正義をぶつけあう不毛な戦い
こんにちは!ご無沙汰しております。
8月には新ブランドの7GYMの立ち上げがあったり、
9月には正社員アルバイト合わせて15名ほどの入社があったりと
リィは今日も全力疾走しています。
組織はよく「30人の壁」があると言われていますが、スピードが速すぎて壁を感じる間もなく50人を超えました。笑
さて、今日はリィの信じる価値観やリィの信じるサービスについて。前回のLiiのスタッフに向けたものを、よりサービスの側面から伝えるために書いたものです。すでに当社スタッフにはSlackの全体配信にて流した内容です。若干リライトしていますが、スタッフに向けたメッセージとして書きます。
「療育観」
この業界にきてから感じるのが、みなさんそれぞれの「療育観」や「支援観」があること。というか、こだわりが強い。「こだわりが強い」は決して悪い意味で使っているのではなくそれだけ思いや信念を持ってこの「業種/職種」にあたっておられるのだと思っています。
ただし、その「療育観」が会社とマッチしていないとき、きっとその人も、チームメイトも、そして保護者も子どもも「この会社(事業所)」の言ってることと、この支援者が言ってることが違う、となります。誰もハッピーにはなりません。
より専門的な支援も、より機能訓練に近い支援も、いろんなメソッドも全てきっと「良い支援」なんだとは思っています。全て、正義です。
でも。それを何でもかんでもいっちょ噛みして小手先でやるのは、私の信念に反します。ここから先は、私が「どんな運動療育をしたいのか」を書きます。入社時、全員に必ず説明しています。みなさん何度も聞いているはずです。でも、まだします。言いたいことは3つです。
①運動の力を知っていますか?信じていますか?
Liiのみんなは「運動の力」を知ってますか?
「運動の力」を心から信じていますか?割愛して端的に書きますが、
運動をすると(体を動かすと)、脳内物質に幸福ホルモンが分泌されます。
運動をすることが幸福に繋がることは科学的に証明されています。
それとあわせて
身体障害、精神疾患など診断される方は運動習慣が少なく、肥満になりやすい傾向にあるというデータもあります。
※全員がそうとは言いません。境目も曖昧ですが、あくまで「その傾向にある」です。
私は「運動が好きな子」を増やしたいんです。
別に、障害の有無に関係なく「運動を通して、幸せに生きられる子(人)」を増やしたいんです。
困り感のない子(人)は、運動を楽しめる場所が比較的たくさんあります。
体操教室、学校の体育、スイミングスクール、公園、キッズ広場など。
それが、困り感があったり障害のあるお子さまは、(表現が正しいかはさておき)定型発達の子よりも楽しく運動ができる場所や機会が少ないんです。
Liiはそんな子たちの受け皿になりたいと思っています。
どんな子でも「運動が楽しい」と思える場所を作るのがLiiの使命です。
日常生活をはじめ、いろんな方向からの支援は他の事業所さんにもプロフェッショナルがたくさんいると思います。
でも「どんな子でも運動が大好きになれる場所、どんな子でも運動を好きにさせるコーチ」はLiiが一番だと自負しています。
理由は「あれもこれもしようとしない」から。
運動を大好きになってもらうことに、コミットしてるから。今、Liiにきてる子たちは将来、きっと運動が大好きな大人になります。
そうでなくても「これだけは好き」「これだけはできる」と自信を持てる大人になると信じています。
「福祉だから●●しなければいけない」と思いすぎていませんか?
子どもたちに「●●してあげたい」と思いすぎていませんか?
「福祉だから●●しなければいけない」と思いすぎていませんか?
必要以上に弱者扱いしすぎていませんか?上記、最近私が思うことです。
リタリコさんも「障害は社会側にある。障害のない社会へ(ちょっと違ったらごめん)」と掲げてますよね。
私たち、支援者である大人が、必要以上に何かをしてあげなきゃいけない、
福祉っぽい支援?何か専門的な手の込んだ支援?をしてあげなきゃいけないという何か強迫観念のようなものを感じています。
すごく専門性の高い支援をする事業所さんもあると思います。それも素晴らしい。
機能訓練(リハビリ)をする事業所さんもあると思います。それも素晴らしい。
Liiは、運動が大好きになって、健康的で生涯幸福を感じられる支援をする。それじゃだめなのかな?
他の事業所と同じように、何か超高度な専門的な支援をしなければいけないのかな?
だったら、国が全部マニュアル化して、文科省みたいに指導要領を決めればいいんじゃないかな?
民間がやれるようになってる理由って何かな?
子どもたちを必要以上に弱者扱いしたり、こちらから何か専門的な支援ばかりを提供しなきゃいけないという思い込みを、一度捨ててほしい。そういう支援をする人も素晴らしいし必要。私たちのような支援をする人も素晴らしいし必要。いろんな側面から、いろんなアプローチで支援するから、いろんな困りごとがある子たちがどこかの支援によって救われるんじゃないかな?それが、民間に託された役割なのではないかな?
③私と1on1しましょう
上記2つを読んでも納得がいかない、よくわからない人は、私と1on1しましょう。なんでも疑問をぶつけてください。私は、適当に事業をはじめたわけでもないし、片手間で経営もしていません。いろんな選択肢を考え、いろんな専門性の高い人にも話をたくさん聞きました。
その上で「どんな子も運動が大好きになる!」というのを掲げている事業所が日本にないから、Liiの運動療育を立ち上げています。スパルタ教育はしない、「TOS!(楽しい!おもしろい!好き!)を掲げ、どんな子でも全員Liiにこれば運動が大好きになる、得意だと思える運動が見つけられることを目指しています。
最近よく伝えていますが、後出しはなしです。
疑問、不満、聞きたいことやわからないこと、全てぶつけていただければと思います。(社内向けメッセージのため、上記のように記載しています)
さいごに
「正解のない世界」において、教育、療育、保育など答えのないサービスにおいて大事なのは「何を信じるか」だと思っています。自分の信じるものにまっすぐに向かえばいい。自分の信じるもの以外を否定したり、意見を戦わせたり引き摺り下ろす必要はない。
最近あるDMでいただいた一言
「あなたは療育の師匠に出会ったことがないのかもしれません」
私は、この送り主の信じる療育については理解が乏しいかもしれない。この支援者のみている利用児童たちに届くようなサービスは提供していないかもしれない。そして、それをされていることは素晴らしいし心から敬意を表する。
一方で、私たちの目の前には、私たちのサービスを心から必要としてる子どもや保護者が毎日たくさん来てくれる。私の信じるサービスに貴重な時間を使ってきてくれる人がいる。
正義と正義を戦わせることに何の意味もなく、保護者や子どもたちは全くそんなことは望んでいない。
「能力の証明」になっていませんか?
自分の能力や信じるものを証明することが目的になっていませんか?
目の前の子どもたちを幸せにすることに全力を尽くしていますか?
誰かを否定したり、誰かを下げることで自分の正しさを証明しようとしていませんか?
いろんな正義があって、いろんな子どもが救われる。
支援者同士が、お互いを認め合い、補完しあえる世の中になるといいですね。
最後に、私はLiiに素晴らしいコーチがたくさんいて、人生を謳歌しようとする大人がたくさんいることを心から誇りに思っています!
おしまい
廣瀬あゆみ
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