"瞑想しない"マインドフルネスな話①マインドフルネスとは?なぜ良いの?
10/6(日)にウェッジウッドさまにお招きいただき、阪急百貨店 阪急うめだ本店のウェッジウッド特設ショップにて、「いつもと違う場所で味わう 大人ピクニック」というテーマでお話させていただきました。
呼吸に意識を向けるマインドフルネス瞑想も好きで自分自身でも実践していますしトレーニングとして有用だと思っていますが、同時に「瞑想だけがマインドフルネスじゃない」ということも大事なメッセージとして伝えています。その考えに賛同してお声かけいただいた企画だったので、本当に嬉しかったです。
そして当日は30分でこんなことをお話させていただきました!
☆マインドフルネスとは?なぜ良いの?
☆大人ピクニックで叶うマインドフルネスな時間〜3つのポイント〜
1.五感で味わう
2.自分の今の気持ちを聞いてあげる
3.評価せずあるがままを感じる
☆コンパッションで幸せ度アップ!
今日は一番最初のトピック、マインドフルネスとは?なぜ良いの?について書こうと思います。
(分厚い本が何冊も出されている奥のふかーいマインドフルネスなので収まりきらない!のですが、私がこのイベントでお話したこと書かせていただきます。)
マインドフルネスとは?
まず、マインドフルネスとは・・・「今ここに意識を向けること」です。マインドフルネスは、もともとうつ病患者のケアのためにジョン・カバットジン氏が、禅の手法から宗教的要素を取り払い「マインドフルネスストレス低減法」として開発したものが広まりました。「今ここ」に意識を向けることによって、集中力を向上させたり、心の安定を得ることができると言われています。
「え、私、今ここに意識ありますけど。」と思った方、本当にそうですか?人の話を聴きながら、自分のことを考えてついつい意識が遠のいたり、目の前で美味しいご飯を食べているのに、テレビのグルメ番組の料理に思いをはせたり・・・意識しないと、意外と「今を生きていない」ってこと、ありませんか?
人間の長い歴史の中で、こんなにも安全で食べるものの心配がいらない毎日を送れるようになったのはごくごく最近のこと。
昔は今のように屋根があって安全な場所に暮らせていた訳ではないのでいつ野生動物に襲われるか分からない、天気予報も無ければ保存技術も発達していなかったのでいつ食料が途絶えるかも分からないという状況でした。
そこで、過去のことを思い出して「あの時ああしていれば・・・」と後悔し、未来を思い「もしこんなことが起こったらどうしよう」と悲観することで、今できる備えをして生存確率を上げてきたのです。
そこで、 人間の性(さが)として過去や未来のことを思い浮かべるとデフォルトでネガティブバイアスがかかってしまうのです。つまり、今ここで無いことを考え続けてしまうと、無意識のうちにうつうつとした気持ちになりやすくなってしまうのです。
一方で、現代はスマホやネット、広告の普及で、一説によると平安時代の人が得ていた情報量を一日で得られるようになっているとも言われています。意識的に「今ここ」に意識を向けないと、過去や未来に気持ちがいってしまいがち。そして昔なら一生知ることもなかったような、自分の知らない誰かの悲しいニュースに心を痛めて、自分まで落ち込んでしまったり。過去や未来のことを思い出したり、ニュースを見ることが悪い訳ではなく、"無意識に"過去や未来、自分では無い外にばかり意識を向けている、という状態が続いているということが問題なのです。
そこで「マインドフルネス=今ここに意識を向けること」を意識する、ことが大切になってきます。「今ここに意識を向けることを意識する」ことで、ネガティブバイアスから解放され、心の安定が得られるのです。
ではどうすればマインドフルネスになれるの?ということですが、次回は大人ピクニックで叶うマインドフルネスな時間〜3つのポイント〜についてお伝えしたいと思います。
(おしまい)
マインドフルネスを体験してみたい!という方はこちら☆
10/30(水) 19:30-21:30 in 品川