チャリティランナーとは…
今年の大阪マラソンの寄付先団体が公開され、また1年の始まりを感じます。僕が所属している育て上げネットは継続して選定いただき、マラソンランナーの方々と関わっていくことができるようになりました。
僕はたまたま所属するNPOが大阪マラソンの寄付先団体となったこと、そのタイミングで自分がチャリティランナーとして参加したことで初めてマラソンに接点ができ、いまは寄付先団体の担当者として関わっています。
ここ数年で本当にポピュラーなスポーツになって、大会の抽選倍率がとんでもないことになっているのは知っていましたが、実際に関わるようになるとその数字もうなずけます。東京にお住いのかたは駒沢公園とか行ってみてください。驚きますよ。
さて、大阪マラソンをはじめ、チャリティランナーの制度があるマラソン大会が最近増えてきました。なんだかんだ4年ほどチャリティマラソンに関わっているので、この制度についてまとめられたらなと思います。
チャリティランナー5つの特徴
①出走権が獲得できる
②チャリティ限定グッズがある
③マラソン前後に限定特典がある
④税額控除を受けられる
⑤寄付先団体ごとの特典がある
※大会ごとに異なるので、全大会共通ではないです。
①出走権が与えられる
多くの大会のチャリティ制度は
・最低寄付額が設定され、寄付をすることで出走権を獲得できる
・寄付先はNPO、基金、開催自治体など大会によって異なる
・自主、クラウドファンディングなどで寄付の方法も多様
・個人だけでなく、企業からの寄付を受け付けるケースもある
・定員が決まっていて、先着順であることが多い
そんな形になっています。
基本的には「最低寄付金額以上を支援する」と考えてもらえればと思います。私がこれまでお会いしたランナーの多くはすでにマラソンをやっている方で、自分が好きなことでNPOを応援できるというところに価値を感じてくださっていた印象です。
もちろん、抽選で走れない可能性がある昨今、必ず走れるというのは大きな魅力。
②チャリティ限定グッズがある
多くの大会に出るとその年の記念Tシャツなんかをもらえますが、チャリティランナーにも限定Tシャツを用意していることがあります。
細かいところでは、ゼッケンの色やセキュリティのバンドなんかもチャリティランナー仕様になっているものもあるので、特別感のあるものも多々あります。
練習なんかで街中を走っているとチャリティTシャツを着ている人を見つけると親近感を感じられます。
③マラソン前後に限定特典がある
大会当日にチャリティ専用の更衣室があったり、終わってからマッサージを受けられたりします。大会ごとに差があります。
チャリティランナーは出走権獲得ということもあって、こなれたランナーが多いのですが、少しでも大会の負荷を低減できる要素が絡んでいるので初心者の方にもおススメです。
④税額控除を受けられる
寄付先団体が認定NPOや公益財団法人の場合は、寄付による税額控除を受けることができます。ざっくり計算で寄付額の約40%が還付されます。
例えば、大阪マラソンの最低寄付金額は70,000円。手数料を引いて、最大27,200円があとから戻ってきます。(※所得税の25%が限度額なので注意)
ちなみにふるさと納税の枠組みでやられている大会もあります。そちらの場合の還付効率はもっと高いです。
⑤寄付先団体ごとの特典がある
大会側で用意されている特典のほかに、各団体がチャリティランナー向けに練習会やトレーナー講習なんかを用意している場合もあります。
全国からランナーが集まるのでイベントへの参加は全員の特典にはならないのは心苦しいところですが、大会当日にコミュニケーションが取れればグッズなんかを配布している場合もあるので、注目してもらえたら…(笑)
好きなことでキフをする
個人的なことですが、寄付をするのは結構、勇気がいることだなと思っていて、社会のために~と気持ちはあっても、実際に寄付をするのには足踏みしてしまうことが多いんじゃないかなと…
寄付先に選ばれている団体は充分に選定された過程があるので、ある程度は信頼してもらえたらうれしいですし、社会貢献に関わる最初のステップとしてマラソンは最適です。
今年のチャリティマラソンもこれから随時情報が更新されていくのでご注目ください!