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応援を行動に、つながりに、結果に、【vol.9】ジーコ(みんなの学び館)「先生、学校に行かなきゃいけないの?」

こんにちは!シリーズvol.9です!(今回のイベントは出席が叶わなかったため、youtubeで後から勉強させていただきました!)#Nonameschoolオンラインイベント、本日はジーコ先生(みんなの学び館)による「先生、学校に行かなきゃいけないの?」についてでした。

の前に!!
クラファン第二弾無事に終了しました。多くの支援・・・ざるさんやったね!

たくさんの支援を頂いたこと、その貢献に参加できたことを嬉しく思います。いつもありがとうございます!

講師紹介:ジーコ先生(みんなの学び館)

今回登壇してくれた先生は、福岡市にあるフリースクールみんなの学び館を運営しているジーコ先生(@laolaos_koji)です。青年海外協力隊として海外で保健教育を中心に活動され、日本に戻ってから不登校の子の支援をしたいとフリースクールを設立し勢力的に活動されています。

Twitter
先生、学校は行かなきゃいけないの??(@namonakigakkou)

ラオスにいたときは、仏教の魅力に惹かれ出家もしておりそのことについてなんと本も出版しているユーモア溢れた先生です。

さっそくぽちりました!笑

なぜ不登校支援をしているのか

海外で教育活動をしていたジーコ先生、なぜ不登校支援に注目したのかというと、日本の若者の自殺者数が多いことに課題感を強く持っていました。諸外国と比較しても、教育に関してはトップレベルで豊かな日本であるにも関わらずなぜ若者の自殺者数が多いのだろうかと。
そして自殺をする子たちの多くが不登校であること、学校に魅力を感じることができていないこと。その事実としての課題と不登校の子たちの力が活かしきれていないことは、日本にとっての損失でもあり、世界的にみても多きな損失だと考えます。

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不登校という言葉をなくしたい

義務教育は絶対にいかなければならないもの。学校を休むということはこの社会に対応できない。といったネガティブなイメージがかなり社会に根づいているいまのこの現状。

そんなイメージを払拭したいという熱い思いを語ってくれました。

H28に設立された教育機会均等法では
不登校への配慮について具体的な記載が書かれました。それによって学校に行かなくても教育を受ける機会を国が提供してくれるというものです。

つまり不登校が法律で認められたということになります。

ではどのように学習をしていくのか。

代表的なものとしてフリースクールがあります。フリースクールは個人経営、NPO法人やボランティア団体などが運営する民間の教育機関であり、内容や理念は設立した過程によって様々なものがあります。

子どもたちひとりひとりにあった学びの場を選ぶ選択肢のひとつとしてもっともっと認知されてほしいものですね。

不登校、学校を休むという行動がもっと自分らしくポジティブな選択肢のひとつとなる未来を強く願っています。

コロナによって不登校の疑似体験ができた

今回のコロナをきっかけに、社会が大きく変わりました。各地の学校で急速に進んだオンライン化、家庭学習の対応。学習の方法、手立てを模索し始め、あらゆるサービスが加速して進みました。

自宅にいながら、安全を確保し学習を進めるシステムの急速な発展です。このシステムをなぜ今まで不登校の子たちに与えなかったのかという思いはひとつ置いておいて、今回全国の家庭でわが子が不登校になった場合の生活を強いられたのです。

不登校の家庭の殆どの両親は仕事を減らさないといけないという事実があります。そんな家庭の状況も全国で身を持って経験したのではないでしょうか。

それを知った我々がすべき教育の在り方、支援はこれから大きくキーになっていきそうですね。

ポストコロナ時代に必要な教育

ジーコ先生はポストコロナ時代に必要な教育として、時代が変わっても変わらないものを大切にしていこうとして2つのポイントをお話してくださいました。

(1)ひとりひとりに向き合うこと
(2)上位目的は何かを常に考えること

(1)ひとりひとりに向き合うこと
分散登校によってみえてきた、子どもたちと向き合う時間の大切さやあたたかさの時間の重要性を先生方は認識し始めているそうです。一日の大半を集団として拘束するのではなく、ゆったりとした時間のなかでひとりひとりと向き合う時間を大切にする仕組みを今後も取り入れていく必要がありそうですね。

(2)上位目的は何かを常に考えること
これは手段が目的と化してはいけないとお話してくれました。オンライン化を導入することが目的となるのではなく、なぜオンライン化を導入するのか、なぜ分散登校をするのか、その本質的な部分を常に立ち返って考えていくことを忘れてはいけないよね。というメッセージをくれました。

意味のわかっていないことは、やる方も、される方もワクワクしませんものね。(化粧を禁止する指導がその問題については深堀りしやすい例だったりします)

過去記事の紹介

※無料部分でだいたい本質的なところは受け取れると思います!

これからの先生に必要なこと

そして、ポストコロナ時代を支える先生方に必要なこととして5つまとめてくださいました!

(1)コーチング
(2)カウンセリング
(3)ティーチング
(4)メディアリテラシー
(5)異文化理解・他者理解

うん。そうですよね。全てに解説を入れると1万文字を軽く超えてしまうので控えますが、本当にこの5つを「ひとの人生に寄り添う」という視点で兼ね備えた人は人格者だなあと。そしてこの力は養ってから活用するのではなくて、日々養いながらひとと向き合っていくのだよなと改めて考えさせられる登壇でした。

ジーコ先生が最後にホンダの創業者本田宗一郎さんの言葉を紹介してくれました。

理念なき行動は凶器、行動なき理念は無価値

自分らしく哲学ある行動をとって連鎖させていきたいですね。

こうでなければならないを疑おう:感想

本当に多くの先生方のイベントに参加するたびに「やっぱそうだよね」という思いと自分の活動のモチベーションにつながる思いと、この「そうだよね」でつながる先生方の和が広がって子どもたちに届くといいなあと感じます。

答えのない問題に常に柔らかく、熱く向き合っていく姿勢。それをシェアできる仲間っていうのが今後重要になってくるのではないでしょうか。

「仲良しこよし」ではない仲間
我々は「新たな価値」を生み出し続ける集合体の一部であり、創造主なのかもしれません。

登壇してくださった、ジーコ先生、主催者のざるさん、参加者に皆さん、今回も素敵な機会をどうもありがとうございました。

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あゆむ
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