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佐賀県 武雄と嬉野ぶらり1泊ゆとりの夫婦旅【前編】

こんにちは。
福岡でテレビショッピングを中心に映像ディレクターをしている別府です。3児の母、共働きのフリーランスです。

先週、夫婦2人で武雄と嬉野に1泊旅行。
3人の子供を実家に預けて実に長女妊娠以来約10年振りのゆっくり旅をレポートします。
後編はこちら↓


佐賀の広大な平野で食べるモンブラン

子供たちを預けて佐賀を目指す途中に見つけたミニストップ。
いかがですか、広大な佐賀平野で食べるモンブラン!

ちなみに青色と黄色は、色相環の中でざっくり補色の関係。
補色は色相環という色の関係図の中で反対に位置するのでお互いの色味を引き立て合う関係にある色のこと。
スカッと気持ちが良い青空に黄色が映えます。

2つの味が楽しめるモンブランをゆっくり食べられた!

おまけ。
「お!」と思った、レジのトッピング。
ミニストップといえばソフトクリームですが、私もカラーシュガー大好きなので普通のソフトクリーム買ってたら間違いなく買ってたと思います。マーケティング的に「ついで買い」の大正解例だなと思いました!


新しいお店開拓「そばの実 咲」

次に立ち寄ったお蕎麦屋さん。
小高い場所にあり開放的な店内は新装開店で可愛いお花が飾ってあり、しかしインテリアの色調はダークで蕎麦が映える上品なお店。
地元民で賑わい心地よい空間でした。
店員も優しいなごやかな方ばかりでとても好感的です。

駐車場も広く開放的
最初の揚げた蕎麦のお通しも美味しかった!
二割と十割、食べ比べができる
揚げ物が絶品!想像の2倍サクサク!
いただきます!

そばの実 咲
所在地: 〒843-0012 佐賀県武雄市橘町大字片白9023
営業時間: 11:00〜14:00 木曜定休日
電話番号: 0954-33-4040 ※2024年12月2日現在

googleマップより
 

デザインあれこれ、ユニクロの今と昔

次に立ち寄ったのは実はユニクロw
普通に肌着を買う私たち…日曜昼に立ち寄ったので地域のお客さんでごったがえしていました。
たまたま感謝祭を行なっていたので懐かしいロゴの限定記念品タンブラー。現在のロゴになってから封印したと思っていたのに懐かしくて嬉しかったので頂きました。

今回は同時に、開業当時スタッフがユニフォームとして着ていた初期ロゴをプリントしたスウェットとTシャツを復刻販売されていました。
ユニクロさんはCMやサイトなどおしゃれさを前面に出すところと、セールチラシ画像や感謝祭のハッピなど、「デザインの適材適所」が冴えているのでとても参考になります。

このロゴ、懐かしい!!地元にあったなぁ…

ついでに、駐車場の交通整理がわかりにくくて少しもどかしい印象も。
これはこのイレギュラーな状況ではしょうがないのだけれど。
車の流れと交通事情と2人のスタッフの連携、何事も仕組みのデザインだなぁと思いました。

例えば、駐車場の進入場所に合わせて優先的に誘導する駐車場所を決めておいて何台通ったら止めるとか、2人の合図を決めておくとか。
こういうのを臨機応変に組み立てられる、こういうふうにしようと率先して提案出来るって難しいなぁ。と考えるなどしました。

武雄に移住したいと思える武雄市図書館

そして有名なあの、おしゃれ図書館に到着。

入り口の看板からセンスがよく紅葉も映える

最初に向かったのがこども図書館。
図書館の前はベビーカーでも行きやすいように屋根付きのスロープと子供たちが走り回れる芝生広場。

天気がよく気持ち良い
ガラス張りで明るい外観、ガーランドで楽しい雰囲気

子供専用に図書館がある。
これ、子供向けの絵本や書籍だけ大人と別にあるのがすごくいいなと思いました。子供の声にイライラする高齢者にも優しいデザインですし、子供にとっても絵本や子供向けの本が選びやすく安全安心な空間です。
空間が持つアトモスファー(雰囲気)って不思議とその場を形成する大きな要因なんだなと思いました。

全体的にナチュラルな色合いで、床が落ち着く草のような深緑、下から上にかけて徐々に明るくなる照明、そして広い窓で空へ遠く抜ける開放感。
本の森で癒されるようなそんな印象を受けました。

中は天井が高くて開放的
子供たちは自由に気軽に好きな本に触れることができる
tupera tuperaさんの巨大なイラストも

一方大人の図書館はシックで落ち着いた雰囲気。
壁の蔵書も普通に読めて、陳列がわかりやすくて数もすごく多い。
これだけで老後、武雄に移住も良いなと思えるレベルでした。
人間の知識欲って結構、侮れないなと思いました。
(実際、移住フェアもこの時開催中でした)

1階スタバ近くから
2階全体を見渡せる場所

これ、面白いのが図書館内で写真を撮って良いスポットが「写真撮影はこの2ヶ所だけです」と掲示されていることです。
せっかくデザインされた図書館を「この角度から撮るとベストショットが撮れますよ」と言うことで安易に変な写真はあげさせない。
これはディズニーランドや観光地でも取り入れられている手法。
SNSなどで情報が広まりやすい昨今、庶民の動きまでデザイン、しかも公共施設でというのがすごく感心しました。

実際に外国人観光客の方がここで写真撮っていました。(我々も)

そもそも海外の方は他の観光地などより少なく、地元の学生さんがたくさん勉強しているところも好感度大!
観光地化されていなくて適度に地元の人々が有効利用しているところが素晴らしかったです。

武雄市図書館
所在地: 〒843-0022 佐賀県武雄市武雄町大字武雄5304−1
営業時間: 9:00〜21:00
電話番号: 0954-20-0222 ※2024年12月2日現在

googleマップより


いよいよ、目的の三船山楽園ホテルへ

「三船山」だけあって小高い山の頂に位置する三船山楽園ホテル。

その昔、神功皇后が新羅からの帰りに「御船」をつながれたことから、その名が付いたといわれる標高210メートルの御船山は、佐賀県武雄市の象徴

入り口から宿泊客と立ち寄り客は駐車場進入箇所を明確に分けてありお金を正しく使うことの優位感を受けます。

黒いコーンまで品のある印象
秋の景色が美しい
季節の飾り、自然のつたが這うのもまた目に心地良いおもて看板
一転、扉の中は暗闇にランプが灯る幻想的な世界
フロントではタブレットでチェックイン作業
ウェルカムドリンクが出てくるカウンター、ほぼ見えないくらい徹底している

こちらのフロントは別のnote記事にも書いたチームラボの作品。
「当然フロントは明るく、かくあるべき」を取っ払った潔さ。

チェックインも懐中電灯で照らすという徹底ぶりに心から感心しました。
ちなみに、今回の旅行でチームラボによるアート作品鑑賞の感想はこちら↓

館内、フロントの階段を登ると見えてくる格式高い昔ながらのホテルの趣を残した落ち着いた印象。最初の階段の壁が昭和の漆器壁を彷彿とさせて触るとこのホテルの長い歴史を感じます。

ところで、この圧倒的現代アートと歴史あるホテルの融合がすごくよかった裏にこんなストーリーがあるとは宿泊当時は知らず…オーナーの小原さんの大変な苦労の末の結晶なのだと知らされました。
大事なことにはたいてい後で気づく…下記記事、経営者必読です。↓


さて、廊下や室内も歴史と現代風が交差する調和の取れた洗練された印象。
元々の作りは昔ながらだけどインテリアや壁紙やアメニティなど局所的にこだわりがとても深くて愛を感じるから気持ちが良いのかもしれません。

大切なものを大切に、古さと新しさを同時に受け入れる。温故知新。

廊下も落ち着いた見た目
とにかく三船山の自然の絶景が素晴らしい
木材のコップがこじんまりとかわいい
アメニティは浴室と同様におちついた印象

 

ドラマ「サ道」でも光ったこだわりのサウナ

このホテルの今1,2を争う名物がサウナ。
サウナのミシュラン「サウナシュラン」で殿堂入りを果たしているほどサウナー(サウナを愛する人たち)にとっては聖地なのである。
当然写真は撮影出来ないのでオフィシャルサイトをご参考に↓

私のサウナデザインについて感想はこちら↓

やはり、全ては体験。
今まで味わったいわゆる「普通のお宿」では体験できないものがたくさんあり、少し高いお金を出しても経験することって大切だなと改めて思いました。
 

夕飯は地元の食材をふんだんに

さて、旅の大きな楽しみ、食事。

前菜から地物のをふんだんに マコモダケを初めて実食!
メニューはこちら
白身魚のパイ包み焼き
茶碗蒸しも濃厚なお出汁が効いている
佐賀牛のせいろ蒸しも肉の旨味が素晴らしい絶品
きのこだけなのにこんなに満足できるお鍋
最後のアイスまでこだわり抜いている

お食事もさることながらワインリストも豊富でスタッフも品がよく丁寧。
居心地のよい大人の雰囲気でした。
 

自然こそ最高の贅沢

そして夜はチームラボの廃墟アート。
さらに、三船山楽園の素晴らしい紅葉と超満点の星空。

チームラボのアートも素晴らしいけど、この長い歴史がある楽園と悠久の歴史がある宇宙の神秘を前にするとね、もう何も勝てないわ。

もちろん、自然と言っても木々の配置など当然ながら自然でこうはならないわけで。造園主・鍋島茂義公のこだわり、池と山の木々の配置の妙。
夜ならではの幻想的な風景。

初めてオリオン座の中央三点の星の周りにこんなに他の星や星雲があったんだと40年生きてきて初めての体験でした。
視力がICLで1.5になったことと冬の快晴という条件が相まって一番の星空を見ることができました。

拡大してください、星と紅葉の絶景を
御船山楽園ホテル・御宿竹林亭の宿泊客は萩野尾御茶屋で営業する「茶屋バー」も利用可能
 22:00〜(最終入店24:00)

この茶屋BARがまた良くて。

ウィスキーやオリジナルカクテルがたまらない!
寒いけど開けっぱなし。でも足元に各席ヒーターと膝掛けが用意されていてその環境で紅葉を見ながらいただくホットドリンクが格別でした。

1日目の感想

どこを切り抜いても、心地の良いなと思った理由はしっかり温故知新
古さと新しさが共存してそこに愛があるから。
しかも廃墟にすら、やたらに壊さずそこに価値を見出す飽くなき探求の姿勢が見習いたいなと思いました。何が悪いも良いも正解も間違いもないんだ!

今回は特に、まだ小さな子供たちがいないことで環境を五感でしっかり堪能することができて大満足。
と同時に夫婦で「これは長女が好きそうだね」とか「子供たちこの図書館連れてきたいね」とかやはり会話の中心になる子供たち。

実は夜は部屋でNETFLIXの極悪女王を鑑賞w(何してんねん!)。
普段ずっと見たいねと言っていたけど多忙すぎて一緒に都合がつくタイミングがなかなか無くて良い機会になりました。

そんなふうに、都会から離れた田舎でも好きな映像を観られる現代の凄さも実感しながら1日を終えたのでした。
旅に来ていても、正解も間違いもないのだ!

2日目の感想もまた書きます、よければフォローしていただけると励みになります!


ここまでお読みいただきありがとうございます。
ご意見コメント楽しみにしています。

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別府 綾/映像ディレクター
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