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知恵

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この知恵はゲットしておきたい。もう一度見返したい。そんな記事を集めました。
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#しゃかせん

「わたし」は細胞膜に「受信」されている。

自分の投稿で、わたしはよく「内側」という言葉を使います。 noteでのみなさんとのつながりは、「内側」からのつながりだなあ、と。 外見とか立場とか、そういうものが最初のアプローチとなる「外側」からのおつきあいとは少し違って……わたしはそれが好きだなあ、と。 その「内側」って、実際はどこにあるのでしょうね。 自分の心、価値観、思考、記憶……そういう、「わたしの中身を成すもの」すべてをひっくるめて、わたし自身は「内側」という言葉を使います。 でも実は、「内側」は、わたしの内側

花。貴石。そして笑顔。

わたしは花が大好きです。 花が嫌い……という方には、あまりお目にかかったことがありません。 興味がない、という方はいらしても、嫌い、とまでおっしゃる方は、記憶にある限り、お会いしたことがありません。 役に立つ、といえるものではないのに、なぜか花は人の心を魅了してやみません。 作家・カウンセラーであり、同時に現代精神世界の指導者ともいわれるエックハルト・トール氏は、著書『ニュー・アース』(吉田利子訳/サンマーク出版)のなかで、花に、植物の「悟り」をみることができる……と語っ

わたしのインナーチャイルド。そして野原の話。

トップの画像は河津桜。 静岡にお住いのクリエイターakihiroさんのお写真なのですが、なんだかすこーし不思議な感じがしませんか? これ、水たまりを撮影したものなのですって! 水たまりに映った河津桜、そして空。 上のほうにぼやっとピンクにみえるのは、水たまりに浮かんだ桜の花びらなのだそう。 ふと水たまりをのぞきこんだときにこんな世界がみえたら……それだけで、心はどこかに飛んでいきそうです。こんな世界をみせてくださるakihiroさんに、心から感謝です。 ところで最近、親し

note、人の「内側」世界をつなぐ。

子どもの本を書く仕事をしていることを、自己紹介に少し記しましたが、ずいぶん前に書きかけたお話のひとつを、最近、よく思いだすようになりました。 書きかけた、と申し上げた通り、結局完結させられなかったお話です。ただイメージだけは今も強く残っていて、執筆中の感覚はよく思いだすことができます。そのイメージが最近になって、 (ああ、こういうことだったのか……) すとんと腑に落ちるような氣がするのです。 お話の核になっていたのが、「わたしの外側の世界は周りの人たちとつながっている。そ

「書く」。「書かない」。

「てがみさま」というお話を書いたことがあります。 手紙の神様。てがみさま。 大切に書いた手紙には神様が宿ることを──短いお話にしました。 封筒を開け、折りたたまれた便箋をひらくと、おかっぱ髪の女の子の神様が、ちょこんとそこに現れる。それが、てがみさま。 そのお話を書いたのは、もうずいぶん前のことです。 誰かに手紙を届けるのが、いまよりずっと身近な時代でしたから、ちょこちょこと、お礼状など書く習慣がありました。 手紙を書くときには、必ず心を込めて。 封書のときには、てがみさま