インドネシア視察1stの記録
2024年も気づけば3ヶ月も過ぎてしまった….なんて早いんだ….
かと言って流れるような日々を過ごしているわけでもなく、毎日ぎゅうぎゅうにいろんなことがあって、相変わらず私の人生はこってりとんこつラーメンかのごとく、濃い。
Liiとして意思決定をしていることを、もっと定期的にnoteに晒していこうと思う。私やボードメンバーだけで持っておくのはもったいない。月1回はnoteを更新することをここに誓います……(ほんまやで…..やるで…がんばるで…)
まずは、2月のインドネシア視察について。
Are you pumped?
これを読んでくれている人は、毎日にドキドキはありますか?
運動して心拍が上がるドキドキ…
新しいチャレンジへの期待と不安のドキドキ…
憧れのあの人へのドキドキ…
Liiは「ドキドキ」をつくる会社です。
今は、良質な運動機会を作ることを通して世界をもっとよくしたいと思っています。ヘルシーにしたいと思っています。
そしてまずは、日本において良質な運動機会を得づらい(運動弱者に陥りやすい)人を対象に運動支援サービスを展開しています。
それが、運動支援特化型の児童発達支援、放課後等デイサービスの「Lii sports事業」です。
私たちが運営している17スタジオは9割が国からの給付費が収益源、いわゆる、公費サービスです。
福祉、セーフティネットとして、子どもたちの将来の自立や社会参加に向けて予算が割り当てられています。と同時に、働く人数や保有資格、施設の面積や設備要件など国が定めた基準における運営が義務付けられています。
海外への展開は、Liiの宣誓実現のため、具体的には2つの視点をもって検討しています。
福祉の事業では、1日あたり1事業所がサービス提供できる人数(定員)が決まっています。どれだけ頑張っても、決まった人数にしかLiiの運動支援を提供することができません。店舗数を拡大するほか、幸せにする人を増やすことはできません。
そして、福祉の事業だけでは給料はどこまで行っても想像の範囲を出ません。そりゃそうですよね。税金でボロ儲けできるような仕組みにはならないですから。
日本にはすでにいろんなサービスやプロダクトがあります。
資本主義レースの中では、私たちはまだまだ弱過ぎます。大手企業がやらないようなニッチな…..いやもうニッチどころではないニッチofニッチな領域を探すビジネスゲームに参戦することになります。
そしてニッチofニッチで戦ったときに、果たしてスタッフの待遇をどこまで上げられるのか….と。
上記2つの目的を最短最速で果たすために、世界を見に行こう、と。
2055年まで生産人口が増え続けると言われる人口増加率や経済成長などの観点から、まずはインドネシアを見に行くことに決めました。
(最新を見るという意味でアメリカ、運動のデリバラーシステムをみるためにオーストラリア、インドネシアと同じ観点では、タイ、ベトナム、フィリピンも候補にあがりました。)
個人的に、私は飛行機や新幹線などの公共交通機関がとても苦手なので前日はちょっと緊張してましたが、なんとか無事に着くことができました。
インドネシア行きの飛行機の中で、Lii sports nanaのサインデザインを作ったんですが、めちゃくちゃ捗ったので私の中でちょっとした思い出になっています。笑
1日目は夜に到着したのでホテルから歩いて晩ごはんへ。
屋台のナシゴレンが激辛で、みんなで汗だくに….
辛くないって言ったん誰…..
そして、2日目から本格的に視察。
ムスリム教育に力を入れている小学校は、体育が週1時間しかないとのこと。
休み時間には売店で買った何かを食べてるし、通学も親の送迎、総じて運動習慣がなさそう。体育の授業に一緒に参加したのだけど、走り方や体の使い方も全然日本と違う….いろんな発見がありました。
プレスクールとスポーツ教室を運営しているところへも。立派な施設設備があって大人も子どももたくさん運動ができそうないい環境でうらやましい…Liiもこういうの作りたいんだよ.....と思いながらも、保護者とかは意外と運動してなくて(おそらく送迎は保護者ではないメイドさんも多そう…)もったいないな….と思ったり。
現地の人のライフスタイルものぞきたかったので公園にも行ってみたり。
高校生や大学生くらいの人たちは公園でバスケしたりフットサルしたり….でも幼稚園児や小学生くらいの子はほぼいなかった。いるとしても親と一緒。学校が終わって友だちと公園に遊びに行く!は、日本ではよく見る光景だけど本当にジャカルタではほぼ見なかった….事前に聞いてはいたけど、本当にそうだった。
プログラミング教室へも。zoomを使って授業を受けている園児がいたり、違う習い事からハシゴでプログラミング教室へ来る子がいたり。テナントが教育ビルのようになっていて、アントレプレナー教育のスクールがあったり学校や学童が入ってたり、富裕層の教育への関心の高さが垣間見えました。
障害者施設へも。インドネシアには福祉における障害者支援はないそう。富裕層からの寄付などで運営されているところへ行きました。お母さんたちの思いを直接聞くこともできたり、子どもたちが個別に勉強や音楽をしたり、生産活動をしたりと一緒に時間を過ごすことができました。
そもそも貧富の差が激しく、住むところ寝るところがない人もたくさんいるインドネシアにおいて「障害はあっても安心安全な衣食住環境がある」というところでいくと、日本における支援が必要とされる人と、インドネシアにおける支援が必要な人、は対象が異なることを強く感じたし、私自身の視野がこれまでとても狭かったことも痛感させられました。
インドネシアには寄付の文化があることを知り、私も日常的に寄付をしようと心の変化がありました。私も別に生活にすごく余裕があるわけではないけど、寄付をしはじめてから思うのは「これは自分のためにやってるのかもしれない」ということ。人間は社会的動物だーとかって聞いたことがあるのだけど、誰かのために何かをするのは結局自分のためになるということが、少しずつ腹落ちしてきている気がしてて。だから、何かをしたいと思える誰かがいることさえも幸せなんだな、と今はとても感じています。
もう1つ、小学校にお邪魔しました。ここは自然の中で過ごすことをとても大事にしているところでした。最初に行った小学校とはまた違って、こちらは敷地内で運動できる場所があったり気候を感じるような校舎の作りだったので、子どもたちはそこそこ運動していそうな感じがしました。
ほかにも、バドミントンやバスケができる大きな貸しコートをみにいったり、モールのキッズランドを見に行ったり、突然ご連絡してジャカルタでプログラミング教室を運営されている日本人の経営者さんにお会いさせてもらったり、ジャカルタのスタートアップでライターさんをしているゆかさんの友人に会ったり、帯同して通訳してくれたブルハムさんに質問攻めしたり ……本当に有意義でした。
気候や交通事情などから子どもたちが簡単に外に出て遊べない環境であることも、高齢者をほぼ見かけなかったことも、日本とはすごくギャップがありました。でも私も知らない高度経済成長前の日本は、きっとこんな感じだったんだろうな..と日本の古い映像とリンクすることもたくさんあり、これからインドネシアが成長していく勢いのようなものも肌で感じることができました。
インドネシアでは、お土産を買う時間もほぼなく、観光も全くしませんでした。(正確には、できませんでした笑)1つ知れば、あれもこれも知りたくなし、それを知れるところへ急遽連れていってもらったり、急遽人に会ったり、と予定を詰めこみまくった視察となりました。
移動中も、夜も、脳みそがフル回転してアドレナリンがずーっとドバドバで続けている状態で、これが帰国してからも続いて、何なら今もまだ少し落ち着かない日々を過ごしています。
今回の視察でよかったことが3つ。
1つ目は、サービスやプロダクトなど視察先ジャンルを限定しなかったこと。私たちと隣接する領域を広く見ることができて、感じることがたくさんありました。
2つ目は、宗教など私たちが日本であまり実感しないようなライフスタイルや価値観を肌で感じることができたこと。
そして最後に、日本にいると狭くなってしまう視野、低くなってしまう視座をガッツリ広げ、上げて帰ってこれたこと。
何度も何度も「そもそも論」に立ち返り、私たちLiiは何を成し得る会社なのか、私たちLiiにできることは何なのか、世の中も、顧客も、スタッフも幸せになれる、自分を誇れるようなサービスやプロダクトは何なのかをたくさん思考することができました。
Next Action
わーっと広げた思考を、次はもう少し焦点を絞り解像度を上げていきます。「この領域でLiiが大きな変化量をもたらすことができるのではないか」という仮説をいくつか立てています。次は、それを検証したいと思っています。
そのために、今もなおインドネシアでビジネスをされている方々にたくさん壁打ちをさせていただいています。
最後に
私たちをインドネシア視察に送り出してくれたLiiのスタッフのみなさん。ありがとうございました。お子さまたちの卒業が近い時期、そして報酬改定などたくさん変化の多い時期であったこと、限界突破などいろんな社内施策が走っていた中で、みなさんが毎日途切れることなく定員いっぱいの支援を提供してくれていたこと、本当にありがとうございました。
また、進捗は常にLiiNEWSで出すようにしますね。
私を筆頭に、ボードメンバーは、Liiの新しい価値を作っていくことで、世の中も顧客もスタッフも幸せにできるように誰よりもコミットしましょう。時にはお互いに厳しく、でもガッチリ肩を組んで、成果を出しましょう。
追記:
インドネシア語と日本語のバイリンガルで、Liiで働きたいと思ってくれる方がいましたら一度ご連絡をください。まずは1名、採用したいです。
これを読んでる方で思い当たる方がいましたら、ぜひシェアください。
次は、4月にLiiの「宣誓」についてnoteを書きます。
宣言しておきます。
おしまい。
廣瀬あゆみ
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