発達障害的、発達障害じゃない私って？

～母として当事者として #発達障害 目線での徒然を書いています。発達障害らしさを感じ取って頂けたら嬉しいです。～

　以前、聞かれたことがあります。

「発達障害を治す薬は欲しいですか？」

　今現在、ADHD治療薬は数種類あります。
　服薬していますが、私が飲んでいるのは効果じんわりのタイプの薬。劇的な変化があるほどではありません。
　それでも、脳内の多動・・・ネガティブ思考がエンドレスになる・・・が抑えられているので、私にとっては神的薬ではあります。

　とはいえ、忘れ物がなくなるわけでもないし、片付けがうまくなるわけでもありません。ここが治ってほしいとは思います（切実）

　自閉スペクトラム症を直す薬は、今のところ、ありません。
　攻撃性や易刺激性に対しての薬はあっても、自閉スペクトラム症の特性に対する治療薬はまだないようです。

　治療薬が出来たとて、じゃあ自閉スペクトラム症の特性のない私って？？

　特性が強く出過ぎて辛いひともいるとは思います。
　そういう方には治療薬が必要かもしれません。

　私も、特性が全て辛くないというわけではないです。パニクったりする度に自分の自閉スペクトラム症らしさを感じます。

　でも、特性が性格を色づけているところもあるので「特性のない私」を想像できません。

　仕事を与えられて過集中しない私？
　気になることがあってもこだわらずにスルーする私？
　コミュニケーションは・・・それはうまくなりたいなぁ（汗）

　意外と私、自閉スペクトラム症の特性ってダメなものばかりだとは思ってないんですよね。勿論しんどい時もありますけど。

　自閉スペクトラム症のものの見方は、ないひとのものの見方と違うのかなぁという気がしています。
　そこがもし改善されたら、多数派社会の中でもラクに生きられるようになるのかな？とは思います。

　でもそれは、少数派の考えを受け容れきれていない「社会」の側の問題。

　独特なものの見方をしている自閉スペクトラム症って最高じゃない？（平熱先生調）

と思ってくれるひとが社会の大多数を占めるようになれば「社会」は変わるでしょうし、私たちはもっと生きやすくなれるのだと思います。

　もしかしたら薬が必要なのは、社会の側なのかもしれません。

　それもいいね。
　どれもいいね。
　みんないいね。

　そんな世界が拡がりますように。

　以上、発達障害～母ごころ当事者ごころのあゆでした(*'ω'*)
　今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。感謝してます。
　だんだんよくなる未来は明るい！