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【動画内製化への道#5】 企画から撮影まで(前編)

こんにちは。
福岡でテレビショッピングを中心に映像ディレクターをしている別府です。動画を自分で作りたい方や企業、団体に向けた記事を書いていきます。

動画に限らず、チラシを作ったり、悩み解決を促すためには?という基礎的なこともお伝えします。すでに動画発信を行っている人へも、映像のプロが行っているちょっとしたコツが垣間見れるかと思います。

記事は前編と後編でお届け予定で、有料記事はまとめてマガジンで発信しますのでマガジンの方がお得です。

https://note.com/ayapomme/m/mb73cde41a88f

今回は撮影前に気をつけることについて書きます。
過去シリーズのまとめ記事はこちらを参考にされてください。

https://note.com/ayapomme/n/n54f761557b61

https://note.com/ayapomme/n/n7b9bd63912ec

https://note.com/ayapomme/n/n61320754096b

それでは本編です↓



撮影前に最低限決めておきたいこと「誰の何のため?」

前回は企画についてお伝えしました。
企画とは「誰に、何のため」の動画かを決めたほうが良いという話でした。

今回はそれを踏まえて、撮影前までの工程をおさらいでまとめましたので載せておきます。

超絶わかりやすく言うと、「誰向けのテーマなんにしようかな〜」「どんなふうに喜んでももらえるかな〜」「一応問題ないかな〜」と考える、いう感じです。

私たちプロも大まかに言うとこのような流れで壮大な企画書を作り、プレゼンを行いお仕事を受注して、撮影にいどみます。
この作業でオリエンテーションから早くて2,3週間ほど、長くて数ヶ月かかります。そのくらい規模(予算や関わる人数)が多いと決めること(説得することや人)が多くなりお金と時間がかかります。

逆に言うと、規模が小さければこの工程も1日や2日で自主完結できると言うこと。しかし忘れてはいけない工程として覚えて欲しいと思います。

シナリオ作りは映像の設計図

テレビショッピングの撮影ではたくさんの人が関わります。
当然、ディレクター(演出家)の頭の中にだけしか何を撮るかわからない状態だと全員がスムーズに進行できません(たまにありますが)。

そこで頭の中を言語化し形にします。ディレクターは、撮影前段をまとめる人、台本に沿った必要なことをまとめる人とも言えると思います。

構成概要(何をするか概要)を作ったあとに内容の流れを台本や絵コンテとしてさらに細かく内容を詰めた原稿を作成します。

その後、撮影がある場合の流れを下記にまとめました。

台本やコンテを作成するのに、テレビショッピングの場合は最短3日ほど、おおむね1〜2週間ほどで完成します。
作成にあたり、シナハン(シナリオハンティング)やロケハン(ロケーションハンティング)事前取材などをして具体的な情報を入れる場合もあります。

展示映像や会社紹介映像など正確な情報や多岐にわたる情報が必要な場合、事前に膨大な資料を参考にしたり何度も取材したりして確認修正の工程を経て数ヶ月かけてシナリオが完成することもあります。
それだけ、動画は情報を整理してまとめて見せることができ理解が進むコンテンツだということが言えます。

昨今はAI技術が進んでいますが、このネットに上がっていない古くからある文献などをデータにして見比べて先方の要望に沿って打合せをもとに整理して提示現場を見て状況を反映して生の声を活かす作業などはまだ当分AIには出来ない我々人間が出来る仕事かなと思います。


撮影は段取り8割、準備すると良い資料

シナリオができたら撮影がある場合は撮影の準備です。
(イラストを動かすアニメーションや写真構成の映像は撮影の必要がないのでシナリオに沿った要素を準備して編集の工程に進みます。)

詳しい内容は案件によりけりですが、私が撮影時に使っている資料のサンプルを載せておきます。このようなものを毎回案件ごとにアレンジして準備しています。

映像制作ってお金と時間がかかるんだよな〜というお声をよく聞きますが、このような下準備を色々しているからこそ丁寧な仕事が出来て信頼につながりクオリティの高い成果物が出来そして結果が伴う、とも言えるのです。

1人の場合はこれらが自分の頭に入っていれば用意する必要はありません。


映像としてどんな要素が必要かビジュアルでまとめる
インタビューがある場合は想定質問と回答例があるとより安心
全員の予定をたてるためにもあると安心、準備の時間も考慮できる


当日忘れ物抜け漏れがないようにリストを作る



まとめ、そして次回について

今回は企画から撮影までの準備についてお話ししました。

この資料を参考にするだけでも撮影までが漠然とせず少しはイメージできると思います。動画に限らず、イベント開催などにおいても準備ごとの参考にもなるかもしれません。

ただこれを知るだけでは撮影は上手くなりません。
何度も撮影して練習し動画を実際に作って発表し反応を見ることで具体的に撮影が上手になっていきます。何事も経験です。

さて
次回は具体的な撮影時についてご紹介します。
このアカウントをフォローしてぜひ有意義に活用していただけたらと思います。それでは今日も良い一日になりますように!


ここまでお読みいただきありがとうございます。
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#企業のnote #広報の仕事 #動画制作 #内製化 #企画会議 #AI

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セールス映像ディレクター / 別府 綾
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