植物には妖精がいる?③
そんな時、新聞に気になる広告を見つけた。
「花を飾ると、神舞い降りる」 須王フローラ サンマーク出版
自分が最近、やっている「花を活ける」って何なのか、この本に書いてあるような気がして、速攻、アマゾンで購入してみる。
作者は、実際に、花についている妖精と交流できる人である。
アマゾンのレビューをそのまま引用してみる。
花はそこにあるだけで、リラックスさせてくれます。
華やかな気分にもさせてくれます。
うれしいときだけでなく、悲しいときも気持ちに寄り添ってくれます。
花には、なぜそんな力があるのでしょうか。
じつは、すべて妖精の仕業。
すべての花や木には、妖精がいるのです。
妖精は、この世を構成する5%の「見える世界」と、
95%の「見えない世界」を自由に行き来することができます。
妖精が、見えない世界から見える世界にやってくるとき、
見えない世界のエネルギー、つまり「神のエネルギー」も一緒に運んでくるのです。
だから、「花を飾ると、神舞い降りる」なのです。
花は、「見える世界」と「見えない世界」をつなぐ
世界でいちばんかんたんな魔法なのです。
この話をすぐ、呑み込める人も飲み込めない人もいると思うが、自分は、なんだか納得してしまった。花はいちばんかんたんな魔法か!
花は、「見える世界」と「見えない世界」をつなぐ
世界でいちばんかんたんな魔法なのです。
本を最初から読んでみるととてもやさしい語り口で、彼女の話に引き込まれる。彼女自身、全く理路整然としていない状態で、その花を商う世界に飛び込み、妖精と出会っていった。その話がなんとも面白い。
子供の頃からあった能力を、この世の中を生きやすくするために封じ込めてきたが、病気をきっかけに、その力が覚醒する。
植物に、花に妖精がいたらと考えると、私がしていたことは、うちの図書室に妖精を招き入れることで、妖精が、子供たちの願いを叶えてくれたりして・・・と思っていた。
誰もこの真実を知らないとしても、花を活けることを、この本を読んだ自分だけがわかっていたらいいことかな、と思った。
そして、人間が知っていることは実はたいしたことではなく、彼女の言う
「妖精は、この世を構成する5%の「見える世界」と、
95%の「見えない世界」を自由に行き来することができます。」
という話には大賛成であった。
自分の読むいろんな本にこのパーセンテージが出てくる。
経済と知識だけに偏重したこの世界には、95%の未開の世界があると感じていた。それは、私のいる職場が、進学校という場所だったことも関係している。いろいろな通信を出してみて、ついつい、行きたい大学に行ける役に立つ情報を紙面に載せたいと思う。
ところが、私の教科は、芸術の中の美術と言う、全く何の役に立つのかわからない教科だ。
私は美術が好きで、だから、その教師になったのであるけれど、この進学校において、自分の教科が何の役に立つかと言われたら、うまく、説明することが難しい。これについての考えはまた別な記事で書こう。
これは、私が、魔法を使う時かもしれない、と、ちょっと思った。
理由も分からず、楽しいから、始めていたことではあったが、こんな魔法まで隠れているなら、さらに、続けて行こう。
こんな怪しいことを考えている教師が一人ぐらい、高校にいてもいい。
という訳で、妖精が植物にいると知った私は、さらに本気で花を飾った。フローラさんが言うには、飾っている花の水は毎日確実に取り換えるし、花瓶は洗剤でしっかり洗い、植物の切り口も、水でしっかり洗うとあった。
実行しました。
まあ、その結果、うちの学校の進学率が上がったかどうかは、検証する気も0(ゼロ)なので、なんの、データも根拠もありませんw。
そういうことには、全く、興味が無いのです。
いや、ホント、美術教師って、そういう、意味不明なことを、やっている人も、たまにいると思います。(攻めの美術教師もいますが笑。)
しかし、重要なことは、花を活けるってことが、体験として、素敵なことだとわかったことなのです。
私がなぜあんなに意味不明に花を飾っていたのかが、実感として、おなかの腑に落ちました(⋈◍>◡<◍)。✧♡!
花を摘むたびに、沢山の妖精と出会ってウキウキしていたんですね。
今は、自分の家に、摘んだ花を、飾っています。
この魔法を、この記事を読んでくださったみなさんに
オススメします(⋈◍>◡<◍)。✧♡