#50 インスリン療法
こんにちは。
薬についてちょっと詳しい人(薬剤師)です。
日々の業務で感じたこと、気づき、疑問などをつづっています。
さて、前回までに、糖尿病とはどのような疾患であるかを長々とお話ししました。
よくわかっていないという方はまずはこちらから。
私は薬剤師なので、薬についてお話ししますが、前回もお伝えした通り、食事療法、運動療法を含めた生活習慣の改善をした上での薬物療法です。
薬飲んでいればOKではありませんので、それを踏まえて、糖尿病に使われる薬をみていきましょう。
糖尿病に使われる薬は、大きく4種類に分けられます。
①不足するインスリンを補う
これはそのままインスリン製剤です。
インスリン製剤は、身体から分泌されるインスリンが不足している分を補う目的で使用します。
体内でのインスリンには、実は2種類あるのをご存知でしょうか?
それが基礎分泌インスリンと追加分泌インスリン。
基礎分泌インスリンとは、血糖値が一定の範囲に維持されるように調節している、常に分泌されているインスリンです。
それに対し、追加分泌インスリンとは、食事により血糖値が上昇した時に分泌されるインスリンのことをいいます。
インスリン製剤は、なるべく生理的なインスリン分泌動態に近づけるように、主に3種類のインスリン製剤があります。
●基礎分泌に対応する持効型・中間型
●追加分泌に対応する超速攻型・速効型
●どちらにも対応するように配合された混合型
これらを患者さんの血糖動態に合わせて使用します。
例えば、超速効型を毎食直前+持効型を寝る前に打つ…とか。
朝だけ追加分泌を補充する…とかですね。
針はとても細くて、痛みを感じにくいですが、いつも同じ場所に注射すると、皮下組織が萎縮したり、硬くなったりするので、インスリンの効果が減弱してしまうので、注意が必要です。
インスリン療法を始める際は、必ず薬剤師か看護師が使い方の説明をしますが、長く使っていると、例えば消毒を忘れたり、押す時間が短かったり、はたまた単位数がめちゃくちゃだったりと自己流になっている方がいらっしゃいます。
一度、インスリン注射の使い方が正しいか確認してみてはどうでしょうか?
最後に、使用済みの針は、針刺し事故を防ぐために、蓋のついた硬い容器(ペットボトルは口が小さく入れにくいので、瓶や缶が良い)に入れて、かかりつけの医療機関に持って行ってくださいね。
疑問や質問あればお気軽にご相談ください。
▷あやこのお薬相談室
参考:薬がみえるVol.2
まるごと図解 糖尿病看護&血糖コントロール
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