成り立たせている内部システムがあります。

そして(まだあるのか💦)、どんな季節に、どんな靴や服を履いて、どんな道を、誰と、何をしながら、どんな目的で、いつ、歩いているのかなど、生活文脈もあります。

これらは全て、歩き方が変わる要素になります。そして、これらすべてを測るのはとてもとても難しい。なので、わたしたちは歩行を測るときに皆さんにお願いします。

「いつも通り普通に歩いてください

いつもと違う環境なのに、いつもと同じ歩き方をしてくださいとうのは無理な注文です。それでも、みなさん戸惑いながら、それぞれのいつもを思い起こしながら歩いてくれます。

こんなにいろんな要素が絡んでしまうのでは、測定結果は安定しないし、分かることなんてないのでは?と思うと思います。ところが、こんな測定で得られた結果で、様々な健康状態悪化の予測が出来るということが分かってきています。それらの話はいずれしようと思います。

ただ、「普通に歩いてください」と言われたら、自分の中で、速くもなく、遅くもない、リラックスした状態で自然と現れる歩きかたで歩いてください。

日本人はワザと速く歩く人が多いようで、海外からデータを集めて比較すると異常に速くなってしまうようです。速く歩けることは大切ですが、速い歩きと普通の歩きには別の機能があります。

是非、落ち着いて、リラックスして日常生活レベルの普通の歩行を測ることをお勧めします。

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