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試そう!社会資源「ヨシケイのメリット」

シリーズ化するか未定だが、社会資源を身をもって体験することは有意義。ということで、初回はヨシケイ。

実は、ずっと気になっていた。配食弁当は障がい者や高齢者に勧めることが多々ある。配食弁当も奥深いもので、カロリーの違い、土日が休みかどうかなどに留意する必要がある。が、相談経験がまずまずの私でも、実際にはよくわかっていない資源の一つがヨシケイだ。同僚の中には、家庭で利用している人もいたりして話は聞いていたが、その同僚たちからも高齢者等にヨシケイを勧めた話はあまり聞かない。商品に福祉的な意味づけが薄いのだろうと思うのだが、一見福祉的でなくても役立つ資源は多々ある。私の乏しいへそくりを使って試すことにした。

まずホームページで確認。5日間お試しがあるではないか。我が家は四人家族なので、四人前。6000円なり。お試しだから安いようだが、実際にいくらなのかはっきりした記載がない。そして、どうやら二人分かららしい。一人暮らし用はないのか探してみたら、レトルトものや弁当は高齢者向きがある。しかし、それでは配食弁当とさして変わらない。ヨシケイの特徴は、やはりカット済みの食材で簡単に調理できること。だと思う・・。ひとまずオーソドックスな「cutmeal」を申し込む。支払いはクレジットで行った。


お試しは、この4種から選ぶ。お試しできないものも含めると多彩だ。

注文後は・・・

ネットで注文後、予想外に、直接配送担当者から電話が。これがまた丁寧。ネットの専用サイトはお世辞にもわかりやすいとは言えなかったが、それを補ってあまりある対応。安心して商品を待つ。そして、カタログが届く。1週間分のメニューはこちらに。通常料金も記載がある。4人分だと5日で10,000円を超える。

食材が届く

翌週、食材が届いた。5日間のうち、ほぼ妻が調理。妻の感想は「とても簡単。何も考えなくていい」と絶賛。本当なのか?料理初心者の私も挑戦することに。

食材は玄関先に発泡スチロールに入れておいてある。心配な方は、鍵付きのボックスを借りれる。が、有料。
中身は、断熱性がありそうな仕切りで食材が分けられている。保冷が必要なものは下に。保冷剤入り。

きっちりとした梱包。
ちゃんと仕切りで分けられている。野菜は上。
下には肉と冷凍のナスが。
メニューは別紙カタログにある。

よし!調理だ

意気込んだものの、やはりまずはメニューと睨めっこ。簡単なようだが、料理自体に慣れないので理解するのに時間がかかった。なるほど、片栗粉や料理酒は自前のものが必要なんですな。分量もご丁寧に記載がある。


サラダ用の野菜を茹でる。
湯切りして盛り付けるだけ。


メインの肉は、酒などを入れて揉む。その後炒めるだけだ。

完成!!

調理の手順が理解できれば、あとは順調に進む。野菜もカットしてあるし、肉も揉んで炒めるだけ。盛り付けはへたっぴだが、味は完璧。子どもも「美味しい!」と好評。味の感想は、薄すぎず、濃すぎず。絶妙だ。研究し尽くされているのだろう。作りたてということもあり、やはり弁当とは全く違う。そして、量。子どもたちにはやや多い。食べ過ぎるきらいがある私には、腹八分目。つまりちょうどいいようだ。追加で何も食べなければ、間違いなく健康的。実際にこれ以外で食べたのはご飯と納豆のみ。

完成品。盛り付けは雑だが、味は完璧だ。

まとめ

妻の評価ほど「簡単」とは言えなかったが、私でもできるし、多少疲れていてもこれならできる。分量もちょうどよい。食材を購入して調理するとありがちな、作り過ぎるということもない。味は弁当より圧倒的(個人的感想)に良い。高齢者から調理をする機会を奪いかねない弁当。逆に、ヨシケイのメリットは「自分で調理する」という部分に尽きるのではないだろうか。
それに、担当者の丁寧なこと。単にしっかりと教育されているというよりも、仕事を楽しんでいるような印象を受けた。

難があるとすれば、「二人前から」という点。一人暮らしの場合はどうすればよいのか。しかし、この点は工夫でなんとかなる。例えば週2日間注文し、1食分を冷凍しておく。注文していない日はこれを解凍調理。同じメニューの日が1週間以内にできてしまうが、それくらいは我慢できる範疇かなと思う。実際に、職場の先輩はそうしているらしい。さすがだ。

さて、我が家はというと。妻が言うには、「こればかりだと、料理を忘れそう」と、危機感を感じていた。だが、疲れて休みたいなと思う時には利用したいとも。価格は普通にスーパーで買い物して一から調理するよりも高くつくので、ほどほどに。
やっぱり試してみるものだ。ヨシケイのファンになった。次回は何を試そうか。乞うご期待。

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