映画感想文:3時10分、決断のとき
タイトルだけでは何の映画かわからない。2007年の西部劇である。
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極悪人を護送して3時10分の列車に乗せる仕事を、牧場主であるダンが請け負った話である。
ダンは貧しい。いやがらせをされ、小屋に火を放たれている。(それが有力者の仕業ってどういうことだ?)
偶然、チームを組むことになった護衛団の中にはダンの小屋に火を放ったチンピラも、そうさせた有力者もいるのである。そして一緒に行動することになる。その、チンピラは、特に嫌なサイコ野郎だ。
ウェイドは極悪人だけれども、強く、女にモテる。
捕まって手錠をされて絶体絶命なのに、仲間が自分を助けに来るという自信があるのか、いや、様子を見ていると一人でも隙を見て、5人の護衛を倒して逃げ切れそうな余裕がある。
そんなウェイドが、ダンの家族やダンに話しかけてくる。
正義側が、嫌なやつらで、悪側が、人間味がある。
なんか変だぞ( ^ω^)・・・どっちがどっち?
この映画の、不安定さが緊張感を生んでいた。
ダンは本当に役に立つ狙撃手だったのか?
ダンや息子は生きてミッションを成功できるのか?
ウェイドは本当に良心のかけらもないのか?
初めから最後まで、何がどうなるのか?ハラハラドキドキだった。
この映画のキモを語ると、ネタバレになるので、この先は、是非、映画を楽しんでもらいたい。
いい映画だった。
クリスチャン・ペールって物凄いハンサムだと思うが、鼻が細くて頬がこけ、ちょっと陰のある情けない男をやらせたら絶品、みたいなところがある。バッドマン役の中でも、ちょっと引きこもりのような弱いところを見せていたっけ。
今週の木曜日、9月1日、35℃の予想。
クリストファー・ノーラン監督のバッドマン祭が開催されそうだ。
いよいよか、なんて嬉しいんだろう!
(天気の悪口は言ってません( ̄m ̄〃)ぷぷっ)