AYAMEアンサンブル・バロック
太陽の光も和らぎ、涼風が吹き抜ける心地よい季節となりました。 おかげさまで、2021の1月から始めたAYAME 便りも気付けば半年が過ぎ、たくさんの皆様にお聴き頂けていることを一同感謝しております。 さて、今月のAYAME 便り vol.8 では、フランスのヴィルトゥオーソ・ヴァイオリニスト、 ルイ=ガブリエル・ギユマン - Louis-Gabriel Guillemain (1705 - 1770) 作曲の「クラヴサン曲集 ヴァイオリン伴奏付き(1745)」 より
AYAME dayori vol. 7 《GUIGUNON:Sonata VI in E Major Op. 3-6 》 今回は18世紀中ごろにヴェルサイユ、パリで活躍したヴァイオリニスト、ジャン=ピエール・ギニョン(1702-74)の作品を取り上げました。J.- M. ルクレールのライヴァル、あるいはG. P. テレマンの《パリ四重奏曲》を演奏した人物として知られている人物ですが、実際にはどのような音楽家だったのでしょうか? 1702年、ギニョンはイタリア・トリノ
早いもので、『AYAME便り』を始めて半年が経ちました。 今回は、第一回目の動画でも活躍したヴィエルが再び登場します。 日本ではハーディ・ガーディという呼び方のほうが馴染みがあるかもしれませんが、ハンガリーでは「テケルー」、イタリアでは「ギロンダ」、ドイツでは「ドレーライアー」という名で、今でもヨーロッパ中で親しまれています。右手でハンドルを回すことにより、木製の円盤が弦を擦り、音を発します。鍵盤で音程が変わるメロディ弦の他に、一つの音が鳴り続けるドローン弦もあり、まるでバグ
皆様こんにちは!いつもご視聴いただきありがとうございます。 関東はようやく梅雨入りです。天気も音色も曇りがちな季節がやってきました。高い湿度によって、木が膨張し糸巻きが回らなかったり、弦も弓もたわんで発音が難しくなったりと奏者としても悩ましい季節ですが、梅雨は農作物が育つ恵みの雨。いっぱい降ってぐんぐん育ちますように。けれども大雨の被害は出ませんように! さて、「AYAME便りVol. 5」は今回はフルートとヴィオラ・ダ・ガンバの二重奏です。ガンバ奏者で作曲家のエル
こんにちは、いつもAYAME便りをご視聴くださり有難うございます。 第4回は趣向を変えて、19世紀中頃に作曲されたベルギー・ロマン派の作品を歴史的な楽器を用いて演奏いたしました。「べリオのバレエの情景」というとヴァイオリンの教育課程でもよく取り上げられるため、懐かしく思われる方もいらっしゃるかもしれません。べリオは後述のようにAYAMEのメンバーが研鑽を積んだブリュッセル王立音楽院とも関わりの深い人物であることから、現在のブリュッセルと音楽院周辺の様子もお伝えできればと
皆様こんにちは。日本では新年度が始まり早いもので2週間が経ちましたがいかがお過ごしでしょうか?ベルギーでは「第三次ロック・ダウン」という名のいつもより長いイースター休暇が終わり、ようやく春らしい日差しが感じられる中、AYAME便りも3回目を迎えました。いつもご視聴くださり本当に有難うございます。Youtube ページはこちらです。 さて、今回の配信では、フルートとヴァイオリンの為の二重奏を取り上げました。AYAMEが主なレパートリーとしているギャラント様式の音楽作品の中
3月中旬に定期動画配信いたしました 「AYAME便り Vol.2」、今回はクラヴサンの音色をお届けしたいという想いから《Clavecin × Accompagnement de Violon 》と題し、J. デュフリ作曲 クラヴサン曲集第 3 巻より ラ・マダン/陽気に (La Madin /Gay)を選びました。 デュフリについての詳しい説明はまたの機会にまわし、先ずは皆様、動画映像内のヴァイオリニスト鳥生の立ち位置がいつもと異なることにお気づきになられましたでしょう
2021年1月「AYAME便り vol.0」として、動画の定期配信のお知らせしてから早いものでもうすぐ二か月、おかげ様で第一回目の配信 「Vielle×Violon× Viole」では多くの方々からご好評をいただくことができました。 早速聞いて下さった皆様、本当に有難うございました! ところで、皆様からの激励の言葉とともに、普段の四重奏とは打って変わった編成と音響に「あれは何の楽器?」「面白い編成のTrioですね」といった声も寄せられました。 私達自身、「お便り」という