
178日目(11/27) ムンバイを描いたマジっで最高の映画に出会ってしまった…🇮🇳#37 inムンバイ
ここ最近毎日のように映画館に通ってはよくわからないままインド映画を楽しんでいる
日本にいた頃もいくつかはインド映画を観ていたが、はっきり言ってインド映画はインドに行ってみないと良さの半分も理解することはできないと今では断言できる
インド特有の考え方や雰囲気がインド映画とは切っても切り離せない関係にあることはもう身をもって実感した
ただ実感と言っても、旅行とかでインド観光とか、友達たちと一緒に行動とかではなく、
1人だら〜とインドに浸かって、インドの人たちと話したり遊んだりもして、広大なインドをあちこち回って肌で感じないと得られない部分である
観光スポットやイベントとかではなく、とにかく暮らしに根深くそれはある
行ってみないと何がわからないの?って話は後で軽くするとして、インド映画が好きでたまらないような人はここで読むのやめてもらって、じっくり1人でインド旅に出て自分なりの見方でこの感動を味わってもらいたい
最近観たインド映画の中でおすすめはこれ、「KARAN ARJUN」
ストーリーとしては悪者に殺された兄弟が転生して復讐を果たすっていう
まぁストーリー自体は誰が観てもわかるような王道ストーリー
一応アクションだからインド映画特有のド派手で超デフォルメされたあれがあるわけよ
それに転生とかのファンタジー要素もオカルトチックになかなかイカした演出で
転生とか宗教感的に割と身近なのかもしれないけど、一般的な日本人の感覚からしたらなんで?転生したの?みたいな感じになりそうなところだけど、ここがインドの面白ポイント一つ目だ

昔だからっていうのもあるだろうけどかなり演劇っぽい、
そしてそれがストーリーの雰囲気と完全にマッチしてる
個人的に全ての面でRRRの上位互換って感じ
特にダンスパートは圧巻
俳優陣も華があるわ
インドの人達と話してるとわかるけど、あるものに対して抗わないっていう傾向が強いように思う
これってのも街の中に牛やら犬やら当たり前のように歩いてて、当たり前のようにうんこもあって、ってなったらいちいち汚さに対して気にしなくなるだろう
ちょっとうんこついてもうんこがついたわ残念、で終わりって感じ
値段交渉してて喧嘩っぽくなったのに、終わった瞬間さっきまでのイライラはまるでなかったような対応をされる
ベトナムはじめいろんな国でいろんな人と値段交渉頑張ってきたが、ダントツでインド人はこういう人が多いように思う
国民性にそういう部分があるんだと思う
怒ったりしないってわけじゃなくて、怒ったとしてもそれはそれとして飲み込む体制がいつでもある感じ、感情がないんじゃなくて乱されることが少ないという印象
もちろんいろんな性格の人がいるし、日本よりぶっ飛んだ何してんのか理解できないような人もたくさんいるんだけど、みんな他人関係なくしたいことをしてるだけな感じなんだよね
人目を気にしてない感じ
それはなんでかっていうと何やってもみんな受け入れてくれるから気にする必要がないんだと思う
結果いろんなところで人がぶっ倒れてるわけだが…
旅してるとインド人と中国人って迷惑がられてることよくあるんだけど、この点がすごい違う
他人を考慮した上で自分を優先してるのか、他人を考慮すること自体してないのか
まぁすごい単純化したらって感じにすぎないけど
多国籍な国っていうのもでかいと思う、それもアメリカとかとは違って、何百っていう別の言葉を話している人がいるっていうのは全く違う雰囲気を形成してる
変な人がいると思っても、それは変な人がいるという事実でしかなくて、そこに対してわざわざ特定の感情を持つよりも先にまず事実として受け入れる方が早い
チベット仏教とか瞑想とかの基本的な流れとして、周りからのあれこれをそのまままずは受け入れる姿勢ってのが重要視されていて、この辺も関係してる気がする
とにかくこんなのは一例でしかなく、旅してるとあらゆるところでインド独自の雰囲気っていうのを感じる
そしてそれがただの異国っていうのに止まらない圧倒的な異世界の雰囲気を作っている
短いこんなチンケな文章ではどうやったって伝わらないと思う、し、俺もまだ全然短い期間しかいないので、こんなもんじゃない広大なインドが広がってることは確実
行ってみないととにかくわからないと思う、行って何をするでもなく、とにかく身を委ねてどこまでも歩かないと
ちなみに僕は完全にインドに魅了されてます
国民性っていうのはいろんな国でそれぞれ感じてきたけど、国民性という傾向の結果個々人が発散の方向に向かってるインドはえげつないエネルギーだし、人間観察と散歩が趣味の俺としては新たな発見と感動の連続でもうたまらない
それに加えてインドの音楽や映画などの文化も好きなんだからそりゃハマるわって感じ
すでに今まで行った国で一番良いです
まぁ旅するには一番って感じかな、旅行なら他の国の方が楽しかったかも
さっきの映画の転生とかアクションとかの話、またインド映画特有のいきなり入るダンスシーンとかも、展開的に無理矢理でも、そんなのは問題じゃなく、そういうシーンならそういうシーンとして楽しむっていう国民性があるからこそなせる技な気がする
いろんなインド映画見て思った
もちろん土地ごとに言語も違うからわかりやすくとかっていうのも含めいろんな要因があるとは思うけど
こんな感じで自分の今までの価値観とかと照らし合わせてはあれこれ考えて、1人気持ちよく自分観察の日々をしてるムンバイだが、この日素晴らしい映画に出会った

ムンバイの奥行き深さ
こんなに街を最大限汲み取った映画ないと思う
いろんな国行ったけどインド特有の力強さに完全に魅了されてしまった僕にとって、あからさまじゃない等身大の描き方がとても心地よいと同時に心打たれた
本当に素晴らしい映画
行って目で見て肌で感じて考えることで感じるインドの魅力が詰まってる
インドの映画じゃなくてフランス?の映画なんだけど、舞台がムンバイ
これがとにかく良かった
インドの偉大さっていうのは全てを包み込み土地としてそこにあるものって印象なんだよね、個人的な表現でわかりにくいと思うけど
他の国とか都市、街でもなんでも、そこの人々が干渉することで形成されてる感じがあると思うんだけど、
インドってそうじゃなくて、人々がインドという果てしない包容力を備えた場所にいるって感じが強い
インドはそこにあるだけ
ムンバイなんか特に強いと思う、インドの何百という土地から集まって、人々はそこでそれぞれエネルギーを持って暮らしいるわけだけど、そのエネルギーをすべて溢れさせず貯めておける度量があるって感じ、伝わってますかね…
それでいてしかも一人一人のエネルギーも大きいんだから本当に壮大すぎて圧倒される
少なくとも俺はその大きさに魅了されてる訳で、その部分がこの映画がではすんごい等身大に描かれていて感動してしまった
人々の力強さを感じるほどムンバイの偉大さを感じて、それによってまた人々の強さを感じてというわけだ
この映画は俺のインドの好きな部分がもろだったので、個人的には神映画だったが、俺の実体験や考えありきなので、みんなにおすすめではないかも
でも一つ目のKARAN ARJUNは普通に面白いんでおすすめです
ダンスシーンは最高だし、インドを代表する2大スターも観れますよ
