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【なぜ子どもの発達支援をテーマにするのか】看護師・保健師である私や母の実体験、身近なママの声を聞いて

前回のnoteでは、このようなテーマで1本出しました。そして、シリーズ化していこうと思っています。

なぜ、子どもの発達についてのnoteを書いたのか、


以下の4つの視点からお話させてください。

1、私の妊娠・出産時
2、保健師として働いた私の経験
3、実母が13年間、中学校の特別支援クラスで長年勤務した経験
4、私の大切な友人から受けた相談

1、私の妊娠・出産の経験

私はシングルマザーで、娘が一人います。発達障がいはありませんが、妊娠・出産時はさまざまなことがありました。


結論から言うと、妊娠時は「胎児発育不全」「羊水過小」の状態で経過し、出産時は「低出生体重児」と診断されたことがあります。


妊娠中期に入ってすぐの頃から、赤ちゃんの発育が不全であり、私自身の羊水もかなり少なくて、


赤ちゃん自身が私の子宮のなかで、きちんと育たないうえに、出生後に何かしらの障害が出てくる可能性があると覚悟をしなければなりませんでした。


私自身も看護師をしているにもかかわらず、両手が手根管症候群になってしまい、全ての指の痺れと拘縮に苦しみながら妊娠時期を過ごしていました。


心身ともに落ち込んでいて、「もし、この子が無事に生まれかなったら」「もし、成長発育に影響があったら」と何度も何度も考え、


「私のせいだ」とずっと責め続けていたんです。


実際に出産したあとは、私が失神をして倒れてしまうほど出血があり、赤ちゃんは1ヶ月半ほどNICUで母子隔離された状態で過ごすという状況でした。


私の娘は、出生時の身長44cm、体重は1800g以下でした。本当に小さく生まれて、黄疸の治療や呼吸器管理、体温調整などを頑張って生きてくれたんです。


そんな娘は今では、大きく育ってクラスで一番大きく、成長発達の曲線では、上限のラインを沿っているほどになりました。


大きく育ってくれたのはありがたいことですが、今度は逆に急激な成長によって、成長ホルモンの分泌過多や早熟に不安が高まっていることで、おそらく専門の小児科医に相談することになりそうです。


他にも、発語が綺麗じゃないので言葉の教室に通っていたり、気管支や肺が弱くて風邪を引いてしまうと咳が長引いたりと、成長において心配ばかり。


娘がお腹のなかにいる時から今に至るまで、ずっと「子どもの成長・発達」についての悩みは絶えることがありませんでした。

2、保健師として働いた私の経験

私自身、看護師と保健師として、それぞれ6〜7年ずつ勤務していました。


そのなかで、行政保健師として「母子」「思春期」「発達支援」に関しての部署で働いてきました。


赤ちゃんから思春期にかけての成長、そこに関わるママやパパ、幼稚園の先生、小学校・中学校の先生、教育委員会などの中心となって、支援を行うことが仕事だったんです。


1つの学校・幼稚園、1つの学年、1つのクラスであっても、その悩みは多種多様であり、その解決策もさまざまなんだと実感しました。


ガイドラインや支援マニュアルのようなものはありますが、子どもたちへの支援は一括りで答えを出せるものではありません。


ASDやADHD、知的障害などが重なっている子、それぞれの症状は薄いが先生にとって「気になる子」、ママにとって「どう接したらいいかわからない子」など、個々に違うわけです。


行政を中心となって、事例検討会や研修会も定期的に開催し、たくさん勉強をしてきました。


この経験を通して、障害を持つ子もそうではない子も、「その子を見る」ことが何よりも大事なんだと実感したんです。

3、特別支援クラスで長年勤務した母の経験

私の母は、国語の教員免許を持っていますが、私の卒業した中学校で13年間にわたり特別支援クラスを任されていました。


13年間、本当にたくさんの支援が必要な子どもたちを支え続けてきて、「これが私の天職」だと強く言えるほど、母の存在は子どもたちにとっても大きなものでした。


教え子の何人かは私も実際に会ったことがあります。本当にいろいろな個性の子がいて、きっと母は苦労したんだと思うんです。


勤務しているなかで、母は何度も怪我をしました。

  • 腕を骨折する

  • 肋骨を骨折する

  • 胸と背中を打撲する

  • 階段から転落する

  • 背後から背中を強打される

本当にたくさんです。


13年間、常にいろいろな話を聞いていると、「先生側」としての苦悩もたくさん聞きました。


特別支援クラスのなかで、必ず子どもから嫌われる先生や子どもたちが萎縮して何も言えなくなる先生、指導しても全く話を聞いてもらえない先生など、


先生の関わり方によって、子どもたちから返ってくる反応が全く違うということを聞かされていました。


支援するうえで、子どもたちだけを見るのではなく、その子の親や家庭環境、住環境など、あらゆる視点から支援する大変さも聞かされていました。


この母の経験は、私が世の中に伝えるべきなんじゃないかなと思い、このテーマでnoteを書いていこうと決めたのが大きく背景になります。

4、私の大切な友人から受けた相談

そして、4つ目。私にとって大切な友人から聞かされた、子どもの話があります。


友人には3人の子どもがいて、そのうちの2人がADHD、ASDとADHDの混合という状態なんです。


友人からはいつも子たちの学校での困りごとや関わり方の苦悩について、たくさん話を聞いてきました。


私と友人がお茶していると、毎回学校から電話がかかってくることもあり、「いつもだよ」とため息をついている様子を見ていました。


その友人が言っていたのは、「今の学校は甘すぎる」ということ。


その子の個性を尊重するのは良いことだけど、なんでも許してしまう。だから、この大切な時期に物事の良し悪しを判断できない大人に育ってしまいそう。もっともっと厳しく教育してもらいたい。


こう言っていたことが心に残っているんです。


私たちが子どもの頃と違って、今の学校は「子どもたちの個性を大切に」するのが当たり前になっているのかもしれません。


それも大切ですが、ママとしては「社会の厳しさやルール」をしっかりと教えてくれる場所であって欲しいと思うのも事実。


特に、友人が不安になっているのは、「他人の気持ちがわからない」「共感力や協調性が皆無」「色々な角度から1つのことを見られない」ことがあると話ていました。


きっと、先生たちも特別支援クラスの子どもたちへの接し方を模索しているんじゃないかなと思ったんです。



このような4つの状況から、私のこのnoteでは「子どもの発達支援」について取り上げていきたいと思います。


ただ、私自身は保健師として関わったことはありますが、本当の現場経験はありません。


なので、私の母が話していることをnoteに書き起こしていこうと思います。


新たな取り組みとして、ぜひ見守ってくれると嬉しいです!

まとまっていないnoteになってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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