無職の三十路女がnoteの♡100件以上の記事を100本読んでみた
4月になりました。
進学・就職の季節ですね。
晴れやかに新しいスタートを切ったみなさん、おめでとうございます。
どうも、こんにちは!
無事「ステータス:無職三十路女」になりました、のちこです。
何度でも言います。無職三十路女爆誕です!!!!!!!
いやー。ヤバい。
響きが完全にヤバい。
無事とか言っちゃってるけど絶対無事とは思えない、この「無職」と「三十路」という出会うはずではなかったワードのぶつかり合い。
無職と三十路のぶつかり稽古!
でも人生はいつだって本場所!
こんにちは無職!ハロー無職!
三十路、彼氏なし、職なし!!!!!!
でも謎にみなぎる情熱と
ありあまる時間!!!!!!!!!!!
というわけで、うっかり思い立ってしまい、仕事を辞めて人生の寄り道を歩み始めました。
せっかく無職になるのならば、なんでもやりたいことをやってみようと試行錯誤しながら挑戦してみる第三弾。
「無職の三十路女がnoteの♡100件以上の記事を100本読んでみた」です。
はじめに
無職期間中、何をしようかと考えた時、一番に思い付いたのが「文章を書く」ということでした。
ただし、私は文章を書くのがすきなだけで、別に表現力が人より特段優れているというわけでもない無職の三十路女です。
せっかく何かを書くならば少しでも読んでもらえるような魅力的な記事を書きたい、上手になりたいと考えるのが自然な感情。
下手の横好きがやるべきことなんて努力しかないっしょ!と考えた時に思い付いたのが、「人気のあるnoteの記事をたくさん読んで勉強しよう」ということでした。
というわけで、私のど根性精神がうずいただけの「力づく☆noteライター強化合宿」の開幕です。
1.対象
「人気記事」といっても、どのように選ぶかの判断基準がいまいちわからなかったので、Twitterでアンケートをとってみました。
100と1000でなぜ1パーセントの差があるのかはわかりませんが、♡1000件以上の記事がそもそも少なかったこともあり、今回は♡100件以上の記事を読むことにしました。(回答してくださった方々ありがとうございました!)
というわけで、対象記事の選定は以下の通り設定しました。
・♡が100件以上
・無料記事である
・noteのおすすめ記事に出てくるものからランダムでチョイス
無料記事であるというのは、決して私が無職でお金がないことが理由ではなく、誰でも見られる状態で♡を100件以上得た記事を読むためです。
また「ランダムでチョイス」することについては、私の好みを反映することなくまんべんなく様々なカテゴリのものを見るために設定しました。
2.調査方法
普通に読むだけでは芸がないと思いましたので、併せて以下のデータを収集することにしました。
1. タイトル文字数
2. ハッシュタグの数
3. 表現形式
4. カテゴリ
1. タイトル文字数
YouTubeでいうサムネイル画像と同じように、記事の顔となる「タイトル」が魅力的なものであればあるほど読んでもらえる率が高いのでは?と思ったため、とりあえずどんなタイトルをつけているのか数値で示したいという短絡的な理由で調べてみることにしました。
(文節とかにすればよかったと後から思いました)
2. ハッシュタグの数
noteに投稿する際、ハッシュタグをどのようなものにするか、何個つけるか悩みませんか。
私は悩みます。
めちゃくちゃ考え込みます。
なんなら記事を書くときよりも頭を抱えているかもしれません。
noteはとてもユーザーに優しいサービスなので、こんな感じで助けをくれるのですが、
私は言われるがまま毎回4個程度つけていたので、指示待ち人間にはなってはならぬと感じ(なぜならアグレッシブな無職なので)、人気記事がどの程度ハッシュタグをつけているのか気になりました。
3. 表現形式
これは、テキストなのか、漫画なのか、写真なのか等を分けてみました。
実際やってみると、写真・文章どちらも同じくらいなくてはならない記事もありましたので、データとして収集はしましたが、集計時には独断でメインの表現形式だと思われるものをカウントしました。
4. カテゴリ
エッセイや考察、知識系、技術系等分けましたが、カテゴリ分けについては、正直筆者の意図するところを判断するのは複合的なものも多くかなり難しかったため、こちらも私の独断で判断しました。
というわけで、私の目で見たデータになるため、客観的なデータであるか、また参考になるかどうかはわかりませんが、次項より結果を発表したいと思います。
3.タイトル文字数
「11~20字」、「21~30字」のものがほぼ同率で多いことがわかります。
単語というよりは、きれいな「一文」という感じでしょうか。
また比較的、タイトルだけでは記事の内容がわからないものが多かったです。
「なにを書いているのかな?」「どうしたんだろう?」と想像させるタイトルばかりで、正直読む前にドキドキさせられるものばかりでした。100件以上の評価を得るものには、やはり法則性があるのかもと思わされます。
特に素敵だと思ったタイトルはこちら。
タイトルがきれいでワードのチョイスも素敵で、記事を読み終わってから再度タイトルを読むと、クラっときてしまうようなロマンを感じます。
ちなみにこの記事のタイトル「無職の三十路女がnoteの♡100件以上の記事を100本読んでみた」は33文字。長いし全部内容説明してるぅ~!フゥ~~!
4.ハッシュタグの数
やはりnoteが推奨している「2~4個」で作成している記事が多かったです。予想通りの結果でしたので、特段驚くポイントはありません。
ただ気になったのですが、ハッシュタグでnoteの記事を検索する方ってどのくらいいらっしゃるのでしょうか。
私はTwitterやInstagramほどnoteでハッシュタグ検索をすることがなかったので気になりました。
ちなみに私の今までのnoteのハッシュタグ、「無職」とか「三十路」とかなんですけど、誰がこんなハッシュタグで検索してくれると思ったの?無職の戯言シリーズだれが聞くの?強く生きようね?という気持ちでいっぱいです!!!!!
5.表現形式
75%がテキスト形式のものでした。
この結果、当たり前と言えばそうかもしれませんが、私はもっと写真や漫画メインの記事が多いのではないかと思っていたので多少なりとも驚きました。
「漫画を読むためにnoteを見よう!」と思う方はあまり多くないのかもしれません。
ただ、次項「カテゴリ」でも触れますが「技術系」の記事においては特に画像(表やグラフ、PowerPoint資料)を効果的に使っているものが多く(というかテキストをほとんど使うことなく説明しているものもあった)、見ごたえもあったので、カテゴリに応じて的確な形式で表現することがアウトプットの定石なのだと痛感させられました。
画像とテキストのバランスが絶妙で内容もとても参考になった記事はこちら。
6.カテゴリ
どどんと半数がエッセイや日記形式のもの。
次いで「知識系」、「技術系」と続きます。
特に「技術系」は特徴的で、デザイナー向け・エンジニア向け等ありますが、そのどれもがどの職種の人にもわかりやすいように書かれていました。
デザイナー向けだから読んでも理解できないかも?と思いきや、内容の専門性は高いけれど、専門用語バリバリ使っているものは少なくて、誰にでもわかりやすく画像やデータを使って作られているものが多かったので、そこは多様な表現ができる「note」っぽさなのかもしれないと感じました。
エンジニア向けのゴリゴリの技術系の記事ははてなブログとか今色々と話題のQiitaとかに集約されがちなのかな。
ちなみにカテゴリの中の「紹介」は、モノやサービスを紹介する記事をまとめています。
7.気づいたこと
100件の記事を読む中でたくさんの気付きがあったので紹介します。
1. ほぼすべての記事に画像、もしくは写真が使われている
noteで高い評価を受けている記事は、ほとんどのものに何かしらかの画像や写真が使われていて、純粋なテキストのみの投稿が少ないことに驚きました。
もっと個人的で日記のような記事が多いのではないかと思っていたのですが、ユーザー目線で読みやすさや理解しやすさを重視している方が多い印象です。
また、文章の改行が多く、一文につき一回改行をしているものが多く見受けられました。
アウトプット力が高く洗練された記事が高く評価されるのは至極当然の流れですね。
「note」の形式にとらわれず、趣向を凝らした表現で活用した記事が愛されるのだと気づかされました。
2. 何者であるか所属を明かしている
これはかなり驚いたのですが、ライター名や記事の冒頭に自分が「どこに所属しているか」もしくは「なんの仕事をしているか」を明確に示している方が多かったです。
約3割がライター名に「漫画家」だとか「Webライター」だとかの職業や、所属している会社名を記していました。
「何者であるか」は安心感をもたらし「どこの所属か」は記事の信頼性を高めるのでしょう。
実際私も知らず知らずのうちに、記事を読む前に見る所属付きのライター名でだいたいのバックグラウンドを想像していて、これがあるかないかで記事の読み方が違うということに気づかされました。
それほど、ライター名は記事の一部といっても過言ではない!ということです。それくらい、ライター名は大事!
ほうほう、それでは私もやってみよう。
【 のちこ@無職三十路女 】
安心感も信頼性もない~~~!!!
3. 姓・名のあるライター名が多い
これも前項にかなり近い理由からだとは思うのですが、芸名であれ本名であれ、とにかく「姓・名のあるライター名が多い」!
6割近くの方が姓名ある名前でした。
ブログ黎明期を生きたのちこ的には、えっ皆、ハンドルネームじゃないの!!?
「♰のちこ♰」とかじゃないの!?
アスタリスク一緒につけよう!?という気持ちでいっぱいでした。
もちろん、この6割の方すべてが本名というわけではないと思いますが、とにかくちゃんと姓名があるのです。
でも、そりゃそうだ、当たり前だとも思いました。
みんな黒歴史みたいな記事書いてないんです。
みんなには、妄想彼氏けんじとの日常をすべて創作でブログにしていたあの頃とかないんです。
くっ……!!!!!(痛む邪気眼)
ともあれ、ライター名は大切。
ライター名にもストーリーを持たせることで、記事の波及効果が上がったり、より説得力を持たせることができるのかもしれないと感じました。
まとめ
さて、今後文章を書くにあたって、少しでも勉強になればと始めた「noteの♡100件以上の記事を100本読んでみた」ですが、ここに書けなかったことも含め、当初想定していた以上に多くの気付きがあり、学びがありました。
そしてどの記事も、当然ですがとても面白かったです。
ここで特に私がすきだった記事を紹介したいと思います。
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、この3つの記事。
「ライター名に姓名もなく」、「写真を多く使っているわけでもなく」、「所属を表しているわけでもない」作品なのです。
でも私はとても感動しました。
とある作品では、涙も出ました。
紡ぐ言葉に、ほとばしる文章に、あふれるドラマに、書きたいという情熱に、強く心を打たれました。
ああ私も、こうなりたい。こんな文章を書きたい。
そう願わずにはいられませんでした。
「人の心を動かす力というものを前に、数字もデータも実は無力なのかもしれない」
そう気づかされたのが、今回の一番の収穫ではなかろうかと、本日無職になった三十路女は、一人筆をとるのでした。
【無職の三十路女がやりたいことをやってみようと挑戦してみるシリーズ】
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