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病と転職を重ねようとも。私にとっては唯一の夫。

今日の記事は
まったく適応障害に関係ない 笑


たぶん、復職前だからか
頭のなかだけでも、現実逃避したいのだろう 


*****


ということで、今日は
ささいなきっかけから
夫と結婚した経緯を思い出し

そこから
「私にとって、夫との結婚はどういうものなんだろう?」ということを思い巡らしたので

それを残しておきたい



※2000字と長文になっております
ご興味のある方だけ、よかったらどうぞ ^^




夫について

これまでいくつかの記事で書いたが


夫はクローン病という難病をかかえており

8時間働ける身体ではなく
高齢者のような身体の持ち主

今朝も、自宅で皮下注射をしていた



そんな中、夫がある本を読み始めた


この病をも賜ものとして
~生かされてある日々~


夫、どういう心境の変化なのだろう。


このタイトルを夫に置き換えると

クローン病をも賜ものとして
になるのか?


目がテン (・_・)



夫はこの病気のために
何度仕事を辞めたか分からない


にもかかわらず
「病をも賜ものとしてとらえていこう」
と、夫はしているのか?

彼にたずねた


すると、夫から出てきた言葉がこちら


三浦綾子さんはこの本を書いたとき
ガンを患っていた

僕は病気で退職せざるをえなくなったとき
いつも
「こんな病気なんか、なかったら良いのに」
と思う

でも、綾子さんのとらえ方は違ったよう。
ガンですら、神から与えられたものとして
捉えていたんだって


綾子さんは病にたいして
どう向き合っていたのか?

それが知りたくて
ひさしぶりに彼女の本を読もうと思った、と


……


妻の私、そっかーと思った。



私たちのなれそめ


ここで、不意打ちに
わたしたちの馴れ初めを書いてしまうことになり恐縮だが…


私たちは
三浦綾子さんの読書会で出会った。



当時私は26才で
綾子さんの本にめちゃくちゃ救われ
綾子さんが、心の中心になっていた


あまりにもファン過ぎて
当時、関西で主催していた
三浦綾子読書会に参加してみたら
そこに夫がおり

彼が「いかに綾子さんが、僕にとっての心の支えか」を熱弁していたのだ。


「なんやこのひと、めっちゃ綾子さんのことが好きやん」と
心の中でその熱弁ぶりに爆笑してたんだけど


会が終わった後、彼から

「よかったら、綾子さんの本について
ご飯を食べながら語り合いませんか?」
と食事に誘われたのだ
(書いててはずっ)



私は他県から来ていたのもあり
「まぁ、一見さんみたいなかんじで
一回くらいいっか」と
ちょー軽いノリでご飯にいったら

翌日から、夫の電話の嵐
電話だけでなくメールと手紙も届く

しかも書いてある内容は、本の感想文 笑



彼と摩訶不思議なやりとりが続き
なんやこの関係ーー?、と思っていたら

4か月ほど経った頃かな?

突如彼が
「僕と結婚してくれませんか?」と


いや、待て。

おぬし、まだ付き合ってない、と


******



私は物心ついた頃からずっと
「結婚=崩壊」
みたいな図式があった


けど、彼と出会い
毎日連絡をもらうなかで


少しずつ
「この人、熱心でいいなー」と
思うようになった


最初は小ばかにしていた彼の熱心ぶりに
いつのまにか心が捕らえられていったという…


それから
結婚前提のお付き合いがはじまり
半年後に結婚、と

はやーい


結婚して、夫が難病発症

まさか結婚して数年後に
夫が難病を発症してダウンするとは
夢にも思わず…

しかも、それで
夫が転職を重ねることになるなんて。。


発症時、子どもがすでに2人おり
我が家の経済が厳しくなった


なので、私は急遽
働き方を変えることにし、

一家の大黒柱になるべく
今の職場へ転職



結婚時の誓約


結婚時にする、有名な誓約があるよね

「病めるときも健やかなるときも…」
というやつ


私は最近
この病めるときも…というフレーズを
よく思いだす



夫が病んでる時も

汝の夫を愛しますか?、と

……


私は夫が仕事を辞めるたび
いつも自分に問う

「もし結婚前に、夫の病気が発症していたら
私は夫と結婚していなかったのか?」、と

その問いをするたび

「いや、私は彼の人格を好きになったんだ。
彼と私の人格が結合して、今の私がある。
だから、夫が病気であったとしても
私は結婚していた」
、と

毎度その答えに帰着する






話を冒頭に戻したい


この病をも賜ものとして


このタイトル
私のケースにあてはめると


適応障害をも賜ものとして”
になるのか?


いやー ないよねぇ 苦笑


でも、夫が読み進めていくなかで
彼が何か感じとるものがあり
私にも読んでみることをすすめられたら…

そのときは、読んでみようと思ってる


そう思うと

付き合ってる頃も
結婚して13年たっても
綾子さんの本を読んで
感想をシェアしあう、という
心の交流は変わっていない


夫が病で苦しもうと、転職を重ねようと
私にとっては、彼の存在こそが神の賜ものだ



そう気づいたとき
彼との結婚に、しみじみ感謝した。



…と、すごい長文になってしまった😱

さいごまでお読みいただいた方
もし、いらっしゃったら
ほんとにありがとうございました ^^