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令和7年3月議会一般質問「まちづくり学習について」


【清水彩子の質問】
令和5年3月議会の一般質問、「こどもの意見が反映されるまちづくりについて」の中で、まちづくり学習について質問をしました。その時点では、翌月であり新年度の4月からまちづくり学習が始まるということで、子供たちの声が市政に反映される取組に期待し、主に内容について伺いました。 児童・生徒が市のために自分たちでできることを考え、地域や関係機関の方々と関わりながら、自分たちの考えを実現するために行動していく学習を進めていくこと、ふるさと武蔵村山に愛着を持つとともに、自らの力で行動する力を身につけ、生きる力を育んでいくことがわかりました。
あれから、まちづくり学習の取り組みが進み、もうすぐ2年になります。まちづくりの種を蒔いて実を結ぶまでには何年もかかりますが、児童・生徒が思い描いた未来が10年後に訪れるよう、行政、地域、関係機関も、課題を共有し、昨年度より今年度、今年度より来年度と、積み上げ、提案を形にしていただきたいと思います。 どのような意見や提案があるのか把握したいため、まちづくり学習の取り組み、児童・生徒の意見、提案について伺います。

【教育長答弁】
まちづくり学習では、市や地域に愛着をもつとともに、市の発展や課題について考え、主体的に問題解決に取り組む児童・生徒の育成を目指しており、各校の地域の特性を生かし、岸重松ばやし保存会の方より横笛の指導をいただくなど、伝統芸能を継承する活動を行っております。また、交通企画・モノレール推進課の職員をゲストティーチャーに招き、これからのまちづくりについて学び、発表会には、市長をはじめ関係職員を招くなど創意工夫により推進して参りました。
さらに、中学生及び武蔵村山高等学校生徒との意見交換会を実施し、生徒からは、「きれいな景観、観光名所を市内外に広めてほしい。」、「ポップな飲食店マップがあるとよい。」、「挨拶が町中にひろがるとよい。」などの意見が出ております。
今後の学校教育や市政に反映できるよう努めてまいりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。


【清水彩子の再質問】
それでは、再質問いたします。色々と資料を出していただきありがとうございました。日頃よりまちづくり学習の取り組みを拝見しておりまして、子供たちが主体的に素晴らしい活動をしていることを感じています。
まず、令和5年度に実施された取り組みで、大きなものがあれば伺います。

(教育委員会)
令和5年度につきましては、初年度ということもあり、各校で手探りではありますが、これまでに各学年・各教科等で実施してきた学習を発展させ、「まちづくり学習」として実施しました。
その中では、大南学園第七小学校4年生において、「ごみのゆくえ」の学習から、ごみ対策課の協力を得て市内のごみの現状を学び、ごみ減量の取組について学習を派生させ、イオンモールむさし村山での「3R盆踊り」の発表を行いました。また、リユース素材で衣装を作り、運動会で実際に着用して取り組みました。
第三小学校6年生では、ゼロカーボンチャレンジ校としての取組として、こちらもイオンモールむさし村山で「フリーマーケット」を実施しております。

(清水彩子)
盆踊りや衣装作りは面白い発想だと思います。第三小学校のフリーマーケットは、私も購入させていただきましたが、使えないものというよりも、自分は使わないけど、誰かは欲しいような良い品が結構あったので見ていて楽しかったです。
 令和5年3月議会でまちづくり学習について質問をした際に、児童・生徒に都市計画等を分かりやすく説明するとの事でしたが、都市計画等の説明はどのように行われたのでしょうか。

(教育委員会)
全ての学年に対してではございませんが、学習内容に応じて、教員から関係のある資料を提示し、市の関係課をゲストティーチャーとして招き、説明を行っております。一例になりますが、モノレール・都市計画推進課やごみ対策課が招かれた授業の中で、市の現状やこれからの予定などを説明しました。

(清水彩子)
令和6年度にも行われたのでしょうか。令和5年度から令和6年度にかけてのまちの変化など、そういうものは児童・生徒に伝えていますか。

(教育委員会)
関係課の協力については、令和5年度から様々ご協力いただいているところです。「まちの変化」ということについては、学習の中で、関係する事柄については触れているかと存じます。

(清水彩子)
わかりました。一年一年の変化を知ることも面白いことだと思います。
令和6年度の全校のまちづくり学習の指導計画を読ませていただきました。小学校は、大きく分けると、(※議会にて話したのはテーマだけですが、学校学年も参考に載せておきます)
◎「武蔵村山の歴史」 >第九小学校5年生 >第八小学校3年生(社会科)
◎「昔遊び」 >第八小学校1年生(生活科) >第九小学校1年生
◎「自然遊び」 >第八小学校2年生(生活科)
◎「生き物調べ」 >第九小学校1年生 >雷塚小学校1年生(生活科)
◎「高齢者障がい者等について学ぶ・体験」 >第九小学校4年生(総合的な学習の時間) >雷塚小学校3年生(総合的な学習の時間) >雷塚小学校4年生(総合的な学習の時間) >第八小学校4年生(総合的な学習の時間)
◎「地球温暖化対策」 >第三小学校6年生(総合的な学習の時間) >雷塚小学校6年生(国語科) >第七小学校4年生(総合的な学習の時間)
◎「保育園・幼稚園との交流」 >第九小学校1年生
◎「まち探検・学区の地域の良さ」 >第一小学校2年生(生活科) >第三小学校2年生(生活科) >第九小学校2年生 >雷塚小学校2年生(生活科) >村山学園2年生(生活科) >第七小学校3年生(社会科)
◎「新一年生へ学校の良さを伝える」 >第一小学校1年生(生活科) >第三小学校1年生(生活科)
◎「通学路の危険箇所調べ・安全を守ってくれる人や施設を知る」 >第一小学校3年生(総合的な学習の時間) >第八小学校1年生(生活科) >第八小学校3年生(社会科) >第九小学校1年生 >第九小学校3年生
◎「10年後の理想の武蔵村山」 >第一小学校6年生(総合的な学習の時間) >第二小学校5年生(総合的な学習の時間)
◎「政治学習(未来の武蔵村山)」 >第八小学校6年生(総合的な学習の時間)
◎「まち調べ」 >第八小学校2年生(生活科) >第七小学校3年生(社会科) >
◎「武蔵村山の産業観光」 >第二小学校3年生(総合的な学習の時間) >第三小学校3年生(社会科・総合的な学習の時間) >第三小学校4年生(総合的な学習の時間) >第七小学校1年生(生活科) >第七小学校5年生 >第八小学校5年生(総合的な学習の時間・社会) >第九小学校2年生 >第九小学校3年生 >第九小学校5年生 >村山学園3年生(総合的な学習の時間)
◎「スーパーの見学(地域貢献も知る)」 >第八小学校3年生(社会科)
◎「防災減災で自分たちにできること」 >第一小学校4年生(総合的な学習の時間) >第三小学校5年生(総合的な学習の時間) >第八小学校3年生(社会科) >第七小学校(東京海上日動の出前)
◎安全マップづくり >第八小学校4年生(社会科)
◎「伝統芸能の継承について」 >第一小学校5年生(総合的な学習の時間) >第二小学校6年生(総合的な学習の時間)
◎「伝統工芸について(村山大島紬)」 >第二小学校4年生(総合的な学習の時間) >第九小学校4年生 >第九小学校6年生(総合的な学習の時間) >村山学園4年生(社会科)
◎「水田学習」 >第二小学校5年生(総合的な学習の時間) >第八小学校5年生(総合的な学習の時間) >第九小学校5年生 >雷塚小学校5年生(総合的な学習の時間)
◎「野菜づくり」 >第七小学校1年生(生活科)
◎「昆虫飼育」 >第八小学校3年生(理科)
◎「校区、公園の清掃活動」 >第一小学校6年生
◎「伝え方、わかりやすい表現の仕方を学ぶ」 >村山学園1年生(国語科) >村山学園5年生(国語科) >村山学園6年生(国語科)
◎「地域に住む声優から学ぶ」 >第八小学校1年生(国語科) >第八小学校2年生(国語科)
◎「外部講師に学ぶ(大型商業施設、市役所観光施設課、農家)」 >第九小学校6年生 >第八小学校3年生(社会科) >第八小学校3年生(理科)
◎「武蔵村山高校との交流」 >第八小学校3年生(特別活動) >第八小学校4年生(特別活動) >第八小学校5年生(特別活動) >第八小学校6年生(特別活動) >というような内容でした。
これは私が指導計画を見て分類したので、異なる場合もあるかもしれませんが、令和6年度の内容でいくつか確認させてください。

指導計画によると、第一小学校3年生は総合的な学習の時間で、フィールドワークを通して、通学路の安全性や危険性を調べて安全マップにまとめ、他にも生活科の通学路探検等で、通学路について調べている学級がいくつかありますが、児童は、どのような場所を危険と捉えているのか、また、具体的に市や警察に改善を要望した場所、今年度の児童の調査により改善できる危険箇所はあるのか伺います。

(教育委員会)
地域安全マップ作りでは、子供にとって危険な場所として、「入りやすくて、見えにくい場所」「ごみの不法投棄されている場所」「落書きがされている場所」は、市民が関心の薄い場所であり、危険であると指導しております。
また、通学路に関しましては、毎年、保護者、教員、教育委員会事務局職員で、通学路点検をしております。ブロック塀やカーブミラー、ガードレールや信号のない交差点等について確認し、危険個所については、警察に要望を伝えております。

(清水彩子)
児童が、どういう所が危ないのかという事を知っておくこと、大人から見て危ないと感じる場所、通学路はこの両面からの安全確認が重要であるとわかりました。
大地震に対する防災、減災のために、自分たちに何ができるか考え、実際に取り組む学習を、第一小学校4年生、第三小学校5年生、第八小学校3年生は「防火」について、4年生は「交通安全・生活安全・防災安全の3つの視点から」という中での防災安全の部分、第七小学校は東京海上日動の出前講座、第八小学校は安全マップづくりなど実施しましたが、防災、減災についてどのような意見があったのでしょうか。
また、児童・生徒が、自分たちが取り組んで行くべき事だと思った内容について伺います。

(教育委員会)
学校別ではございませんが、児童の意見の一例を挙げさせていただきます。
「高学年として自分たちの安全を確保するだけでなく、地域の方を支援することも大切な役割であることに気付いた。」、「多くの人に伝えることが自分たちのできること等である。」以上でございます。

(清水彩子)
今回、まちづくり学習の資料を読んで、印象的なのは、子供たちは自分達が支援する側であるという自覚があることです。頼もしく感じます。
第三小学校5年生の丘の上キャンプの内容を教えてください。

(教育委員会)
キャンプは、防災体験として実施いたしました。
防災安全課、消防第2分団、青少年対策委員会、PTA、保護者の皆さんなど、多くの方々の協力で実現したとのことです。
内容につきましては、校内の非常水栓の場所と開け方の確認、防災倉庫に何が入っているか出して確かめ、その後、避難所設営、設営したパーテーションの中で宿泊しました。また、アイラップを使った炊飯やアイラップを使ったおやつづくり、停電時に備えた暗闇体験、アルファ米の非常食を食べる、消火体験など実施いたしました。
実際に宿泊して、パーテーションが狭いこと、床が固くて眠りにくいことや、物音や光が気になる、電気がすべて消えると予想以上に暗い、疲れていると食欲が落ちて非常食をあまり食べることができない、お風呂に入れないと気持ち悪いことなど、実際に体験することで避難生活の困難さを実感することができたとのことでございます。

(清水彩子)
参加した保護者や青少対の方なども、防災倉庫の備蓄内容や置いてある場所を把握することは、いざという時にはすでに多くの人で共有できていて安心だと思います。この取り組みが広がる事を期待するとともに、地域の防災訓練の工夫として、こうした取り組みを多くの市民に知っていただきたいと思います。
第一小学校は横中馬獅子舞保存会と、第二小学校は、三ツ木天王様祇園ばやし保存会、岸重松ばやし保存会に、伝統について教えていただき、話し合いましたが、伝統芸能を継承していくための児童の提案はどのようなものでしたか。

(教育委員会)
特に多かったのは、保存会のチラシを配ったり、体験会を実施したりして周知する活動が必要なのではないかという意見です。

(清水彩子)
参考になる意見だと思います。この先も続けていくには人が必要になりますから、歴史や先人の想いを知った上で継承する大切さを知り、人が集まるといいなと思います。
10年後の武蔵村山について、第一小学校6年生、第二小学校5年生が、まちの人にインタビューをしたり、より良い武蔵村山や、未来にあったら良いものについて話し合われましたが、どのような意見、提案がありましたか。

(教育委員会)
主に、第一小学校6年生の意見となりますが、 武蔵村山の有名な商品や農産物などもっと広く市民や市民以外にも宣伝したい。ごみ拾いをしてもっと武蔵村山をきれいな市にし、ごみを捨てている大人にも啓発したい。将来今の小学生がずっと住んでいたくなるような魅力あるまちにしていく、他市からも武蔵村山に来たい、住みたいと思える市にしていきたい等の声が届いております。

(清水彩子)
武蔵村山の商品や農産物のPRは、課題として取り上げられることが多いと感じますし、子供たちから見てもそう感じるという事は、やはり強化が必要だという事だと思います。自分のまちを住みやすいまちにしたいという考えが大切だと思いました。
第八小学校6年生は、総合的な学習の時間の中で「社会科の公民分野の学習で、地方自治と地域の発展の視点から課題を追究し、自分なりのまちの提案をする」という授業をしましたが、その視点からはどのような課題が出たのか、どのような10年後の武蔵村山の姿を思い描いたのか伺います。

(教育委員会)
児童の意見でございますが、市への取組提案として、交通機関の整備、医療サービスの改善、婚活支援や、家賃の補助、これは児童が他自治体の取組を調べて挙げたものですが、20年住み続けたら建物代が無償になったり、90日間までは無償でおためし暮らし体験ができたりするといった人口増への提案を学習の中でしております。

(清水彩子)
よく調べたことがわかる、具体的で参考になる意見が出ていることがわかりました。「自分だったらこうしてまちを発展させたい」という考えは、議会への関心にも繋がると思います。
 第七小学校5年生の「武蔵村山の食もりあげ隊」では、地産地消のアイスを考案し、牧場主兼アイス屋店長に、アイスを提案しました。何の食材で、どのような事にこだわって作ったのでしょうか。

(教育委員会)
提案したアイスに用いた食材は、全て武蔵村山で栽培している野菜・果物で、具体的には、 にんじん、さつまいも、狭山茶、みかん、ほうれん草、りんご、柿、シャインマスカットでございます。
学習を進める中で大切にしたことは、 ①児童が座学や農地訪問などを通して地産地消について学ぶこと。 ②地産地消に貢献できるメニューにすること、アイス屋さんの利益につながること、 子どもの楽しめるプロジェクトであることでございます。 その中で特に、アイスが売れなくては持続可能とは言えないので、まずマーケティング調査を行いました。全校児童の保護者へwebアンケートを実施して、100名以上の回答があり、そこからどのようなアイスを作るべきか考えたとのことです。また、プロの料理人を招いて試食会を2回行い、アドバイスをもらい、児童間でのフィードバックを行いました。試食メモという6つの項目(おいしさ、買いたいか、見た目、価格など)について自己評価し、よさや課題を見出し、アイス屋さんへのプレゼンテーションで伝えたとのことです。  

(清水彩子)
とても本格的で驚きました。ほうれん草のアイスはなかなか思いつきませんし、アイス屋さんも参考になる多くの意見を得られたのではないかと思います。
第二小学校は、3年生の二学期からまちづくり学習が始まる事がわかりました。 3年生は、みかん農家とキャッチコピーを考えたようですが、どのようなキャッチコピーになったのでしょうか。また、そのキャッチコピーは何かに活用されているのでしょうか。

(教育委員会)
児童が考えたキャッチコピーといたしましては、「あまずっぱい味が特長、武蔵村山みかん」「あまくておいしくていっぱいとれるみかん園」などがございました。あくまで学習の中で作成しておりますので、どこかに活用して広めているということはございません。

(清水彩子)
キャッチコピーというものは、短い言葉で伝えるため、意外と難しそうだと感じましたが、この2つのキャッチコピーからみかん園のみかんはこういうみかんだという事が伝わりました。
第三小学校4年生は、「むさむらcollection」として、武蔵村山市の認知度調査、武蔵村山の自慢を集める、村山大島紬を追求しているとのことですが、武蔵村山の自慢できる点は何だったのでしょうか。

(教育委員会)
今年度、第三小学校の4年生は「武蔵村山注目度アップ大作戦」と題して武蔵村山をもっと多くの人に知ってもらうための活動をしております。1学期には、武蔵村山の魅力を自分で調べたり、イオンモール武蔵村山に行って多くの人にインタビューをしたり、武蔵村山のプロフェッショナル(まちづくり協会、市議会議員、むさむらんど、イオンモール武蔵村山)を招き、魅力授業をしていただきました。そうした学習を経て、子供たちが誇れるものというと「みかん」「かてうどん」「村山大島紬」「ゆたかな自然」という意見が多くあがり、その流れから現在、みかんやかてうどんなど地域を題材にした落語づくりや、村山大島紬を使ったファッションショーを計画しています。
今年度はお台場のショッピングモールに協力をしていただき、作成した新聞の配布活動の場所を提供していただきました。

(清水彩子)
第三小学校4年生がお台場で配布した新聞を読みたいと思っていた所、市役所4階と市民総合センター3階の廊下に掲示していただきたりがとうございました。SNSからも内容が読めたので良かったです。武蔵村山市を愛する思いが伝わる新聞でした。周知のため、遠くまで行っていただきありがとうございました。
村山特別支援学校や高齢者施設等との交流から、まちの中のバリアフリーと心のバリアフリー、ユニバーサルデザインについて考えた学級がいくつかありますが、どのような意見があったのでしょうか。

(教育委員会)
雷塚小学校では、まちの中で必要なバリアフリーについて考えておりますが、合わせて、村山苑との交流から、高齢者の方は子どもとできることが違うことに気付き、交流においては、自分たちが高齢者の方と同じ遊びができるように再度考え、実施することができたところでございます。

(清水彩子)
相手の事を知り思いやることは、高齢者だけでなく様々な人との間に必要なことなので、良い学びに繋がったのではと思います。

中学校について伺います。
こちらも私の分類なので違いもあるかもしれませんが、中学校は、(※議会ではテーマだけ話しましたが、学校学年も参考に載せておきます)
◎「まちの景観やまちづくりを学ぶ」 >村山学園中等部1年生(総合的な学習の時間) >市役所環境部環境課 >村山学園中等部2年生(総合的な学習の時間) >市役所都市整備部都市計画課 > >
◎「修学旅行」 >村山学園中等部3年生(総合的な学習の時間) >市役所協働推進部産業観光課 >第三中学校3年生(特活・総合)
◎「修学旅行(講師による脱炭素カードゲーム・CO2ゼロ旅行)
◎「武蔵村山を学ぶ」 >第四中学校1年生(総合・学活) >第四中学校2年生(総合) > >◎「地域の交通網を考える・地域の特色、課題を考える」 >第五中学校3年生(社会・総合的な学習の時間)
◎「職場体験」 >第四中学校2年生(総合・学活) >第三中学校2年生(特活・総合) > >◎「職業調べ」 >第五中学校1年生(総合的な学習の時間) >第五中学校2年生(総合的な学習の時間)
◎「講座体験(五中フェスティバル)」 >第五中学校2年生(総合的な学習の時間) >第五中学校3年生(総合的な学習の時間)
◎「プロから学ぶ会」 >第五中学校1年生(総合的な学習の時間)
◎「高齢者体験」 >第五中学校1年生
◎「障害者スポーツ体験、障害者施設を調べる」 >第五中学校2年生
◎「ゼロカーボンシティに向けて」 >第四中学校3年生(理科) >第三中学校3年生(特活・総合)
◎「SDGsとゼロカーボン」 >第三中学校1年生(特活・総合)
◎「SDGsチャレンジ習慣」 >第三中学校1年生
◎SDGsについて学ぶ >第三中学校2年生 >第五中学校3年生(英語・総合的学習の時間)
◎「川越体験」 >第三中学校1年生(特活・総合)
◎「東京体験学習」 >第三中学校2年生(特活・総合)
◎「伝統文化を知る講座」 >第一中学校1年生(チィキチィキフェスティバル) >第一中学校2年生(チィキチィキフェスティバル) >第一中学校3年生(チィキチィキフェスティバル)
といった内容を実施しました。

第一中学校のチィキチィキフェスティバルですが、地域人材を活かした講習が行われましたが、講習の内容を伺います。



(教育委員会)
第一中学校チィキチィキフェスティバルについては、令和6年12月14日土曜日に実施されております。学校運営協議会、地域の団体などに御協力いただき、紙飛行機や絵手紙などの工作活動や、手話や和太鼓、韓国語やヒップホップダンスなどの実技など合わせて24講座を実施しております。

(清水彩子)
24講座もあるということで様々な体験ができたと思います。
SDGsについて学んだ学級がいくつかありましたが、第三中学校2年生「SDGsチャレンジ週間」は、各学級どのようなことに取り組みましたか。

(教育委員会)
第三中学校第2学年では、各学級で学級委員が中心となり、今の自分たちができることから始めようという企画で、アイデアを3つ~4つ考え廊下に掲示しました。「給食を残さず食べる、苦手なものでも2口は食べる」や「こまめに電気を消す、節水する」だけでなく「みんなに優しく、話し合いを大切にする」等の意見も出されました。

(清水彩子)
第三中学校3年生の「CO2ゼロ旅行」とは、どのような旅行だったのでしょうか。

(教育委員会)
CO2ゼロ旅行とは、旅行中に排出するCO2を「J-クレジット制度」を活用することで実質ゼロにするものです。具体的には、修学旅行での班別行動中の移動時におけるCO2を電車や徒歩を利用することで、できるだけ減らす工夫を行いました。
事後学習では実際にどれだけのCO2を削減できたのかシミュレーションを行い、カーボンオフセットに対する考えを深めたものでございます。

(清水彩子)
J-クレジット制度を知る事から、環境省、経済産業省、農林水産省の取り組みや、グリーンファイナンス等の金融手法などにアクセスしたり、GXに関心を持つ機会にも繋がるように感じました。環境に関わる仕事は多くあり、一見環境とは関係ないように見える自分の興味関心が深い分野からも環境保全に取り組める事がわかってくると思います。
第五中学校1年生の「プロから学ぶ会」の内容を伺います。

(教育委員会)
学運協、地域の方をゲストティーチャーとして招いて、それぞれのお仕事、キャリアに関する考え方、働くとはどういうことかなどについてお話しいただきます。
今年度は令和7年2月21日(金)に、警察、市役所などの公務員、農業、保育、自動車整備、郵便局、花屋などのサービス業、福祉、医療 合計9講座開設します。
生徒はこの中から1講座選択して、お話を伺います。

(清水彩子)
実際働いている人からお話を伺えることはとても参考になると思います。 
令和6年10月に行われた「市長・教育長と中学生との意見交換」では、ゼロカーボンの取組を、学校だけではなく、地域でも取組みたいことや、中学生でも参加できるボランティア活動を増やして欲しいこと、河川の清掃ボランティアをしたい話もありました。年に一回実施される残堀川のクリーンアップを紹介していただいたようですが、せっかくやりたくても残堀川のクリーンアップは年に一度です。 まちづくり学習を通して、環境への興味が高まってきていて、「自分たちでできること」を大切にする上で、始めたい時に始められるボランティア活動があるといいと思います。環境に関するボランティア活動は、残堀川のクリーンアップの他にどのようなものがあるのでしょうか。

(環境課)
環境部が所管する中学生が参加できるボランティア活動としましては、公園・緑地等ボランティア制度とクリーン作戦が挙げられます。
公園・緑地等ボランティアの登録資格は、「市内に住所を有し、若しくは通勤、通学する者又は市内の団体」と定めており、制度上、中学生の登録は妨げないものでございます。
ただ、中学生のみで樹木の剪定や花壇の管理を行うことは難しいと存じますので、実際に活動いただく場合は大人のボランティアの方の指導により作業を行っていただくことになるかと思われます。
一方、クリーン作戦でございますが、市立の各中学校からも協賛いただいており、年1回の実施ではございますが、中学生が参加できるものでございます。


(清水彩子)
清掃活動をしたいという意見もありますし、地域交流という観点からも気軽に参加できるボランティアの種類が増えていく事を要望します。
まちづくり学習の資料を読む中で、 「災害時のために、挨拶を通じて地域の人と顔見知りになっておきたい」という意見があり、そうした意見が生徒から出るということは考えさせられました。近年、負担を解消すべく自治会へは未加入、PTAもなくなり、核家族であり、知らない人と話をしてはならない時代でもあり、子供たちに、大人の知り合いが減少している事を感じます。子供の心配が解消するよう、地域が目を向けてくれる対策は必要だと思いました。
高齢者との交流を望む声もありますが、交流というと施設訪問はありますが、6、70代と意見交換となる交流の機会を持てると、互いに知り合い、お互いの状況を知る機会になると思いました。
この「市長・教育長と中学生との意見交換」では、他に中学生からどのような要望や提案があったのか伺います。

(教育委員会)
先程議員がお話されたもの以外では、里山文化を生かしたイベントを実施するなどして、自然を生かしたまちづくりができないかということ、現在三中校区で行われているゼロカーボンチャレンジについて、学校だけでなく地域でも取り組んでもらえたらということ、挨拶運動の推進などが挙がったところでございます。

(清水彩子)
どれも大切な意見だと思いますので、ご検討いただければと思います。
続きまして、11月10日に、イオンモールむさし村山にて「まちづくりサミット」が開催され、第十小学校、第五中学校、都立武蔵村山高校の取り組みが紹介されました。
第十小学校では、「まちづくり×防災」の取り組みとして、できる限り児童の力だけで避難所の設営をしている様子が発表されました。これは、どの学校でも取り組んでいただきたいと思います。
「まちづくり×起業」では、「十小夏まつり」で、商品開発をし、説明や会計もしていました。高校生が販売をサポートしてくれたそうですが、どこの高校でしょうか。また、ボランティア部で来ているなど、どのような参加でしょうか。

(教育委員会)
「十小夏まつり」には、武蔵村山高校生徒にボランティア活動の一環として参加していただいており、5.6年生の販売ブースでお金の管理をしていただいております。

(清水彩子)
良い連携がとれていると思います。まちづくりサミットにおいて、未来に向けて、第十小学校の児童からどのような意見があったのか伺います。

(教育委員会)
第十小学校では、毎年5月に5年生を対象として防災キャンプを実施しておりますが、年々協力者を増やし、地域の防災力を高めようと考えております。そこで、サミットにおいて第十小学校から、第五中学校と武蔵村山高校と一緒にやれたらどうかという提案をしております。

7年度については、第五中学校から防災レスキュー部、武蔵村山高校からはボランティア部の参加を検討していただいているとのことです。

(清水彩子)
まちづくり学習の中で、児童・生徒が自分達で考えた事が実現するかもしれないということは良かったです。
第五中学校では、MMプロジェクトとして、3つの提案があり、提案①「魅力ある武蔵村山をつくるための、公共施設や市内各施設、道路の現状・課題と私たちの現状」について発表がありました。現状と具体案、どのようなものがありましたか。

(教育委員会)
第五中学校生徒からは、現状、駅がないため交通が不便であることや、大通り以外の道路が狭く、夜間街灯がなく暗い場所があるので、自転車専用道路を作ったり、道路のバリアフリー化を行ったり、景観をよくしたりすることで、まちの安全や美化につながるのではないかとの提案がございました。

(清水彩子)
お話を伺っていると、全体的にまちの「美化」に対する意識が高い事を感じます。提案②「魅力ある武蔵村山をつくるための、都市化の中の産業、観光の現状・課題と私たちの提案」では、どのような現状・課題と提案があったのか伺います。

(教育委員会)
現状といたしましたは、1.みかんやお茶の知名度を上げたくても、人手不足、労働者の高齢化2.市の魅力を市民は気づいていても、市外の人は気づいていないなどがございました。提案につきましては、1.メーカーとコラボレーションをする、農業体験を積極的に行いたい。 2.道の駅マルシェをオープンさせる、糧うどんのイベントを行うことでございます。

(清水彩子)
どれも良いアイデアだと思います。こうした発言の一つ一つを関係する方々に知っていただき、形になっていけばと思います。
提案③「魅力ある武蔵村山をつくるために、すべての人が幸せな生活をおくることについての現状・課題と私たちの提案については、提案理由は、「魅力あるまちになるためには、地域の方々の交流をもっと深くしていくこと、外国人の方も日本の風物詩にふれることができるようにすること、高齢者の方も障がいがある方も安心して参加できること」としています。「全ての市民が参加できるイベントの開催 with 観光客」では、市民まつりで、小学校、中学校、高校、大学からも屋台や企画を出すという提案もあり、文化祭のようで楽しそうだなと感じました。 
武蔵村山高校では、夏休みに近隣中学校への学習サポーターの活動をしているという発表がありました。「小、中、高、縦の繋がりが、災害時にも手を取り合うことができることに繋がる」いうお話があり、大人には気がつかない視点だと感じました。

小・中・高で防災キャンプをしたいと言う意見もありましたが、こうした意見の全てを、市の担当課と共有しているのでしょうか。

(教育委員会)
市長、教育長と中学生との意見交換会で出された内容については、庁内に情報提供しております。また、学習の中で児童・生徒が出した意見が、管理職や教員を通じて教育指導課や関係課に伝えられることはございます。

(清水彩子)
ありがとうございます。村山デエダラまつりの際のまちづくり学習についてですが、令和7年1月1日に発行されました「教育むさしむらやま」に、村山デエダラまつりで行われたまちづくり学習について掲載されていたため、会場で全てを拝見することはできなかったので、まとめて載せていただき、児童・生徒の様子がよくわかり良かったです。
第一小学校では、杉の子学級の児童が中心となりヤギTシャツを販売していました。デザイン、イラスト、看板、PRビデオも児童が作成しました。

当日はサイズがなくなり、予約販売もされた盛況ぶりでしたが、何枚くらい販売されたのでしょうか。また、売上金額、収入の用途を伺います。

(教育委員会)
杉の子学級がデエダラ祭り店頭で31枚販売し、サイズがなく後日渡しで注文を受けたのが24枚、杉の子学級で16枚、合計71枚が売れました。
1枚2500円 元値2420円、儲け80円×71枚=5680円をヤギの治療費等で貯金をするとのことです。ヤギの治療費がまだ足りないので児童は別な商品も考え、今後も何か販売していきたいという意見が出ております。 児童の感想につきましては、 「お客さんを呼ぶのが難しかったけど、たくさん声を出して頑張った。」「 Tシャツがたくさん売れてよかった。」「 看板やCMを作るのが楽しかった。」等の意見がございました。

(清水彩子)
儲けが儲け80円×71枚で5680円とのことでわかりました。ヤギのココアとハッピーも喜んでいると思います。
第三小学校では、ダンスクラブが「マイボトルダンス」を披露しました。環境フェスタのテントでは、東京チェーンソーズと端材を利用したぶんぶんゴマを作成するワークショップが開催され、用意された100個があっという間になくなったそうですが、東京チェーンソーズの日頃の活動についても、児童は知っているのでしょうか。

(教育委員会)
東京チェーンソーズについては、令和5年度から第三小学校の教育活動の中でゲストティーチャーとしてお呼びしており、活動内容について児童も学習したうえで、ワークショップを行っております。また、三中校区・ゼロカーボンシティチャレンジ校としての取組の中で、積み木作りなどの活動にも関わっていただいております。

(清水彩子)
武蔵村山の魅力の一つとして言えるのが、都心に1時間ほどで行ける事と、東京チェーンソーズの拠点がある檜原村のような森林までも1時間ほどで行ける事です。
雷塚図書館にも、森林環境贈与税を活用し、多摩産材の本棚を設置しましたが、この多摩の森林について、興味が育まれると良いと思います。
第八小学校は、「ふれっチャクラブ」のバトンクラブが、バトンを使った技やダンスパフォーマンスをしたとのことで、これまで市の舞台では見たことがなかったものが見られるようになり、部活動は一般の人は普段見ることがないので、部活動の周知の点からも良いと思いました。

第九小学校は、3年生が、会場にデエダラボッチなどを描いたオブジェと灯籠を飾り、6年生は村山大島紬の飾りをつけたTシャツを着て、ファッションショーに出演しましたが、ファッションショーで児童が大事にした事と、児童からどのような声があったのか伺います。

(教育委員会)
第九小学校の児童が大事にしたことでございますが、「みんなに大島紬をもっと知ってほしい」ということでございます。また、児童の声といたしましては、「ファッションショーで村山大島紬を広められると知った時、うまくいくのか不安だった。でも、いろんな人に期待してもらったり、説明してもらったりするたびに成功させようと強く思った。今回、ファッションショーに誘ってくださった鈴木さんや、見学させてくださった織物組合の方には本当に感謝しています。ファッションショーのTシャツ作りをしたり、PR動画を作ったり、皆でビラ配りを頑張ったり、作ったポスターがイオンや市役所に貼られたりするのも良い経験だったと思う。あらためて、村山大島紬のことに関われて楽しかった。」とのことです。

(清水彩子)
期待を背負って「成功をさせよう」と思って挑めた事は、この先の人生に役立つ体験ができたという事ですし、大島紬のPRにもなり、様々な効果があったと思います。  
雷塚小学校では、ゼロカーボンシティチャレンジ校の取り組みを発表し、5年生はフードロスについて取り組み、環境委員は巻き芯や使用済みノートの回収活動について舞台発表し、各学年の取り組みについてパネル展示をしました。

巻き芯や使用済みノートの回収活動は、企業と行ったものだと思いますが、令和6年度まちづくり学習の中で行われた企業との取り組みについて伺います。

(教育委員会)
雷塚小では、「持続可能な社会を目指して」の課題のもと、緑化環境委員会よる活動として、全校児童に呼び掛けて、2つの企業による取組に参加いたしました。
一つ目の取組は、ニチバン株式会社が主催する、「巻き芯ECOプロジェクト」でございます。この取り組みは、回収した巻き芯を、古紙回収業社に買い取ってもらい段ボールに再生させ、得た利益は「マングローブの植林」や「森のしずく保全活動」に役立てるものでございます。二つ目の取組は、コクヨが主催する「つなげるーぱ」では、使い終え不要になったノートを回収し、ノートの一部に再生させるものでございます。 児童にとって身近なものが、二酸化炭素排出量や資源使用量など、地球環境にどうつながっているか活動を通して学んでおります。

(清水彩子)
企業による環境学習プログラムも増えてきているのではと思いますので、企業ならではの体験をしていただければと思います。

環境フェスタにて、雷塚小学校と第三中学校の取り組みの展示がありましたが、子供たちが自身の展示があることをきっかけに環境フェスタにも立ち入り、デエダラまつりでも武蔵村山の環境について学べると良いと思います。 第三中学校は、「ゼロカーボンとは何か」、「夏休みの七日間での実際に取り組んだ成果」「各学年での取組」を発表しました。 今現在どうかはわかりませんが、以前、日本人は、世界の国に比べ、ビジネスにおいて、プレゼンが苦手だと聞いた事があります。それは、「自分の意見を、相手の心に届くように伝える」という経験の違いからもきている部分はあり、村山学園小学部1、5、6年生が、国語科で「伝え方、わかりやすい表現の仕方を学ぶ」という授業で、1年生は伝わる話し方、5、6年生は伝わる書き方を学びましたが、大切な事だと思います。市民まつりの大舞台で話をした経験は、子供たちが「あの舞台で話せたんだから、教室での発表は大丈夫」と、自分のできる範囲を広げる良い経験になったと思います。

村山デエダラまつりで、まちづくり学習の成果を発表したことにより、多くの子供たちが役割をもって市民まつりに参加できたと思います。この発表の機会について、児童・生徒からは、どのような意見があったのか伺います。

(教育委員会)
今回のデエダラまつりには複数の学校が参加しているため、こちらも感想としてはすべての学校からの意見ではございませんが、第一小学校の特別支援学級児童からは、「宣伝をするのは恥ずかしかったけれど、知らないお客さんに声を掛けたら買ってくれる人もいて、うれしかった。やってみて自身がついた。」また、特別支援学級の教員からは、「たくさんの子供たちが店に立ち、レジ打ちや宣伝、お客さんに品物を渡すなど、店に関わる実務を通して意欲的に活動することができた。」「子供が学校の一員として外部に関わる経験はなかなかできることはないので、コミュニケーションに苦手意識がある子が多い杉の子学級の子供たちには、本当にいい経験になったと思う。」と感想をいただきました。
また、第三小学校のワークショップに参加した児童からは、「ほとんどのお客様が知らない人なので、慣れるまで緊張があったが、お礼を言われたり、自分から声をかけて呼び込みをしたりすることが楽しかったので、また参加したい」という声が多くあったとのことです。

(清水彩子)
「知らない人を相手にする」という事がひとつのポイントだったとわかりました。実際社会では知らない人を相手にサービスや商品を提供したり、必ずしも受け入れてくれるとは限らない環境がありますから、そのあたりを感覚として学べて、楽しかったと感じられて良かったと思います。
令和6年7月17日「武蔵村山高校との意見交換会」が行われ、教育長、教育部長、学校教育担当部長、教育総務課長、指導・教育センター担当課長、指導主事、武蔵村山高校からは、校長、関係教員3名、高校生14名が出席され「武蔵村山について」をテーマに意見交換が行われました。
高校生から、観光に関する意見がいくつか出ており、特に市が武蔵村山の魅力を外部に伝えきれていないもどかしさが伝わりましたが、今後、武蔵村山観光まちづくり協会と武蔵村山高校で、高校生から提案のあるように、市のキャッチコピーを考えたり、地元の飲食店PRの広報等の発行、観光まちづくり協会による武蔵村山高校写真部の写真のアップなど、高校側からの提案について実施した内容、検討されている内容はあるのか伺います。

(教育委員会)
武蔵村山高校写真部から、部で撮影した写真をどこかに掲示することができないかという相談を受け、教育委員会では雷塚図書館、残堀伊奈平学習等供用施設、三ツ木地区学習等供用施設に掲示することとし、令和7年1月15日より掲示しております。内容についてはプレスリリースも行っております。

(清水彩子)
高校生の提案も実現していて良かったです。ありがとうございます。
令和6年9月26日に、武蔵村山高校管理職と教育長が懇談しています。教育長、指導主事、武蔵村山高校からは、校長、副校長が出席されました。
学習ボランティアを実施していて、現在五中校区のみですが、他の学校でも実施できないかというお話を市はしたようですが、その結果お返事はどうであったのかと、上水台高等学校や拓殖大学第一高等学校には学習ボランティアの依頼をしたことは有るのか伺います。

(教育委員会)
武蔵村山高等学校の校長先生としては、あくまでも生徒たちのボランティア活動なので、学校としては広げていくことは考えていないとのことでございました。また、上水台高等学校や拓殖大学第一高等学校にはお声をかけたことはございません。

(清水彩子)
武蔵村山高校の状況はわかりました。上水台高等学校や拓殖大学第一高等学校についても、市内から通っている方もいますし、市外の方は最寄駅と学校の行き来だけではなく、武蔵村山市に関わる「関係人口の増加」という観点からも、関わりが欲しいと感じます。学習を教える経験というのは、高校生にとっても良い経験になりますし、学習ボランティアではなく他の交流でも異年齢の知り合いができる事は学びに繋がるので、機会を捉えて交流できないかお話していただきたいと思います。
武蔵村山市子ども計画の原案に、高校生ワークショップの意見があり、その対象は、都立武蔵村山高等学校、都立上水高等学校、私立拓殖大学第一高等学校でした。まちづくり学習でも、この三校の意見や連携が取れていけると、若者のまちづくりへの参画の機会が増え、若者が求めるニーズが拾えるようになり、若者に選ばれるまちづくりに繋がると思いますのでよろしくお願いします。
令和7年度のまちづくり学習の展開について伺います。

(教育委員会)
教育委員会では、これまでの各校の取組を校長会や第九小学校特色ある教育研究発表会などを通して共有しております。これらを踏まえ、現在、学校においては、令和7年度の計画を立てているところです。教育委員会といたしましては、学校と連携しながら、まちづくり学習の一層の充実を図ってまいりたいと存じます。

(清水彩子)
一層の充実を図るとのことで、宜しくお願いします。
児童・生徒から出た意見で、今は出来ない事でもしっかり記録をしておいて、未来に繋いでいだきたいと思います。市は、意見に対して対応できたこと、出来なかった事、できない中でも、現実的ではないから出来ない事なのか、予算や人手があればできることなのか検証していただき、10年後には、児童・生徒が思い描いたまちづくりが叶うようにこれからも提案について対応していただきたいと思います。児童・生徒には、武蔵村山を創るのは市民一人一人であることを感じて欲しいと思います。以上で質問を終わります。

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