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そういうところ可愛いな、と思った長女のお話


面白いなぁと思ったことがありましたので
備忘録の意味も込めて。

※ 虫のこと、でてきます。苦手な方がいらっしゃったら、不快かもしれません。


*   *


中学1年生の長女がいます。

お洋服やお化粧に興味深々、
体つきも大人っぽくなってきました。

制服姿もすっかり様になって、
会えない友達とは
LINEのやり取りでコミュニケーションして、
中学校生活をおかげさまで楽しんでいます。


毎日あれこれと、
これは小学校、、いや幼稚園の頃から
全然変わりませんが、
その日あったことをずーーーーっと、
しゃべっています。

次女(小4)も同じなので、
そして、私だってその日にあったことを
娘たちに話したいので、
女3人でお喋りがとまりません。


そんな日々です。


*  *



昨日のお話。

学校から帰ってきた長女。


手洗いうがい、着替えなどを済ませ
そそくさとキッキンに来ました。

『ねぇ、ママ聞いてよ。』
『さっき帰り道でさ、ミミズが死んでてさ』


え?そうなの。
雨だし、出てきて力尽きたのかな?


『あー、そんな感じ。死んでるの?どうしてここにいるの?と思ってつっついたの。そしたら動くんだよねミミズ』


ふーん、生きてたの。


『そそそ。でもさ、絶対危険なわけ。位置的に。だから、公園に連れてったの。』


公園はいいの?笑
ミミズ的に。



『いやわからん!でも土の中の方がいっかなと思ってさ。それで、公園で指で土掘ってたらさ』
『ヨシト(仮名)が知らない間に後ろにいて』『ぎゃあ!ってなったの。ビビるわほんと。』


ヨシトくんから見て
長女が怪しかったんじゃない?笑



『そうらしいよ。笑。』
『ミミズは触れるのにオレには悲鳴とか失礼なやつ!なにしてんの?って言われたから、かくかくしかじか、話した。』


ふうん、、、
ヨシトくん珍しいね、話しかけてくるの。



『そうなのよ、だから余計にびっくり。今日に限って!見られたくなかったのに、、!』



なんで?


『えー、まあ、たまたま1人でよかったって思ったんだよねー、ミミズ助ける時。』

※長女は基本的に仲良し3人で下校します

『エナ(仮名)も、ミオン(仮名)も、ミミズ嫌いすぎて、カサカサのミミズにも大悲鳴あげるから、、』



うんうん
嫌いなものは仕方がない



『なんか、3人だったらミミズ助けられなかったなと思ってさ。"よかったねー、ミミズぅ、私一人の時で" って1人で言ってたから、ヨシトに聞かれてたら恥ずいんだが。』



あ、そゆことか。
雨だし聞こえてないでしょ笑

で、ミミズはなんて?



『あー、、私は助けたつもりだったけど、、わからんよね。"はあ?こっからあそこまで行ったんだっつーの!んもー、ふりだしにもどったわぁ"とか思ってるかも』

『ありがとうねぇ!って言ってそう♡って満足したけど、ママに今改めてそう言われると、あの子の気持ちはわからない、、、、』




でも、、轢かれるよりは、、ねえ、、



『ねえ、、、』
『しかしさあ、ママ』
『エナなんて特に、ミミズだけじゃなくて本当に虫がいたらもう死ぬ!みたいに泣き喚くの』



じゃあエナちゃんを長女が守んなきゃ。
盾となり矛となり、エナを守ってよ。
でも害虫からは2人で逃げてよ。


『任せといて』
『ミミズだって、オケラだって、あめんぼだってみんな生きてるし友達だと』



やなせさんか。



『やなせさんだよ』


そうだな、、
パパもそんな感じで付き合ってるしね。



『でしょう』
『これがいわゆる、生活文化ってやつか』



え??
あ、そうかな、そうかもね。
いや、、そうなの?笑



『そうでしょ、キャンプでバッタ飛んできた時に逃げたら、ママが "お邪魔しますねー、お願いしますー" って挨拶してたじゃん笑笑』



うん、、
でもあれは、、


『バルコニーに鳥がきたら、お、いらっしゃい〜ってパパと一緒に挨拶してるじゃん』



うん、まぁ、でもあれは、、



『わかってきた気がする。』



何を?



『家庭科でやった、生活文化の継承』


、、、。
いや、それ、、、



『ミミズが、、』



いや、、なんか、、


『でもミミズ、、』



いや、、なんか違うな、、
生活文化、、ほら、おだしのとり方とか
掃除の仕方とか、お仏壇のこととか、、


『やなせさん』



やなせさんじゃなくて



『かこさとし』



かこさとしもだけど



『違うのかなぁ、この家で育ったから、私の中で全自然は私であり仲間だと!』


、、それはいいと思う。笑

なんか、でもそれ"生活文化"の"継承"なのかな?
継承ってさ、代々受け継いでいくこと、だよ




『教え、とはちがうのかなぁ』
『エナもうちで育ったら、私みたいに "自分と虫は同じ?いやちがうのか?" って悩むんかな』


ミミズの件で
めちゃくちゃ話膨らんでるね。笑

そういえば、
ミミズって軟体動物?


『、、、、、、。りょ、、両生類?』


、、、、。

※長女、期末テスト週間です。理科のテスト範囲はズバリ生物。


『えっと、、、ミミズ、、、』


、、、。
だめじゃん。笑
私もわかんない、、。


『類、類、って!生き物をわけなくたって、みんなみんな、、!!』


呼吸の仕方からして違うんだから
そこ、分けていいかと。



『、、、教科書みてくる、、』



*  *


そんな、他愛もない話をしていたら、
次女が小学校から帰ってきました。



『次女: ただいまあ!!!』

『次女: ままぁ!!マンションの下にミミズがいた!!!きもちわるう!!』

『次女: 明日の朝までにどっかいきますように!!あああきもちわるう!!!』


( ゚д゚)!



*   *


ということで、
ミミズが触れるとか触れないとかは
個人個人によるもので

生活文化、とはまた違うのです。


同じ親が育てても、
次女は、ミミズがさわれません。


カエルも
バッタも
手にのっけられるのに
ミミズはなんでだめなんだろうな。
ちょっと、自分と見た目が違いすぎるからかな。


虫たちは可愛いものです。
よく見ると目も、手も。



※害虫はとても辛いけれど
対峙したら戦います。
極力外に出す努力はします。
お互いにつらいものがありますが
やむを得ない場合は家族の安全を優先します。
できる限り会わないように、
そのために意識して5階以上の階に住んでいます。それでも、ごく稀に出会ってしまいます。


*  *


それにしても、お年頃な長女の
昔から変わらない部分といいますか、
可愛い部分を垣間見れた、
嬉しくて面白い会話でした。

その思いやる気持ちを
いつまでも持っていて欲しいです。

そう、伝えました。


なんの取り止めもない親子の会話でしたが
可愛いなぁと、忘れたくないなと思ったので綴りました。


最後までお読みいただき
ありがとうございました♡


ちなみに、
ミミズは環形動物でした🪱

まだ、【その他の無脊椎動物】としか、
習ってなかったとのこと。
一つ先取り学習できた長女なのでした。

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