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ピアノ

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練習の可視化

練習の可視化

ピアノの練習は目に見えないものである。
そして成果もなかなかわかりづらい。
特に小さな子どもたちにとって、ピアノの前に座ること、楽譜を開くこと、楽譜を1段弾くこと。これは一つ一つが本当に高い壁だ。

親「ピアノやろうよ」
子「やだ、今遊んでるから」
親「それが終わったらやろうね」
子「うーん」気のない返事

親「終わったからやろう!1回でいいから弾いてみよう」
子「やだ」

きっとこんな会話がいろ

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結果ではなく過程が大切

結果ではなく過程が大切

9月の発表会にむけて、
先月は曲目を決め始めました。

発表会の選曲は、ピアノの先生にとってはなかなかの大仕事で、毎年いろんなことを考えながら曲を選んでいます。「これがやりたい」と言ってくれた子には、なるべくやりたい曲ができるように、移調したり連弾にしたり楽譜を書き換えたり…。「先生が選んで良いよ!」と言う子も「こっちとこっちだったらどっちが良い?」と自分が好きなものを選べるようにしています。

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バイエルを使う理由

バイエルを使う理由

私のお教室でピアノを始めて習われる方にお渡ししている教材は「バイエル」をもとにしているものです。小さいお子さんには色で読譜を助けてくれるように編集されたもの、小学生中学年以上の方には、内容をぎゅっと凝縮したもの、大人の方へはいわゆるバイエル原典版に近いもの…
楽譜売り場に行くと、ざまざまな「バイエル」が出版されているので、それぞれの方に合ったものをお渡ししています。

ピアノの入門書として知られて

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特別な宿題

特別な宿題

合唱伴奏

それは、ピアノを習っている子への特別な宿題です。

小学校高学年になると、秋の合唱祭や学芸会に向けて練習するように!と、音楽の先生から楽譜が渡されることがあります。自ら立候補しても、お願いされても…これはなかなか大変な課題です。

この夏も3名の生徒さんが合唱伴奏の練習に取り組んでいます。
夏休み明けにオーディションがある子、お友達がギブアップした難関曲を頼まれた子。受験でピアノはやめ

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