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「自然の変化を楽しむ!紅葉の遅れがもたらす新しい発見」

近所の紅葉が
例年より遅いことに気づいたのは、
地域の清掃活動が延期になった時でした

例年なら11月には落葉し、
2トントラック2台分の落ち葉を集めるのですが、
今年はまだ半分以上の葉が枝に残っています

なぜ今年は紅葉が遅いのでしょうか?
考えられるのは気温

2024年の秋は残暑が長く、
気温の高い日が続きました

紅葉は気温が低くなり、
日照時間が短くなると始まるのですが、
今年はその条件が
揃わなかったようです

近所の木々は赤や緑、茶色が混在し、
落ち葉も深い朽葉色が目立ちます

ところが、
同じ地域でも場所によって
紅葉の進み具合は違います

例えば、行きつけの美容室から
見える街路樹の楓は
とてもきれいな赤に染まっています


10年以上その場所で
美容室を営んでいる美容師さんによると、
例年より長く紅葉を楽しめているとのこと

日当たりの良い場所に植えられていることが、
鮮やかな紅葉に繋がっているのかもしれません

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話はそれますが、
わたしは朽葉色という
和名の響きがとても好きです

この色を知ったきっかけは、
桜庭一樹さんの
「赤朽葉家の伝説」を読んだことです

音の響きに惹かれて
辞書を引いてみると
朽葉色だけでも四十八色もあるのです

四十八色も色の区別をつけ
それぞれに名前を付けた
先人たちの観察眼には驚かされます

紅葉は鮮やかな赤じゃなきゃ嫌だな、とか
落葉の時期遅くなると、
地球環境大丈夫かなと心配になったりとか
ものごとをネガティブに
捉えてしまいがちですが、

先人たちは
朽葉色にも朽葉四十八色名前をつけるぐらい
目の前の四季の移り変わりや
植物の色の変化を根気よく
じっくり観察し続けた様子が伝わってきます

現代にいたっても、
美容室の窓から
季節の移り変わりを愛で合いながら
楽しむDNAは
ちゃんと受け継がれています

四季を彩る日本語からも
目の前の自然の移り変わりを
無邪気に楽しむことの醍醐味を
教えてもらいました。

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