進んで遠回りをしようと思う

「やりたいことを見つけるにはどうすればいいのか」

たまたま聞いたラジオでそんなことを題材に話している方がいた。

高校教師の方からのお便りで、担当している生徒の進路指導で「やりたいことがわかりません」と言われたときに、なんと答えるのが良いのか、というお悩みだった。

その際にわたし自身も色々考えてみたので、忘れないうちにアウトプットしておきたい。

やりたいことって、そもそも何もないところからは生まれてこないのではないかと思っている。「自分はこうしたい！」っていう決まった何かがある人は、きっともうすでに何かしらの行動をしている人だったりする。

だからまずは、行動をしてみること。

やりたいことがわからなければ、自分の今のやるべきことをまずは全力でやってみる。そうすると、その中から「実はこれが楽しいって思っていた！」だったり「これはすごく向いている！」っていうことに出会えるかもしれない。逆に「これだけはこれから先もやりたくないな」っていうことも見つかるかもしれない。

どちらにせよ、動けば何かしらの収穫は得られるはず。やりたいことがわからないからと何もしないよりも、ひとまず何かをやってみるってすごく大事だなって思う。

そういえば年始に2020年にやりたいこと、みたいなのをすごくたくさん書いた。そういうのってこまめに見返さないとすぐに忘れてしまって、年末に「あれ？そういえば今年の目標ってなんだったっけ？」みたいな感じになってしまうから、気を付けたいところ。

ただ、その中のやりたいことって、実は半数ぐらいは「本当はやりたくないこと」が含まれていたりする。

以前この記事でも書いたわたしが今年辞めると決めた「寝る前にスマホを見るのを控える」とか「SNSの情報を全部追うことを辞めるとか」って、実は自分の欲求に従えばやりたいこととは違うのかもしれない。

だって、スマホは気になるから見たいし、SNSの情報だって気になる。

でも、なぜそれを目標に掲げるのかというと、自分の中での理想のライフスタイルというものがあるからで。そのための手段として「これを辞める」という選択があるということで。

だから、やりたいことだけどやりたいくないことっていう矛盾が生じてきたりする。

でも、人生ってきっとその繰り返しで。

やりたいことがあって、そのためにはやりたくないこともやらなきゃいけなくって。

それを繰り返し繰り返しやっていけば、自分の「本当にやりたいこと」が見つかるのかもしれない。

別に何か崇高な目標だったりやるべきこととかやりたいこととかが無いからって焦る必要はないと思う。

まずは出来るところから、愚直に素直にやっていくのが、結局は一番の近道だなって気がするから。

きっと、人生、近道するよりも遠回りした方が良い事ってたくさんあると思っている。チートで終わる人生ってなんだか味気なさそうだし。

だから、わたしは今のこの目の前の道を一歩一歩踏みしめて、今やるべきことをやっていきたいなって思う。

今日もおつかれさまでした。

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