
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を読んでみた
どんな本?
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』は、自分の「好き」と「得意」を掛け合わせ、本当にやりたいことを見つけるための本です。
「やりたいこと」が見つからないのは、見せかけの「やりたいこと」に惑わされているからだと著者は言います。本当に大切なこと、仕事の目的、得意なこと、好きなことを見つけ、それらを掛け合わせることで、自分だけの「本当にやりたいこと」が見つかる道筋を示します。
本書は、ワークシートや質問形式で自己分析を進められ、著者の体験談や事例も豊富で、読者は共感しながら自分と向き合えます。モヤモヤした日々から抜け出し、本当にやりたいことを見つけたい人におすすめです。generated by gemini
読んだきっかけ
目標設定とキャリアプランを考えていた際、山登り型と川下り型のキャリアの考え方があることを思い出した。いわゆるWill-Can-MustのWillが強いか、Mustが強いかの違いがある。ベン図で表現する際にWillの部分が弱いのが現状であり、「やりたいこと」の言語化を考えたときに出会った本である。某密林での評判も良かったため、購入した。
この本を通じて、以下のことを学びたいと思う。
「やりたいこと」の見つけ方を把握する
「やりたいこと」を言語化する
「やりたいこと」の見つけ方をコーチングできるようになる
気になった言葉
いつも人の考え方に揺り動かされていたので、自分の軸がないと常々感じていました。そしていつも迷っているので仕事も上手くいきません。自分の軸がない状態は、未来が分からないのでとても不安でありました。
今そうなっている方は、考え方を根本的に変える必要があります。自分の判断基準を外側にある「他人軸」に頼るのではなく、内側にある「自分軸」に切り替えなければいけません。
良い言葉だな~~って思いました。会社の先輩から指摘された言葉・考えは先輩自身の軸であり、考え自体は大事です。しかし、他人の言葉で考え方が揺れ動くのは、そうではないなと。自分軸を立て、建設的に対話できるようにしなければと思いました。
1. 好きなこと
2. 得意なこと
3.大事なこと
自己理解メソッドの3本柱です。
好きなこと(=情熱)の特徴として、
興味があってもっと知りたいと感じる
関わるだけで面白いので「これが本当に仕事でいいのか?」と感じる
「なんで?」「どうすれば?」のような問いが湧いてくる(なんでロボットは動くの?)
得意なこと(才能)の特徴として、
やっていて心地いい
頑張らなくても無意識にやっている
ストレスがないので夢中になりやすい
やっていると自分でいられる感覚がある
仕事でなくても普段から自然とやっている
他の人に対して「なんでこんなことができないの?」と思う
得意なこと(才能)とスキル・知識は異なる。
大事なこと(=価値観)の例として、自由に生きたい、人に優しく生きたい、安心して生きたい、穏やかに生きたい、熱中して生きたいなど。
「大事なこと」が自分の内側に向くと、人生の目的が決まります。「大事なこと」が他人や社会など外側に向くと、仕事の目的が決まります。
子どもに聞くべき正しい質問は「今何やっているのが楽しい?」です。この質問をすれば、子どもがどんなことに興味を持っているのかを知ることができて、子どもが本当に楽しめる仕事に繋がりやすくなります。
好きなことと得意なことをまとめて確認できる良い質問だなと思いました。採用面接とかでも使えそうだなって思いました。
・好きなこと→なぜこの業界なのか?
・得意なこと→どうやってこの仕事で成果を出すのか?
・大事なこと→なぜこの会社なのか?
採用面接でとても役に立つ根拠になるんだなって思いました。明確に説明できるのはとても良いことだと思いました。
所感
前半では本当にやりたいことを導き出すためのメソッドを説明し、後半では実際のワークを通じて本当にやりたいことを導き出す内容でした。
エッセンシャル思考を読んだことがあったため、それに通ずるところがあるなと思っていたら参考書籍に並んでいました。
実際に「大事なこと」「得意なこと」「好きなこと」のワークをやり、だいたい3時間でした。
特に「大事なこと」のワークでは、私の価値観を導き出せたことは有意義だったと思います。
私は、楽しさやワクワク感を創造することを最終的な目標としています。そのために、冒険心や好奇心を原動力に、様々な知識を積極的に学びます。また、安定や秩序、合理性を維持することも重要な土台だと考えています。そのため、与えられた役割には責任を持って取り組みます。
実際にワークした内容を備忘録として画像で貼り付けておきます。




