これからは3人揃って
旦那さんが育休を取得してくれた。それも1年。
わたしと、旦那さんと、赤ちゃんの3人での生活が、いよいよ始まった。
妊娠してすぐの頃、彼はわたしにこう言った。
「育休取ろうと思ってんねん。1年」
びっくりした。妊娠してすぐの頃はわたしはまだ育休だのなんだのにまだ想像が及んでいなかった。先のことを考える心の余裕もなく、ましてや彼の育休のことなんてまだ何も考えてすらいなかった。
そんな時に彼はもう1年間仕事を休む決心をしていた。
なんだかんだで男性の育休はそんなに取れないのではないか…とわたしは思っていたので「ええけど、そんなに取れるもんなん…?」と聞いてみるとこんな返事が。
「いや、取れるも何も労働者の権利やん」
いいねぇ。その強気な感じ。そうなんだよ、育休って労働者の権利なんだよ。
そして彼は会社に相談し、本当に1年間の育休を取ることになった。
彼の会社はどうやら男性社員が育休を取ることも珍しいことではないらしく、"これから育休を取る予定の未来のパパと育休から復帰した先輩パパ社員との座談会"みたいなものまで社内で行われていたそうで。
この世の会社全てがこのような理解のある会社だったら、今問題視されている色々は随分解決に向かうんじゃないかと思うのにな。
男女問わず一定期間会社を休むと、昇進の道が途絶えてしまったり、周りからおいていかれてしまったり、っていう不安が少なからずある。でも、彼が参加した座談会で「1年会社を休んだところで、案外周りはたいして何も変わってない」と先輩パパが言っていたらしく、意外とそんなもんなんだなぁって思ったりもした。もちろん会社によるだろうし、自分がどのポジションで何をしているのかによっても全然ちがうんだろうけど。
小さな赤ちゃんを1人で全てお世話するのは、正直言ってものすごく心細い。どうしてもいっぱいいっぱいになってしまうことだってあるし、腕があと2本くらいあれば…って思うことも多々ある。
だから、旦那さんが育休を取ってくれて、2人で育児ができることってとってもありがたい。
それになによりも、日に日にぐんぐんと成長していく我が子の姿を、彼と2人で一緒になって見守ることができるのが、本当に本当にうれしい。
ようやく始まった親子3人での生活。このかけがえのない時間を、これでもかというくらい、大切に大事に過ごしていきたい。
今日もおつかれさまでした。