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静かな場所

私はとても静かなところに住んでいる。
自然が豊かで虫や鳥などの生物もいて近くには川が流れている所に住んでいるのだが周りには人はいない。

朝、目を覚ますとカーテンを開ける。
すると外からの朝日が差してきて眩しいが少しづつ目が慣れてくる。
私は、窓を開け目を瞑る。
川が流れている音、風がふいている音、虫や鳥たちの声などが聴こえその音を聴きながら10分程度私は頭の中で考えている思考を静めるのだ。
これが私の朝の習慣だ。


ご飯を食べ終え私は散歩に行く準備をする。
水筒に温かいお茶をいれて外に出る。

今日はとても天気が良く気分がいい。
いつもの散歩コースを歩こうかと思ったが今日は何故か初めて歩く所に行こうと思った。

知らない道を歩きはじめて30分少し疲れたのでベンチがあったから腰をかけ水筒に入ってる温かいお茶を飲む。
スズメなどが鳴いている自然の中で飲むお茶は家で飲むお茶と違って感じ方が違う。
お茶を飲み終えてまた歩きはじめた。

1時間ほど経っただろうか…
かなり古い怪しい看板を見つけた。
『この先あなたの思っている景色とは違う景色が見えます』
かなり怪しい看板だが何故だかすごく気になる。
私は気になったらずっと気になるタイプなのでとりあえず行ってみることにした。
人が1人しか通れないような細い道が続いている。
本当に思ってる景色とは違うのか不安だがとにかく歩く。

すると目の前に広がる景色に私は涙した。
ずっと昔に亡くなった妻と見に来ていた場所だったのだ。忘れていた事をたくさん思い出した。

亡くなった妻はお花が好きだったのだ。
今、目の前に見える景色はすごく綺麗なお花がたくさん咲いている。
ここに毎週のように妻と来てたくさん色んなお話をしていたものだ。
亡くなってからはきっぱり来なくなっていてここの場所すら忘れていた。
初めて歩く場所だと思っていたがそうじゃなかったただ忘れていたのだ。
看板も私が作っだんだったな。

そう言えば今日は亡くなった妻の命日じゃないか。
もしかしたら妻は私と一緒にここに来たかったのかもしれない。
手を合わせ妻に
「長いこと忘れていてすまない。あなたが亡くなってからは私は何もかも忘れてしまった。今度からは毎週来るようにするからまた一緒に話そう」と妻に伝えてその場を離れた。

そして私は帰路についた。

家についてすぐに私は仏壇に行き妻に
「今日はあなたと一緒に綺麗な景色を見る事が出来た気がするよ。あの場所に連れていってくれたのはあなただろ?ありがとう。」
 と伝えた。
 そして私は疲れたので横になり寝ることにした。



最後まで読んで頂きありがとうございました。
小説書くのが初めてなので読みにくかったりするかもしれませんが…
またこんな感じの小説を書いていけたらなと思うので良ければまた読みに来てください。
それではまた。

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