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映画感想文:アイアンマン✧♡
1回目に観たときから好きな映画だったけど、今、3回目ぐらいだと思うケド、やっぱり素晴らしい映画だと思った。
いい映画って、テンポから、伏線の回収から、物語の面白さから、キャラクターデザインから、すべてが、完璧。
涼しくなったのは一瞬で、またしてもおうち映画祭です。
いったいこの暑さは、8月いっぱい続くのかどうかわからないけど、見る映画も、(コレクションしている映画はすべて好きなのだが)少しずつ奥の手に近づいて行って、あの映画観終わったら、もう、暑さの中見る映画無いじゃん!っていうリミットに近づきつつある。
ノーラン監督のバッドマン・シリーズは、まだ見ないようにしている。
観終わってから暑いと、なんとなく絶望しそうなのでw。
この映画は、全く好きだという記憶しかないので、見返す必要もないくらい好きなのだが、観るか!とダンナに言ったら、嬉しそうな顔をしたので、2人でワクワクして観た。
まちがいない。
主人公のトニー・スタークは天才だけど、スーパーマンじゃない。
普通の身体能力の人間だ。兵器を開発して売っている物凄い大金持ちではあるけれど。天才で大金持ち、そこは普通じゃない。
その彼が紛争地域でテロリスト集団に捕まって、かなりの負傷もしているのだが、同じくテロリストに捕まっていた科学者の治療で助けられ、命拾いするのである。そして、テロリストに最新式のミサイルをここで造れ!と言われて監禁されている穴倉で、その科学者(トニーの通訳でもある)と一緒に何か造り始める。それがアイアンマンの原型になるスーツなのだ。
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ともに監禁されているインセンが、トニーを励まし、製作を手伝い、結果、トニーの脱出を助ける。命の恩人だ。
テロリストに拉致される前のトニーは鼻持ちならない男だったが、拉致後の彼は、人の痛みのわかる優しい男になっている。
そのトニーの有能な秘書。
ペッパー。
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アンジーにはりあえる女いた!
この秘書はアンジーにはできないだろうと思われる。
キャラが濃く立ちすぎているから。
いつも清楚に黒いタイトなスーツを着こなし、トニーの仕事を助ける彼女。「キム秘書はいったいなぜ」という韓国ドラマを貸してもらって全部観たが、有能な秘書というのは、ほんとうに素敵に見える。
どこに出しても恥ずかしくない品のいい女なのである。
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やはりこのアイアンマンの何が好きかって、トニーが一生懸命、アイアンマンのスーツを開発するところ。うまくいかなかったり、改良したり、削ったり、金属を流し込んで何か造ったり、これは本当に、ものづくりの世界だなと思った。そこに一番の魅力を感じる。
だから苦労して作ったアイアンマンのスーツが完成して、トニーのカラダにカチャリカチャリと吸い付くようにまとうシーンが、全く、堪らない光景だなと思うのである。
この妙にマニアックなメカニカルな工程に魅了される。
前に工業高校に勤めていた時に、60を過ぎて働いていた大御所の先生がいて、生徒の話ではアイアンマンが大好きで、いつもアイアンマンの話をしていると聞いたことがあった。それであまり接点が無い彼にとても親しみを感じたのだが、3Dプリンターや溶接の作業ができる設備のある工業高校のこと、そのエンジニア系ヒーロー(天才だけど…職人ではないけど)と工業のものづくりの精神が妙にマッチして感じられたのである。
あの自分の危機一髪のテロリストからの拉致を、発明とものづくりで突破してしまう、起承転結の、起のところで、すでにトニーに魅了されているわけなのである。あとはもう、見てて楽しいだけだ。
しかし、このハンサムなダウニー・ジュニア、アイアンマンと同時期にホームズという適役も得て、なんという売れっ子で、アトラクティブな俳優なんだろうと思う。
アヴェンジャーズなどに参加せずに、アイアンマンの物語の中だけで、ずっと、チャーミングなトニー・スタークを観ていたかったなと、思っている私であった。
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