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傷ついた一言から学んだこと。
みなさん、こんにちは。あやめです🪻
昨日投稿したポッドキャストの中で少し触れた「病気を受け入れるということ」について、少しだけ深掘りしてお話ししたいと思います。このトピックについては、概要欄のタイムラインから直接飛んで聴くこともできます。
今回この話をしようと思ったのは、MSの診断を受けた1ヶ月後に、上司に言われたある一言がきっかけでした。日本への一時帰国後、仕事を再開した最初のミーティングでこう聞かれたのです。
「もう時間も経ったし、病気のことは受け入れられた?どんな感じで受け入れた?」
この質問を聞いたとき、とてもショックで上手く答えられず、「なんとか受け入れました」と言ってしまった自分がいました。当時は彼に悪気はないのだから、なんて考えることができず、ただただ深く傷つきました。そして「周りはこんなふうに考えるんだ。早く普通の顔をして仕事に戻らないといけないのかな。私はダメだな」と思い、一人で泣きました。
今なら、「そんなこと気にしなくていい。必要なだけ時間をかければいいし、受け入れられなくてもそれでいい」と当時の自分に言ってあげたい…ただ、その時はそんなふうに考えられる余裕はなく、ただ悲しい気持ちでいっぱいでした。
でも、あれから時間が経った今、分かったことがあります。それは「病気になった人にしか分からない気持ちがある」ということ。そして、全く同じ立場でない限り、人は悪気がなくても、相手の状況を十分に理解できず、心ない一言を言ってしまうことがあるのだということです。私も逆の立場だったら、相手を励まそうとして同じようなことを言ってしまったかもしれません。(もし、当時誰かにこんなことを言われていたら、きっと強く反論していたと思いますが…🤫)
実際、その上司は私の症状が悪化した時、私のことを励ましに、わざわざ家の近くのカフェまで、他の同僚たちと1時間半かけて来てくれました。だからこそ、あの時言われた一言に傷ついたけれど、悪意がなかったことが今は分かっています。今振り返ると、「その人がどういう人か」を知っていると、綺麗事だと言われてしまうかもしれないけれど、傷つくことがあっても相手の意図を理解できることもあるのだなと感じます。
そして、本当に傷ついた時は相手に伝えることも大切だと感じています。これは私がパートナーとの間で経験したことでもありますが、その話はまた次回にお話ししようと思います。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました🌼