絵本から学ぶ「ぼくのニセモノをつくるには」
子育てと仕事と慌ただしい日々ではあるものの、時間を見つけて本を読むのが好きで、今までも本のことを何度か記事にしてきました。
大人向けのものから学びが多いのはもちろんですが、
子どもの絵本から気づくこと、学ぶことも結構多いです。子どもが知ってくれるといいなという考え方とか、ものの見方をわかりやすく楽しく伝えられるのも絵本のよいところ。
気に入ると繰り返し読むことになりますしね。
子どもが寝る前には、1冊でも良いから本を読むことを習慣にしています。
今日は、好きな絵本の一冊をご紹介。
人気の絵本作家、イラストレーターのヨシタケシンスケさんの絵本です。
いろいろな面倒なことをやってもらうためにロボットを買い、自分の「ニセモノ」になってもらおうという発想から、「自分とは何か?」を見つめていくストーリーです。
人は外見も中身も一人一人違うし、「ボク」は一人しかいないけど周りのそれぞれの人の中に違った「ボク」がいる。
それを全部ひっくるめて「ボク」。だからニセモノを作るのは大変。
私が好きなのは一人一人を木に例えたところです。
じぶんの木の「しゅるい」はうまれつきだからえらべないけどそれをどうやってそだててかざりつけするかは じぶんできめられるんだって。木のおおきさとかは どうでもよくて じぶんの木を 気にいってるかがどうかがいちばん だいじらしい。
自分の好きなところも嫌いなところもまるごと認めて、誰かの好きなところも嫌いなところも受け容れて、自分らしく楽しく人生を生きていって欲しい、
そんなメッセージが込められているように思います。
子どもたちも、自分もそんな生き方ができるようなったらいいなと思わせてくれる一冊です。
今日もお読み下さりありがとうございました。