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子供の精神的幸福度が低い国、日本

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ユニセフは2020年9月3日、38ヶ国の子供たちの精神的・身体的な健康と、学力・社会的スキルについて調査報告書を発表しました。
(2021年のものは探してみましたがありませんでした。最新の結果が2020年のもののようです)

上の表は、日本とアメリカの順位のみ抜粋したものです。
肥満度や運動能力などの身体的健康は日本が1位、アメリカが最下位の38位でした。
アメリカは肥満率が高いことが大きく影響しているのでしょうね。

日本について言及すべきなのは、精神的幸福度です。
日本はなんとワースト2位。

精神的幸福度とは?

15歳の生活満足度アンケートと19歳までの自殺率を指標に割り出されたもの。
日本は、子供の健康状態は良く飢餓や病気、戦争等による死亡率は低いのに対し、自殺率が平均より高い(38ヶ国中12位)こと、
生活満足度が低い(ワースト2位)ことから、日本の精神的幸福度が低いことが分かります。

より詳しく見ていくと、
日本の子供は読解力や数学的能力といった学力は高いのに(38ヶ国中5位)、
コミュニケーションスキルや新しい友達を作るスキルといった社会的スキルはとても低い(ワースト2位)ことが分かりました。

子供の社会的スキルの低下と、それに伴う帰属意識や自己肯定感の低下、そしていじめやコロナ禍のストレスにより、生活に満足できない子供が多いのです。

ユニセフの調査結果の詳細はこちら。

このことを憂い、嘆いていても事態は好転しません。
「社会的スキルが低い」ことを踏まえ、子供が適切に自身の意見や気持ちをアウトプットできるよう育てていくことは全ての大人の使命です。
同時に、「社会的スキルが低い」現状を理解し、大人が常に子供に目をかけ、見守り、些細な変化を見逃さずにアプローチしてあげることも使命であると言えます。

子供が相談に来るのを待つんじゃなく、
「悩んではいないか、様子は変わっていないか」と大人側から心理的アプローチをしていくことが大切だということです。

カウンセラーとしては、やはりクリニックや事務所で相談に来てくれるのを「待つ」だけでなく、
「こちらから迷い悩む子どもを探し、見付け、手を伸ばす」ことが急務だと感じます。

迷いや悩みを共に解決していくカウンセリングを、もっともっと普及させるために。
手の届きやすい、すぐ身近にあるものとして認識してもらうために。
学校現場へ、地域社会へ、子供を、悩める人をこちらから探しに行くカウンセラーにならなければ。
そのための第一歩として、まだまだこの場で発信を続けていきたいと思います。

カウンセリングって、弱いから使うものじゃないよ。
少し立ち止まった時、話したいことがあった時、自分を客観視したい時、
カウンセリングはいつもあなたのそばにあるんだよ。

まだまだ、まだまだ、伝え続けたい。
この国の見えない壁を、壊す日まで。
(相談者へアプローチしていくことをアウトリーチといい、このことに関して書いた記事はこちらです↓)

同じように思ってくださる方、応援してくださる方、スキやサポート、紹介、フォローしてくださると本当に嬉しいです!
必ず日本の子供、カウンセリングを救う力にします!!

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カウンセラー兼占い師 アイサ



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