人と比べて辞めないで
好きなことをやめたくなるのは、その好きなことが嫌いになったときじゃない。
比べてもどうしようもないのに人と比べて自分が劣っていると身に染みてわかったとき。この人に敵わないなと思ったとき。
私の周りにもいました。好きなことなのに、何年もずっと続けてきたことなのに、自信を持っていたことなのに、
「あの人には敵わない」「あの人のように私よりすごい人はもっといる」「あの人は天才だけど、私は凡人だ」
そう考えてほとんどの人がすごく見える「あの人」と自分を比べて、自信をなくし、目標を失い、好きなことをやめてしまうのです。
そういう人、いやというほど何人も見てきました。夢を諦める人のほとんどがその理由な気がします。少し前にも同じようなことを書いたかもしれませんが……。
私もそうなりかけることがあります。好きなことはずっと続けていますが、いざすごい人を見ると身を引こうとさえ脳裏によぎる。
私は「あの人」のようなカリスマ性もコミュニケーション能力も持ってない。
人は人、自分は自分、状況も環境も違うんだ……そう自分に語りかけるのに大変です。
でも考えてみてください。人と比べて辞めるなんてもったいなくないですか?必ずしも一番にはならなくてもいいんじゃないですか?一番になれないから辞める、自分は身を引くなんて……ものの価値って、才能の価値ってそれだけじゃない気がします。もちろん、いろんな考え方があって当然です。いくら一位を他人に獲られようと目指し続ける人もいると思います。
なんにせよ、諦めてはそこで終わりです。一位を目指し続けることも、新たな価値を提供しようとすることも、その好きなことや続けてきたことを辞めては何もなせないのです。かつて自分が掲げていたこと目標には届きません。
自らの手で目標を終わらせることが必要な時もときにはあるでしょう。それぞれいろんな事情があるのですから。でも、言わせてください。
人と比べて自分の能力を卑下して諦めてしまうのは、もったいないのでやめましょう。
お読みいただきありがとうございます。