かけがえのない毎日は、こうして一瞬で過ぎていく

最近の娘ちゃんは朝方になると、いつもわたしと旦那さんが寝ているお布団の、ちょうど真ん中に入って来る。うまく川の字で寝られたらいいのだけれど、なぜかいつも親に対して垂直になるので、朝方にはわたしか旦那さんがいつもお布団の端においやられ、Hの字で寝ている。

今朝の娘ちゃんもHの字になりながら、わたしの腕に頭を乗せて眠っていた。寝起きのぼんやりとした頭で、なんとなく左腕に娘ちゃんの頭の重みを感じながら、左腕がしびれてきていることに気づかないふりをして、娘ちゃんが起きるまで温かいお布団にくるまっていた。

娘ちゃんの目が覚め、わたしがお布団から起き上がったのは朝の7時30分。

起きた瞬間むくっと起き上がりお座りをする、小さい子の寝起きの良さが羨ましい。わたしは寒くてお布団から出るのが億劫な気持ちを精一杯抑え、靴下を履いて、お布団から出る。顔を洗って、歯磨きをして、旦那さんがお布団をしまってくれている間に娘ちゃんの朝ご飯を用意する。娘ちゃんはテレビでおかあさんといっしょを見ていてもらう。

そうこうしている間に旦那さんが会社に行く時間になったので、玄関までお見送り「いってらっしゃい」とひらひらと手を振り、今日もお仕事を頑張るお父さんをお見送り。

リビングに戻って朝ご飯。椅子に座らせ、いつもの朝食メニューの食パンとバナナとヨーグルト。食パンは上手につかみ食べをし、細かく切ったバナナは大きなお口を開けてスプーンで運ばれるのを待つ。以前よりももりもりぱくぱく食べられるようになってきて、体重も増えてきているので一安心。

娘ちゃんの朝ご飯が終わったら、次はわたしの朝食。娘ちゃん用の食パンは耳を切っているので、その余った耳をトースターで焼いたものと、バナナと、ヨーグルト。キッチンに立ったままササっと食べ終わると、そのまま食器の片づけ。

そういえばまだパジャマのままだったことに気づき、そこから普段着に着替える。

クローゼットにしまってある掃除機を取り出し、掃除スタート。寝室、リビング、玄関、洗面所と一通り掃除機をかける。娘ちゃんは掃除機が面白いのか、後ろをハイハイしながらついてくる。かわいいけれど、排気口の近くに顔を持ってくるのはやめていただきたい。
掃除機を一通りかけ終わると、次はフローリングを雑巾がけ。はいつくばって床を磨いているわたしの上に、楽しそうに娘ちゃんが乗って来るので、全然作業が進まない。かわいい。

掃除を終えた後は、娘ちゃんの離乳食用の軟飯を炊くためにお米を洗う。炊飯器のスイッチをオンして、炊いている間の時間に、部屋干ししていた洗濯物を取り込み、畳む。取り込んでいる途中に、洗濯物の山に娘ちゃんはいつものごとくつっこんでいき、今日も両手に靴下とタオルを持って上下にぶんぶん振り回して上機嫌だった。かわいい。

まだご飯が炊きあがらないので、次に離乳食のおかずを作る時用に使いたい出し汁を取っておく。お水150mlに鰹節3g。いつもの分量でだしを取り、冷凍庫で保存。だしはこうした隙間時間に作り置きしておくに限る。

そうこうしている間に、あっという間に娘ちゃんはお昼の離乳食の時間。

かけがえのない日常は、こうして一瞬で過ぎていく。
当たり前の毎日が本当に愛おしい。

そんなわけで、今日もおつかれさまでした。