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「ナンバーワン」ではなく「オンリーワン」

ナンバーワンを目指すことに、疲れたあなたへ。

負けず嫌いの性格から、私は今までナンバーワンを目指して生きていました。全体のナンバーワンでなくても、あの人と比べて上、この人と比べて下……他者比較ばかりするたちだったのです。

でもあるとき、周りの人が教えてくれて気がつきました。

「あなただからこそ頼みたい」「あなたにしかないものが欲しいから」「あなただから打ち明けたい」「あなたは信用できる」「あなただから一緒にやりたい」「あなたのありのままが好き」

「あなただからこそ」「あなたにしか」背伸びしない、ありのままの私を認めてくれたのです。

すると、他者と比較しても何にも生まれていないことがわかりました。狭い世界で自分にしか見えない範囲で比較をする。上の人を見れば自分の不出来さを嘆くし、下の人を見れば自分の不出来さに安心する。誰かよりも上か下かなんて、今ではばかばかしいとさえ思います。自分を否定することにもなりますので、自分が信じられなくなって心が疲弊していきます。私がそうだったように……(^_^;)

ナンバーワンは残念なことにすぐに入れ替わります。政治でもスポーツでも会社でも。平家物語にもあるように、諸行無常です。たけき者も遂にはほろびます。みんなが頂点を目指すのですから、応援する人ばかりではない。足を引っ張られることだってあります。そのナンバーワンも、誰かが用意した物差しにすぎないのではないでしょうか。過去の自分が作りだした物差しかもしれません。自分の物差しだって変わっていくし、欲が出てもっと無理難題を自分に負わせることになります。今は良くっても、いつかキャパオーバーになります。

ナンバーワンは疲れました。誰かと自分を比較して上だの下だの、心が疲弊するばかりです。いいほうに向けば結果をだせますが、同時に自分にふりかかることもある諸刃ようなものです。

それよりも、オンリーワン。自分だけとか自分にしかないもの。それを探し、見つけ次第突き詰めて、より輝くように磨いていったほうが、心も満たされませんか? 自分にしかないものは、意外と自分では気がつかないもので、近くで自分をよく見ている人のほうが知っているかもしれません。私も周りの人に気づかされました。……だからこそnoteを始めてみました。

オンリーワンにも大変なことがあります。ナンバーワンは正直目指すものが明確ですから、あとはそうなるようにこなしていけばいいと思います。でもオンリーワンはずっと「自分にしかできないこと」を考える必要がありますから、ナンバーワンより目指しにくいかもしれません。

別にナンバーワンが絶対目指さないほうがいいとか、そうは思ってません。ナンバーワンを目指すとき、オンリーワンを目指すとき、どちらの選択肢もあっていいと思います。ナンバーツーでもスリーでもいいわけです。私だって負けず嫌い体質なので、気がついたらナンバーワンを目指そうと心が疲弊するまで無理をすると思います。でも今は……

ナンバーワンよりオンリーワンを目指したいです。

「あなただからこそ頼みたい」「あなたにしかないものが欲しいから」「あなただから打ち明けたい」「あなたは信用できる」「あなただから一緒にやりたい」「あなたのありのままが好き」

そう言ってくれた人たちを信じて。

あやさわえりこ

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