【発達支援クラス】その子の「好きなこと」を共有してくれる支援者に、子どもは心を開きやすい
今回のテーマは、13年間特別支援クラスで働いていたなかで、特に体感している内容です。
実際に支援クラスの先生のなかには、「子どもに好かれる先生」と「子どもから嫌がらせをされる先生」に分かれていることがわかりました。
私はどちらかというと、どんな生徒からも「せんせーい!!」と言われて、子どもたちが寄ってくるタイプの先生でした。
でも、同じ時期に支援クラスで働いていたA先生に対しては、子どもたちは全く言う事を聞きません。
その理由について、分かったことがあります。
それは、、、
ということでした。
きっと特別支援クラスにいる子どもたちだけじゃなく、通常のクラスにいる子どもたちにも共通して言えることかもしれません。
先生たちは忙しいあまり、時間や場所を気にして、子どもたちの好きなことや興味あることを中断させてしまう場面は多いでしょう。
でも、私は通常クラスではないからこそ、ゆっくりと時間を過ごしてほしいと思い、子ども一人ひとりに向き合ってきました。
その姿勢や想いが、きっと子どもたちに伝わったのだと思います。
13年間、骨折したり捻挫したり、いろいろな怪我をさせられることもありましたが、それでも子どもたちは私を慕ってくれていました。
特別支援クラスにいる子どもだからと言うわけではなく、自分の孫を見ているかのように、その子の好きなことや興味あることをしっかりと見極めてあげる。
そして、力を発揮できる場面を作って、時間を気にせずに思いきっり挑戦してもらう。
そうやって関わっていくなかで、子どもたちは大人に心を開いていくものだと思います。
とはいえ、『個々の違いを理解する』ことは、容易ではありません。一朝一夕で理解し、支援の効果を実感するものではないのです。
1人の子どもに寄り添い、抱える障がいの特性だけではなく、その子の個性や性格も同時に理解しながら日々接していきましょう。