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好きなモチーフから考える、自分にとって大切なこと

さて、ついにほぼ日手帳の全ラインナップが公開されましたね!
私は前回の手帳会議で書いた通り、やはり久保田寛子さんの『三日月配達』が大本命です。


見た瞬間に、キュン!となるのはなぜだろう。
理由はいらないし好きなものに説明の必要もないけど、あえて言葉にすると私は「星空モチーフ」が大好きなのだ。

思えば私は昔から星とか月が好きだった。

★星の王子さま
★ゴッホの星月夜
★夏休みに祖父母の家で見た星空

単に見た目が好き、というだけではない。
星の瞬く夜は、暗闇に光を内包している、ということが私を惹きつける。

暗闇の中でこそ、星が見える

マーティン・ルーサー・キング・ジュニア


暗闇にいるような辛い夜も、見上げれば光る星を見ることができる。
星は希望の象徴。

昼間は見えないけれど、星はいつもそこにある、というのもいい。
暗闇があるからこそ、星や月明かりに気づける。
明るすぎて見えないもの。いいときには見失っているものがないか?と問う。

そして人は星々をつなげて神話の登場人物に見立ててきた。
このことにもカタルシスを感じる。
星はそこにあるだけだが、見る人によっていかようにも形作られ、物語になる。

過去の出来事も無数に散らばる光の点。
それらをどうつなげて意味づけるかは、自由。
そんなナラティブを感じるから、星空が好きなのだ。

月もそう。毎日同じではなく少しずつ満ち欠けして「見える」のが好ましい。
人の気持ちやコンディションも、まん丸で大きく周りを照らす日もあれば、細くて頼りない光の日もある。
いつも同じではなく変化するものと思えば、他人にも自分にも優しくなれる。
そしてそれは太陽の光の当たり方でそう見えるだけで、こちらが勝手にそう見ているだけで、月の存在も形自体も変わらない。
本当に、人も同じだなと思う。

偏愛を深堀ると、自己理解も深まる。
あなたの好きなものは何ですか?それはなぜ?
きっとそこから大切にしたいものが見えてくるはず。

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