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ドーハの歓喜(の目撃)は必然に
昨夜のサッカーワールドカップ、たくさんの方がテレビで観ていましたよね。私も観ました。
私はスポーツに関心が全くないわけではないのですが、ほかのことのほうが優先順位が高いので、自分の中のスポーツが占める割合はかなり小さいです。
一方、夫、子どもはスポーツが好きで、中でもラグビーファンなので、私の頭の中の少ないスポーツエリアはラグビーだけでいっぱいいっぱいです。
それに加えて、私は自分がプレーヤーでありたくて、オーディエンスとして熱心になることがないのです。「子ども以外の誰かが何かをやっていることを応援する」ことに夢中になりません。
さらには10時には極力デジタルから離れて本や漫画を読むなどし、11時に寝るようにしているので、10時キックオフというのは終わりが12時くらいになるため、だいぶ遠慮したいです。
しかしながら夫と子どもは観戦して応援することも好きで、それに私が加わることを望むのです。盛り上がっている二人に水を差すのも申し訳ないのでこれは逃れられないと、最近は一瞬寝落ちして目を覚ますを繰り返しつつ一緒に観ています。
昨日もそういう一夜で、子どもに笑われながらガクガク寝落ちしては起きて観ていたのですが、2点目が入ったのが目に入ったときバチッと目が覚めました。あのゴールは、これほどまでに応援する気の薄い、一方で眠気が激しく濃い私の目すら覚まさせる切れ味だったのです。
それからはすっかり目が覚めて、日本を応援してしまいました。家族情報にてドイツはすごく強いということは聞いていたので、勝つなんてすごい!と感動しました。今日は、そのサッカー関連の情報があちこちから流れてきて、選手がどんなに苦労していたかを知ってすごい人たちがいるものだとまた感動しました。それと、ジャイアントキリング(giant killing)という言葉も覚えましたよ。
私の頭の中のスポーツエリアにサッカーエリアが生まれましたし、スポーツエリア自体が少し広がった気がします。しぶしぶでしたが、家族に巻き込まれて観ていてよかったです。
家族に付き合っているというか、私の仕事は見聞を広めることですし、自ら関心を持つこと以外のこともこうして受け入るのも仕事ですね。
原田あやめ