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応援を行動に、つながりに、結果に、【vol.8】Run(フリーランス講師)「講師1年目でもうまくいく学級経営」

こんにちは!シリーズvol.8です!#Nonameschoolオンラインイベント、本日はRun先生による「講師1年目でもうまくいく学級経営」についてでした。

シリーズについては以下

講師紹介:Run先生(小学校教諭)

今回登壇していただいたのはRun先生(Twitter@zambian_run)です。小学校で講師2年目ですが、JICAでの経験などから自分なりに信頼を勝ち取る学級経営を突き進み活躍されている先生です。
youtube(Dr. riot)もやっており、今は出版に向けても活動しています。

なんと、今回のイベントの前日にお子さんが生まれました!生きている毎日がハッピーイベント!!みたいなエネルギッシュでドラマティックな方のようです!

今回の登壇では、学級経営において意識していることをたくさんぎゅっとつめてお話してくれました!!ざるさんのツイートから激アツなスライドと、いわたつさん(@hippotatsu
)のまとめをどうぞ!!


まずは自分のからだから

googleでも実践されているルール「業務時間の20%は何をしてもいい」というのをRun先生は自分の24時間に置き換えて実践を意識しているようです。

その理由として「余裕を持つこと」を大切にしています。余裕を持つためには「食事」と「睡眠」がやはり重要で食事の内容から睡眠前の生活、アラームなどかなりこだわって実践していました。

私の出会った方で、さわやかに熱く活躍されている方ほど「食事」と「睡眠」にはかなりこだわっている印象です。朝の炭水化物は私も最近は控えるようにしましたが確かに集中力はあがりましたね!

お話を聴いて、新たに実践しようと思ったことは

・寝ているときはスマホを機内モードにする
・アラームで起きない

この2つはやってみたいなと思いました!


どうしても、日本の働くひとの多くは

「仕事をする時間 = 真面目に一生懸命集中して取り組む」

という意識が根付いているので、このように自分のための時間を意識してとることは大切ですよね。

信頼を得るために。向き合いのスタンスは「共に」

Run先生は保護者や子どもたちの信頼を得て、魅力的な学級づくりをするために、自分を100人に1人の肩書きを3つ用意し、その掛け算で表現しています。

Run先生だったら

(1)JICA:海外での先生経験
(2)バスケ:学生時代、それなりに活躍してきた
(3)youtuber:顔も出して、ばりばりに投稿している

自己開示はリスクが伴う(特にyoutubeはそうですよね)けれど、それ以上に自分の価値観や経験をダイレクトに伝えることで教育観を保護者に公言できることはメリットも大きかったようです。

1のリスクよりも100の期待!!

ただの「先生」よりも「youtubeやっている先生」「ポケモン強い先生」「アニメ好きな先生」「海外で暮らしてた先生」から学ぶ方がわくわくしてきますよね。

こんなゲーム実況してくれてる先生がいてもいいじゃないの。

また、保護者の願いをとにかく受け止めるスタンスを大事にしていて、「僕、がんばりますので」ではなく「家庭と一緒に成長したい」という思いを最初に伝えるようです。

保護者とのコミュニケーションも一方通行ではなく、
・電話をかける基準
・されて嫌なこと嬉しいこと
といったところを最初にきちんとシェアするなど「一緒に」「共に」のスタンスが素敵でした。

実態を把握して切り込む「ランナーとウォーカー」

また、子どもたちは大きくわけてランナー(学力上位層)とウォーカー(学力低位層)がいて、その実態を把握して子どもたちと関わることも大事だそうです。

Run先生の場合は

・ランナーにはノウハウを
・ウォーカーには娯楽を

ランナーには学習方略などを伝え、勉強が楽しい、もっと頑張りたいという状態を先につくるそうです。そしてウォーカーとはとにかくたくさん遊び、授業中は勉強が得意なランナーたちがウォーカーに勉強を教えるという、生産的な相互作用が生まれるように工夫をしていました。

時短ではなく生産性を求める

この意識を常にもって、ウェルカムボードやゲーム、学級通貨など面白いを醸し出す仕組みで、子どもたちが学校や勉強に魅力を感じる学級づくりをしているそうです。(この辺を詳しく書くととんでもない記事の量になるので出版される本に期待・・・)

また、ランナー、ウォーカーへのアプローチは人それぞれなので、あくまでもRun先生の場合であること、自分なりの生産性や仕組みを大切にするのがいいということもおっしゃってくれました。

地域や学年によって子どもの実態は異なりますものね。

遊びに価値を、未来をみせる

また、勉強を教える、指導するというよりも「遊びという手段をどのように使うか」の視点から切り込んでいくRun先生ならではの工夫が魅力的でした。

子どもたちは非日常を求めている

だからこそ授業ではみられない姿、側面にヒントや価値があり、Run先生は「おっ」と思ったら昼休みでもなんでもノートにメモをとるそうです。

ポケモンでもどうぶつの森でもなんでも、とにかくわくわく遊ぶこと、そしてやるときはやる、それを伝えるために

・ギャップを大切にすること
・未来の可能性をみせること

ここを上手に使いこなしている印象でした。声が低くなってゆっくりしゃべるときは本当にちゃんと聴いて欲しいことを言うからねというメッセージを子どもたちに浸透させることや、頑張った結果、どんな未来の可能性があるのか変化した姿を想像させながら話すことで、メリハリのある「遊びと語るのギャップ」を生むことができるそうです。

魅力的な教育者に「経験をしよう」。感想

時折Run先生から溢れる方言のパワーがたまらなかったわたしです。最近思うのですが、本気で子どもたちと向き合って、本質と常に向き合っている先生方の言葉にはパワーがつまりまくっているなあと。

それはRun先生が最後に伝えてくれた、「先生自身がたくさんの経験をすること」にもつながるのですが、本を読むだけでは入ってこないリアルな感情体験、感覚体験っていうものがパワーのある言葉をつくり出すのだなあと。

ビリから這い上がっていく経験、もっとしてみようと思いました。

そう考えるとやっぱり恋愛はかなり学びの深い体験になるよなあ。教育とつなげてみたいなあ。

本日も主催者のざるさん、登壇してくれたRun先生、参加者の皆さん、ありがとうございました!そして夜はnonameschool職員会議(懇親会)でしたね。熱い夜でした!ありがたいなあ〜〜!

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