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女性向け広報には雑談がヒント!?

ドラマ「ホットスポット」が面白い。
幼馴染み3人が繰り広げるタイムリープドラマ「ブラッシュアップライフ」同様バカリズムさんの脚本で女子3人の圧倒的雑談が光る秀逸なドラマです。
バカリズムさんは「架空OL日記」など、リアリティある会話のあまり「OLの生まれ変わりかよ」というほどの雑談再現がずば抜けています。

私が好きなのが、この「雑談」
女子歴42年の私の体験談を話します。

実は女性向け広告を作る際にこの雑談がベースにあると重宝することがありますのでそのことについても書きたいと思います。


ドラマ『ホットスポット』の魅力

最近観たドラマ『ホットスポット』に夢中!!!!!
幼馴染み3人が繰り広げるタイムリープドラマ『ブラッシュアップライフ』同様、バカリズムさんが脚本を手掛けたこの作品。
女子3人の圧倒的雑談が光る秀逸なドラマで、日常の何気ない一コマに隠れた面白さをこれでもかと引き出してくれます。

バカリズムさんといえば『架空OL日記』などリアルな日常描写が有名ですが、リアリティある会話の再現力はまさに圧巻。
「OLの生まれ変わりか?」と思うほど細かい雑談の描写に、思わず引き込まれてしまいます。
 

バカリズム脚本の特徴

『ホットスポット』の魅力は、なんといっても日常の「あるある」を切り取ったセリフの数々。例えば、「忙しい仕事中は雑談が中断されがちで、まとまった会話ができない」という小さなイライラ。このような“共感の種”を見事に言語化してくれるのがバカリズム脚本の醍醐味です。

主要なストーリーだけを繋げれば15分程度で終わるような内容ながらも、雑談を通じて観る人を笑わせ、共感させる。圧倒的なリアリティの雑談が、ドラマ全体を支える大きな柱になっています。
 

同世代の「あるある」に共感できる点

40代前後の同世代がつい「わかる!」と声を上げたくなるようなネタの宝庫であることも、『ホットスポット』の特徴です。
身近な男性社員の噂話や、仕事の愚痴、家庭の細々とした不満など、どれもリアルすぎるエピソードに頷いてしまいます。
変なあだ名つけたりwww 世の男性諸君、変なあだ名にご注意を。

また、細かい設定や描写も見逃せません。
例えば、「雑談が長尺で続くのは実は贅沢な時間」という視点を提示してくれるところが面白いし深い学びがあったりします。
この作品を通じて、雑談の魅力に改めて気づかされました。
 

雑談の持つ力と意義

社会のモヤモヤを受け流す緩衝材としての役割

3人以上で繰り広げられる雑談は、ただの暇つぶしではありません。
むしろ、社会のモヤモヤや不満を受け止める緩衝材のような役割を果たしているのではないかと感じます。

例えば、理不尽な出来事や、家事・育児・介護における不平等
こうしたストレスや不満を、雑談の場で笑いに変えたり、軽く受け流したりすることで、日々の生活を乗り越えるエネルギーにしているように思えます。

高いランチ会を楽しむマダムたちの姿を以前は「贅沢だな」と感じていましたが、今ではその気持ちが少しわかります。
あれはただの贅沢ではなく、彼女たちなりのガス抜きだったのです。
 

個人的な雑談体験

私は三姉妹の長女で、家族LINEが賑やかなことでも有名(?)です。
たった数時間見ないだけで未読が100件を超えることもしばしば。
その内容といえば、「肉が食べたい」「寿司が食べたい」といった食べ物の話や、「また子供が熱を出した」という日常的な愚痴ばかり。

こんなどうしようもない話題でも気軽に送り合える相手がいるという安心感や幸福感。これこそが雑談の持つ最大の魅力だと感じます。
  

女性向け広告に活かせる雑談力

女性の購買意思決定権の高さ

株式会社MaVieが2021年に行った調査によると、家庭で使用する商品やサービスの購買意思決定権の約8割を女性が握っていることがわかっています。(40代以下では夫婦で選択する割合が増える)
この傾向は、女性の収入の有無に関係なく見られるものです。

特に生活用品や家庭向けのサービスにおいて、女性が「自分ごと」として捉えられるような広告表現は非常に重要です。

雑談の"くだらなさ"が共感を生む理由

雑談の最大の価値は、実はその“くだらなさ”にあります。
日常の小さな出来事や愚痴を話せる相手がいることで感じる安心感。
これを広告にも応用することで、より女性に寄り添ったメッセージを伝えられるのです。

例えば、雑談の中で「最近この洗剤に変えたら、汚れが本当によく落ちる」という話題が出たとします。この何気ない会話が、同席している人たちに「試してみようかな」という購買意欲を生む可能性があります。

もし女性向けの広告制作で行き詰まったら、まずは女性たちの雑談に耳を傾けてみる。それが、より共感を得られる広告作りへの近道になるはずです。
 

まとめ

『ホットスポット』を通じて改めて感じた雑談の魅力。
そして、それが社会や広告の中で果たす大きな役割。

あなたもぜひ、雑談の力に注目してみてください。そして、自分自身の「雑談できる場所」を大切にしてみてはいかがでしょうか?

いわば、このnoteも私の雑談のテーブルのようなもの。
今後もお付き合いいただけたら幸いです。


ここまでお読みいただきありがとうございます。
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別府 綾/映像ディレクター
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