90日目 バンコクの宿の片隅で熱いゆら帝ザコミュニケーション
ゆら帝好き中国人
前の宿で仲良くなった中国人におすすめしてもらったプレイリストを聴きながらちょっと遠くまで散歩に来ている
彼とは3日間同じ部屋で毎晩好きな音楽を一緒に聴いて過ごした
彼との出会いはなかなか強烈で、日本出身であることを伝えた次の言葉が「ゆらゆら帝国知ってますか?」だった
日本出身に対する切り返しとしては、現に日本でやったら奇人判定されるくらいエッジの効いたものだったが、奇遇にも僕もゆらゆら帝国が大好きなので万事うまくいった
会って数分後には外国の地で外国の人と「ドッグンドール」やら「なんとなく夢を」やら話しているのだから驚きだ
彼は年代ジャンル問わず日本の曲をかなり好きなようで、ゆら帝だけじゃなくかぐや姫が〜とか戸川純が〜とか四人囃子の〜といった話もした
もうほぼ日本の音楽好きな先輩とか後輩と話してるのと一緒だった
お互い英語が堪能出ないので会話が滞ることは何度もあったが、趣味の合わない日本人と話すよりも何倍も理解しあった気がする
僕と彼はここに言語の壁を超えた心の友となった
結局エロ情報交換へ
この曲がいい、きっとこの曲も好きだと思う、と熱く語り合いどのくらい経っただろう
どちらともなく話題は近所のエッチな情報交換会になる
男だけで話していてこういう話題になるというのは旅しているとかなり自然な流れだ
他にありがちな話題でいうと、fuck youとかの汚い言葉や下ネタを各国でなんて言うのかの確認作業、どの国籍の女性が見た目だけだったら好みかなど
この辺は話題がなくなると誰かしらが始める鉄板トークなのだ
中国の彼はこのあたりのマッサージはどれもエッチなサービスが含まれているのか気になっているようだ
エッチなサービスがあるところに行きたいが失敗したくないそう
若い女性が客引きしているかどうかとか、外から施術スペースが見えるかどうかとか、一般的な見分け方を教える
そんなこんなしているとどこからともなく以前話したカウボーイや二人組のポーランド人もそれぞれアドバイスを持ち寄ってくる
一通りあーだこーだ話し合った末、彼から明日トライしてみるという言質をとったところでその日は解散になった
中国の同志よ、自信を持ってエロマッサージの扉を開くんだ
お前なら絶対にできるはずだ
中国人の友おすすめ邦楽
・須藤薫のPLANETRIUM
・DYGLのSongs of Innocence & Experience
・PiperのSunshine Kiz
・和田加奈子のEsquisse
・杏里のTimely!!
などなど
海外でちょくちょく音楽好きな人と話すけど、日本で感じていたよりもシティポップ再評価の流れが大きくてビビる
今日の自立散歩のお供
KurosukeのKurosuke、中国の友のおすすめ