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ドイツで就活(面接編)

絶賛就活中です。今日までに面接を4つ受けましたので、今後の為にもその記録を一旦綴りたいと思います。当座で決まっている面接は全てこなした/終わりました。嗚呼…疲れた。ひと段落、とホッとするのと同時に、次への招待や良い知らせが来なかったら、とただただ不安を感じています。が、待つしか出来ない。結果を待ちつつ、同時に並行して引続き応募しまくって招待を待つしかない。

ちなみにこの1ヶ月で応募した数は優に100を越したと思います。その中で返事すらこないものが半分以上、残り半分のうち返事が来ても断りの御祈りメールが9割。確率的には本当に1〜5%だな、と思います。100出して5社受けられれば万々歳。私の就活を見ている知り合いが「5〜10社出して何も進展がなくてもめげてちゃダメなんですね…」と先日ぼやいてましたが、本当にその通りだと思います。10なんて全然やで、貴女ドイツ語話さないんだから余計難しいですよ。私は専門性がない、わりに若くもないから年収の希望レンジ高め、弱者=ヨーロッパにいる外国人なのだから、そこを自覚して、兎に角数を打たないと。めげてる暇もない。

今回の就活では面接自体は基本ドイツ語か英語で受けてます。前職を見つけた際、2023年12月頃に就活をしていた時も、英語とドイツ語で面接を3・4回こなしたものの今は当時とステータスも違うし、内容もアップデートしなくては、面接準備と言っても何をしたら良いの、とワタワタしていました。特に私は専門性がないため、Office Management, Secretary, Administrative Staff, Project Management, Assistant等幅広い分野で応募しているため、余計にどう準備したら良いかわからない…それでもネットでググったりYou Tube等を見れば、「面接で聞かれる10の質問」みたいなリストやロールプレイのサイトなど沢山出てくる。それらの質問について全て回答を英語とドイツ語で作り、この3週間程はひたすらに繰り返して暗記・単語を勉強していました。

ちなみに私が準備した質問は以下。
・自己紹介
・履歴書の概要/まとめ
・応募先企業について知っていること
・何故この会社で働きたいのか
・なぜ/どこでこのポジションを知ったか
・どうしてこのポジションに惹かれたのか
・自分の強み
・自分の弱み
・なぜ自分を雇うべきなのか
・自分のユニークな点は
・今の仕事の気に入っている点は
・今の仕事の苦手な点は
・何故今の仕事を辞めるのか/退職理由
・過去のチャレンジングだった一件について
・過去のイノべーティブな業績
・過去の最も成功した仕事
・新たな職場に早くインテグレート出来た話
・ストレスがあった時の対応
・仕事において自分にとって大事なことは何か
・雇用先に何を求めるか
・今後伸ばしていきたい能力は何か
・3年後/5年後/10年後の自分をどう思い描くか
・自分の仕事のスタイルは
・上司や同僚からどんな評価を受けているか
後はオンラインではない現地面接の時は、必ず一回会社周りの下見に行っています。ドイツは入り口が分かりにくいことが多いので、そういうチェックもあるし、会社の外観でなんとなくその企業の個性もわかるし。後は面接前にもし早くついたら時間を潰せるカフェはあるか、とか髪の毛や見た目を最後に整えられるようなトイレはあるか、とかも見る。

4回受けた体験から言うと、「準備出来るのは所詮自己紹介・企業分析位・逆質問ぐらいだな」となりました。準備した通りの質問がされることなんて、ほとんど無い。だからこそ付け焼き刃で準備をしても仕方ないのだと、本当に痛感しています。でも、やはりこれだけ語彙を詰め込んでおけば、咄嗟の時に単語が出てくるのでやる価値はある。3週間出来る限りの準備はしたし、してもスマートに応対ができなくて自分にがっかりする時もある。でも仕方ない。次見よう次。逆に言えば自己紹介は絶対にあるし自分がイニシャチブを取れるので、そこで如何にアピールや過去のキャリアを盛り込めるか、だとも痛感しました。でも簡潔じゃないとならないし。難しい。あとはとにかく企業分析。会社の創立や従業員数、支店のある場所やその数、パーパス、ビジョン、手がけている事業概要等は一通り覚えて、ネットで上がっているプロモーション動画などは全て見る。それを通じて会社の「カラー」も学べるので、それに合わせて自己紹介や何故そこで働きたいのか・会社の魅力等を書き換える。

当たり前のことだけど、基本的に面接官は「この人を雇ってうまくやっていけるか/チームにいい影響が出るか」に興味があるので、自分が入ることになるチームが今現在抱えている問題や、そのポストの仕事で起きうる困難をどうマネジメントできそうかということを聞かれるのがほとんどだと感じました。だから応募要項をじっくり読み込むこともとても大事だと感じた。あと基本的には面接官は未来の自分の上司なので、自分とうまくやっていけるか、価値観が自分に沿っているか主眼になる。過去4回の面接では例えばこんな質問がありました。
・自分の上司やチームメンバーとはどういう風にコミュニケーションをとって一緒に働くのが、あなたのスタイルですか?
・他の部署のミスや、部署間でのすれ違いにはどう対応しますか?
・大学を卒業したてのまだ経歴の浅い若い世代とも、うまくやっていけますか?
・今迄職場で気が合わない人や上手く分かり合えない人はいましたか?どうやって解決しましたか?
・同時進行で様々なタスクをこなさない/プロジェクトを進行しないといけないことには耐えられますか?
・履歴書からするに物凄いキャリアチェンジをしているけど(音楽業界を離れたこと)そこは我慢できるんですか?
・会社の立地的にあまり周囲に娯楽もないけど、そこに毎日通うのは問題なさそうですか?
・うちの仕事はフレキシビリティが大事で、計画通りに上手くはいかないこと/計画を頓挫して全く違うアプローチをせざるを得ないことが多くあるけど、そう言うのはストレスなく受け入れられますか?

こうやって書き連ねてみても、やはり向こうの興味は「うちにフィットして長く続けられるか」と言うところにある気がしますね。正直に言うと、ある一箇所の面接では「あ、この面接官とは私合わないかも」と感じました。なんというか本当にただ相性の問題です。全然向こうが悪いとかでは無くって、なんとなーくの直感です。逆に言うと今日受けたところは、面接官が自分に興味を持ってくれているのがとても伝わってきて、自己肯定感が上がった感じがして(単純)嬉しかったです。日本人であることを気にせず、自分の過去のプロジェクトマネジメントの業績に興味を持って招待をしてくれたことを教えてくれて…ここのところ自信を失っていたので、なんか本当に嬉しかった(2回目&語彙)。企業分析のためにHPを見ていてもとてもダイヴァーシティを感じるし、「うちの会社のことを沢山知ろうとして・よく準備してくれてるのが伝わってきた。英語の方が楽だと思ったから最初にどっちの言語でやるか聞いたんだけど、ドイツ語を選んでくれてその勇気と姿勢にも感謝する」と最後言ってくれて。ま、でもそれはそれ、で次の招待は来ないかもしれないですけど…ドイツ人、そこらへん客観的で冷たいのであんまり信用していない。けどそれでも今日の面接はなんかとても良かった。自信が取り戻せた。

解雇通知を受け取った日からもうすぐ1ヶ月経過。正直、落ち込む暇も無く最速で動き出して、かなりいいペースで応募/面接とこなせてきてると思うけど、それでももう1ヶ月何も進展が無いのかって焦る気持ちもあります。

毎日毎日情緒が不安定で浮き沈みが激しいですが、この辛い時期を乗り越えたいです。道が繋がりますように。


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