バイトから今のお話。
私は専門学校を卒業してからバイトを始めた。
バイトはコンビニだ。
コンビニで働いていたのは約4~5年になる。
最初は覚えることがたくさんあってすごく大変な仕事だと思った。
私は人見知りなので接客するのも毎回緊張していた。
何で人見知りなのに接客業をしたかと言うと色んな人を見てみたかったのと人見知りを少しでもなくしたかったからだ。
最初の方の接客は声も小さくてなかなか喋れてなくて結構注意をされたこともある。
接客業だから声は大きく笑顔でやってねと言われた。
声が小さいくて笑顔じゃなかったらお客さんに良い印象がつかなくて怒らせてしまう可能性もあるからだ。
掃除もやっていた。
掃除といってもモップがけだけでは無いトイレ掃除や外掃除もしていた。
店員側からするとキツかったのはトイレ掃除だ。
公衆トイレではなくてコンビニのトイレはオーナーがトイレを貸しているかたちという事は以外と知られていないと思う。
汚したりトイレのコンセントで充電をしていたりという人達も中にはいた。
コンビニのトイレを使うときは借りている立場だと言うことを忘れないで欲しい。
コンビニで働き始めて2年ぐらいたった頃だ。
オーナーから移転をすると言われてついてきてくれる人がいるなら来てほしいと言われた。
私は移転をしてもついて行くことにした。
移転した場所は近くにマンションなどあり人がたくさんいる場所だった。
移転する前は人もそんなに来ない場所だったので移転してからはかなり人も多くて余計に緊張していた。
移転してからはやる事もたくさん増えて大変だったけど何よりも接客が好きになっていた。
タバコを買いに来るお客さんやコーヒーを買いに来るお客さんなど色んな人の顔を覚えて仲良くなったからだ。
毎回のように来てくれるお客さんは私がいつも働いているんじゃないかと思って心配までしてくれる人もいた。
タバコを買いに来るお客さんの顔はほとんど覚えていたので毎回入口で私に今日は○個ちょうだいと言ってから買い物して私がいるレジに来てくれる人が多かった。
トイレ掃除もやっていてトイレを使った人からはトイレ綺麗だねと褒めてもらうこともあり本当にバイトだけどこんなに楽しく出来た事はなかった。
移転してから1年がたった頃だ。
私はシフトリーダーになった。
オーナーが2店舗目を1店舗目の近くに出すことになったと言われた。
2店舗目を出すにあたってオーナーが面接して決まった人達を1店舗目で練習させるからと言われた。
面接で決まった人は私と同い年の人、30後半の人、50後半の人だった。全員女性だ。
オーナーから教えてあげてと言われたので教えていたが初めての人とは緊張する。
説明が苦手なのでちゃんと上手く説明出来ていたかは不明だが反応的には分かってもらえていたと思う。
2店舗目が出来るまでは1店舗目で働いてもらうと言っていて一緒に働くことがしばしばあった。
その中で私は30後半の人が気になっていた。
一生懸命メモして働いてるからすごいなと思っていた。
2店舗目が出来た時に3人とは別れた。
1店舗目と2店舗目は歩いて5分もかからないぐらいの場所だから2店舗目が忙しかったら手伝いに行ってくれと言われることもあった。
休みの日はオーナーの息子とゲーセンでぬいぐるみとかかなり取ったりカラオケで遊んでたりしていた。
そのお店には良く行くようになって顔を覚えられてほとんどの店員とはすごく仲良くなった。
1階はゲーセンで2階はネカフェだったのだがカラオケするところもあり毎回使っていたカラオケ部屋が埋まってたりすると店員がその部屋を空けてくれたりしてくれた。
ゲーセンで取ったぬいぐるみは店員が欲しいと言ったら渡してたし仲良くしてもらっていた。
ぬいぐるみを取ったあとにバイト先に行くと30後半の人が子供がそのぬいぐるみが好きなんだよねと言っていたから渡した。
それからぬいぐるみを取ったら30後半の人にあげる事にした。
そしたらその子供から手紙を貰って嬉しかった。
月日が経ち30後半の人から毎回ぬいぐるみもらったりするから一緒にお出かけしようと誘われて食事をしに行った。
そこから30後半の人の事がすごい気になるようになった。
何故だかその人が男の人と喋っていたら嫉妬心が募っていたので私はこの人のことが好きなんだなと思った。
その日の夜に電話をして告っていた。
その人からはお願いしますと言われ付き合うことになった。
それからはバイトもしながらその人とお出かけしたりすることが増えた。
そして子供たちを紹介されて一緒に公園で遊んだりすることも増えた。
私はその人と子供たちと住みたいなと思う気持ちが強くなっていてコンビニのバイトを辞めることにした。
私がバイトを辞めると言う噂が広がったのか常連さん達が私に挨拶に来たりコーヒーを奢ってくれたり、お金をくれたり、御守りをくれたり色々な事をしてもらった。
オーナー曰く今までで辞めるってなって常連さんからこんなにたくさんのことをしてもらってるのはお前だけだと言われた。
それを言われて私はものすごく嬉しかった。
それからバイトを辞めシロアリ工事の仕事についた。
初日はものすごく緊張していたのだが一気に緊張から信じられない気持ちになった。
それは支店長が初日にシロアリの仕事について教えるし一緒に行動しようと言われ車に乗った。
どんな仕事なんだろうとワクワクしていた時にびっくりしたことを言われた。
一旦家に行って洗濯物を干すし待っていてくれ。と
初日から支店長がこんな人だとは思わなかったので早々に辞めようと思ったがいい場所が見つかるまでは働こうと思った。
その後もスーパーの駐車場で寝たりとシロアリ工事の事なんて何も分からなかった。
初日最後に今日何をしたか書いてくれと言われたが書くことなんて何もなかったからてきとうに書いて提出した。
次の日からは先輩方について行って仕事を覚えることになった。
先輩方はすごく優しい人達ばかりだったが私は初日の事がどうも煮えきらなかった。
私が就職したシロアリ工事の店舗から個人で仕事を貰ってる社長さんがいたので相談することにした。
そうすると辞めたければ辞めればいい。と言われ私は決心がつき辞表を出して辞めた。
無職となった訳だがすんなりと次の場所が決まった。
織機を作っている会社に入り梱包作業をする仕事だ。
最初はやはりかなり緊張していたがすぐに馴染めた。
すぐに馴染めたのはコンビニで接客をして色々な人を見てきたからだと思う。
工具なんて今までそんなに触ってきてなかったので覚えることからだった。
紐結びも初めてで覚えるのには時間がかかった。
就職して1年たった頃だ。
パワハラをされてしまって軽鬱症状になってしまったのだ。
どんなパワハラをされたかと言うと初めてする仕事を任されて私なりに頑張って最後までやっていたら後ろでずっと喋ってるだけの上司がこんなんじゃダメだ最初からやり直しと言われたり教えてくださいと言っても自分で考えてやれと言われたり、私が一生懸命やった所を自分がやったかのように課長とかに言ったりと色々あった。
そんなことがあって私は部署移動することになり梱包班から業務部になる。
業務部では年上の人しかいないからすごい気楽で分からないことも聞きやすくすごく居心地が良かった。
それから1年後私は付き合ってた人と結婚することになる。
結婚をして2800万円40年ローンで家を建てた。
家具家電も全て私が払った。
最初は楽しかったのだが楽しくなくなったのは1週間後からだ。
何故かと言うと寝るところは一緒だったのだが私は鼻も悪く口呼吸が多い。
いびきがうるさくて寝れないと言われた。好きでいびきをかいてる訳でもないしいびきだけですごく言い詰められた。
仕事をして帰ってくると実家から敷布団を持ってきていてそれをみせながらどっちが敷布団で寝る?と言われたから私が敷布団で寝るしかないだろうと思って敷布団で寝ることになった。
買ったベッドで寝たのはたった数回だ。
結婚してから数ヶ月後にじいちゃんは亡くなった。
最後に話したのはただいまって私はじいちゃんに聞こえるくらいの声で言ったらじいちゃんはなんじゃわれ何怒っとんじゃって言ってたと思う。
じいちゃんとは喧嘩別れをした。
親とはじいちゃんが亡くなってから話すようになった。
8年ぐらい喋っていなかったと思う。
リビングで敷布団を敷いて寝ていたのだが朝5時からガタガタと2階から降りてくる音で起こされてまともに寝れた記憶は無い。
ご飯は作ってもらっていたから皿洗いなどは私がしていたし風呂掃除も私がしていた。
お風呂掃除をしてもお風呂を一番最初に入ったことなどなくみんなが入ってから私が入るのでお風呂は冷たくなっていた。
愚痴を聞くのはいいのだが毎日のように愚痴から悪口になっていたから聞くのがしんどかった。
聞いているのにちゃんと聞いてないと言われて怒られたりした。
朝も起きたらおはようと言うのだが低い声が聞こえにくい人だったので朝出来るだけ高めに挨拶をするのだが聞こえてないのか無視をされていたのか分からないが返事がなく先にトイレに行って戻ってきたら何で起きたら挨拶しないの?と怒られた。挨拶したといっても聞こえてないんだから意味が無い、挨拶出来ないとか障害者?と言われた。
ご飯を作るのがしんどいってずっと言うのでたまにだが作っていたのだが気に入らなかったのだろう。
ご飯作るのしんどいって言ってるのに何で分からないの!?と言われたりと毎日のように何かにつけて怒られていた。
朝挨拶しても返事がないから何回か挨拶したけど返事がなくトイレから帰ってきたら何回言ったら分かるの?挨拶すら出来ないの?と怒られご飯も作らない皿洗いしただけで家事をした気になるなと怒られ急に過呼吸になり私が袋を渡したら殺す気かと言われ子供が袋を渡すと素直に受け取った。
そして私が仕事に行く時間になったのだが玄関まで行って私の靴を投げつけてお前なんて死んでしまえ!と言われて私は仕事にいった。
その日は弁護士とも会うことになっていたので仕事は午前だけして午後から弁護士とあって話した。
家に帰るにしても早いのでカラオケで落ち着こうと思いカラオケへ行って歌っていたのだが気持ちがぐちゃぐちゃになっていてこのままだと今日自殺するなと思ったので会社の同期に連絡をしたらすぐに駆けつけてくれて今日はネットカフェに泊まると伝えたら帰ってこないと話し合いにならないとか言われてどうしても帰りたくなかったので無視をしてたら大量に思い出したくない(思い出せないのだが)ぐらい怖いメッセージが来ていた。
それからの記憶は6時間程ないのだが同期に聞いたら先輩を呼んで病院まで運んでくれたみたいだ。その間、私は過呼吸になりながら手の甲や首を掻きむしって血だらけになっていたみたいだ。
苦しい 。
つらい。
病院に行って鬱と診断され仕事は休職して実家に住んでいる。
今はリワークスクールというところに通いながら離婚調停が終わるのを待っていると言う状況だ。
はやく終わることを祈るだけである。
それまでは復職もなかなか出来ない状況で困っている。
お金も底がつき親から借りてローン返済をしている。
これから先はどうなるかは分からないが楽しい未来を待つだけだ。