感情をコントロールするために
アシスタント吉田:
ねぇ店長、ヨガやストレッチでは
「息を長く吐いて」
って言うじゃない?
私、あれがどうもうまくできなくて。
時間をかけて吸うことはできても、
時間をかけて吐くことができないんだ。
どうしてだろう?
アルパカ店長:
きっと胸式呼吸をしているんだね。
息を吸うとき、
胸がふくらむ感じになっていない?
アシスタント吉田:
え?この呼吸の仕方、
間違っているの?
アルパカ店長:
胸式呼吸は、
肋骨の骨を広げて胸でする浅い呼吸。
これに対して腹式呼吸は、
横隔膜を意識的に上下させる、
深い呼吸なんだ。
早速、練習してみよう。
1.仰向けに寝ころがって、お腹に手を置く
2.横隔膜を上げるように意識して、
口からフゥーっと息を吐き切る(お腹がへこむ)
3.横隔膜を下げるように意識して、
鼻から息を吸う(お腹が膨らむ)
ポイントは、
吐き切ったと思ったところから、
もう一息お腹をへこますようにして、
肺をカラッポにすること。
吸うときは、意識的に吸わないで、
筋肉をゆるめるだけ。
すると自然に空気が入ってくるよ。
吸うことより
吐くことを意識するんだ。
アシスタント吉田:
寝転んでやるとわかりやすいし、
やりやすい!
腹式呼吸って、
お腹を膨らませる呼吸かと思っていたけど、
横隔膜を動かすんだね。
アルパカ店長:
緊張しているときや、怒っているとき、
体はこわばって、
呼吸は浅く早くなるよね。
呼吸を深くゆっくりとするだけで、
体も心も緊張がほどけてくるんだよ。
アシスタント吉田:
だからヨガやストレッチをするときに、
体がしっかり伸びるんだね。
アルパカ店長:
腹式呼吸の良いところは
それだけじゃないよ。
息を吐くときに、
イライラや不安などの
ネガティブなものが体から出ていくように、
息を吸うときに、
いいことや希望などの
ポジティブなものが体に入るように、
イメージトレーニングをすると、
気持ちが落ち着いてきて、
ストレスを緩和することもできるよ。
アシスタント吉田:
うーん、コツをつかむまで
ちょっと練習が必要そうだなぁ。。。
アルパカ店長:
慣れてくれば、
呼吸だけで自分の気持ちを
コントロールできるようにもなるよ。
回りにかき乱されないで、
自分の心は自分で整えようね。
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