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〇〇メソッドを見破るメソッド

今日はおせっかい先生ばーじょんです。ばーじょんの違いについては下記をごらんあそばせ。

まじめでコンプライアンスを遵守する私は、日本で3本の指に入る国立大学を卒業し、日本で5本の指に入るであろう国立大学で教員をしている。指だらけ。仕事場では一切ぼけない。から、ストレスがたまってここに書いている。

で、本日お伝えしたいことは、あなたが学ぶためにお金と時間をつかうべき、もっとも適切な選択肢について。

よーく考えよーお金は大事だよー。と誰かが歌っていた。そう、お金は大事だ。なのに、謎のセミナーにウン十万円のお金をつぎ込む人が(友人の中にも)いることに、私は心を痛めている。

セミナー講師にとってもお金が大事だから、その人を支援するという目的ならいい。しかし、それで本当に何かが身につくと思ったら大間違いのコンコンチキですがな。

メソッドを解き明かすために、科学のしくみをお伝えしまーす。原因から結果を予測するときに、科学ではこんな感じで考えまーす。(数式に抵抗なくすためにカジュアルさの演出。)

もっとファンシーに書きたい…

例えば、走ったら→やせる、ということを証明したかったら、Xが「走る」という原因で、Yが「やせる」という結果ですね。aとかbとかはYとXをつなぐための数字で、aとかbを実験結果からきれいに計算できたら、きれいな数式になります。でも、これはめちゃくちゃシンプルにしていて、本当は色々原因ってありますよね。

だって、走るって言ったって、どれくらい走るとか、そもそもその人の体重はどんだけなの、とか、性別は?年齢は?食事量は?とか。言い出すとこんな感じになる。

うーん、かっこいい❣のか?

わけわからんよね。ほんで、例えば、年取ったらしわが増える、みたいな当たり前のことでも、実験結果から式を作るのはめちゃくちゃ大変。血を吐くような実験の努力を重ねに重ねて、やっと95%で正しいかな?程度なのだ。

1番実用化されている科学の産物、薬なんて、10年もかけて、その効果が本当かどうか確かめられている。10年の月日と大金つぎこんで家庭を犠牲にしても実用化されないものもあるらしい…ホラーや。

必死のパッチで検証して、90%以上の確率であてはまる理論が作れるのも、一番実験しやすい自然科学、という分野に限る。人や社会を扱う社会科学なんて実験できないから、いいところ50%どまりだ。

経営学や経済学も社会科学に分類される。経済学者や経営学者は超お金持ちでしょうか。もしそうだったら、人に教えてないでもっと好きなことやってるんじゃないだろうか。

この世に100%で言えることなんて、100%ない。いや、99.9%ない。なので、100%誰もが成功するメソッドなんて99.9%大嘘だ。断言しているようで矛盾をはらんでいてすみません。

だってアインシュタイン先生も言ってるけど、誰にも平等に見える「時間」でさえ相対的(絶対の反対。立場によって変わるという意味。)なのよ。

ほんで、〇〇をしたら儲かる、って、やせる話よりもっともっと複雑やんね。その人の貯金、学歴、人間関係、性格、体力、おかんの性格…etc。それをシンプルに〇〇メソッドで断言する人がいたらその人はもう、アーティストです。

アーティストと認めるならいいんです。夢を与えるから。でも量子力学の仕組みを利用したコンセプト、とか言って、素人に理解できないことを言って煙にまくようなやり方は絶対科学者はしない。いや、85%ぐらいしない。(そら、悪い奴もおるだろうので15%引いた。)

でもね、そのアーティストが作り出す夢うつつに、あなたの大事なお金をウン十万注いでいいのでしょうか。それも、注いだお金は、自分がそのアーティストの歌を聞いたら成功するから取り戻せる、という期待を持って。

桜井和寿のすべての条件を分析して、再現しようと思っても、生い立ちとか外見とか指の長さとか再現できないですよね。というか再現してなんになるの。だって、あなたはあなたやんかいさ。限りなく近づいたとしても100%であなた=桜井和寿にはならないのよ。双子でもおんなじ人間にはならないんやから。

99歩譲って、桜井さんの真似をしてギターが上手になるのはいいとしよう。でも、桜井さんになることを人生の目的としていいんでしょうか。

自分でもなんで咄嗟に桜井さんをチョイスしたかわからないけど、おそらく、私の青春時代のアイコンで、男前やし、優しそうやし、成功者のアーティストっぽいからですわ。

あなたにはあなたの持っている遺伝子、家族、友人、経験、がある。これをいかに活かすかを考える時間はタダだし、その時間をしっかりと取ることが1番効能があるメソッドだろう。と私は思う。

(その時間にマンツーマンで寄り添ってくれる人にならちょっとは払ってもいいかも。でも失敗してもその人は責任はとってくれない、お金も取り戻せない。)

それに、桜井さんにだって人には言えない、悩み苦しみもあるだろう。そんな単純な人生はないのだ。人生しかり、単純なビジネスもないのだ。

それでも、条件を限定すればロジックが成り立つ場合もある。ある条件下でのシンプルなロジックはちょっとした武器にはなるし、それを学びたい、というあなたには、大学や大学院が開かれている。

大学院入試は、研究室の先生と相性さえ合えば、大学入試よりも遥かに簡単だし、社会人大学院や通信教育課程を設けている大学も多い。

忙しいあなたには、科目履修というものもあって、1コマ90分*15コマから修了書をもらえるものもある。大学によるが、国立大学であれば15コマで10,000円もしない。

大学側が科目履修などについてちゃんと広報していないという課題もあるけれど、なんせ大学には税金が使われている。あなたが払った税金ですよ。

あなたが真剣に学びたいのなら、知らないアーティストにウン十万払って期待を裏切られるより、税金で割引してもらって、誠意を持って理論化に取り組んでいる、先端の研究者の講義を、安くで受けられる方がよくない?よくなくなくなくなくなくない say yeah?

いちいち曲のチョイスが若い子に伝わる気がしないYo!

もし若いときに勉強でくじけたとしたら、それはあなたのせいではないんやで。親や教師が悪かった。運が悪かった。今真剣に学んでステップアップしたいと思っているんなら、そんなやる気がある大人は、過去と関係なく、大学は大歓迎ですよ。

あなた自身も、昔学校で勉強につまづいたときと比べて、大人になった今なら、これまでの人生経験や、心から湧きあがる本質的な意欲が、いかに学びをスピードアップしてくれるかを実感すること、お約束します。

もちろん、いろんな価値観があってしかるべきで、あなたが望むなら〇〇メソッドにつぎこむのもありです。プラセボとか心の力ってものもあるから、あなたがそのアーティストの歌に救われたり、言葉を信じることで最大の成果を出すこともあるし。この世で科学でわかることなんて実際ほんの少しだし。

それにしたって、高額な何とかセミナーってのが跋扈してるわりに、命を削って理論化に取り組んでいる若手研究者たちが貧しすぎるし、学びたい大人の意欲とお金が違った方向に行ってるのをなんとかしたいと思ったんや。わしは。(もう、キャラ迷走してます。)

教育や医療は本質的にビジネスに乗らないものなはず。本当に効果があって意味のある教材や薬を作るのには、すごい時間がかかってコストが回収できないから。だから巨額の税金が投入されている。

もし教育方法がビジネスに乗っているように見えるとすれば、教える人のカリスマ性が原因であって、その人はアーティストみたいなもんだから、なんちゃうかな。

でもあなたは逆立ちしたって、バク転したって、その人の人生を生きることはできない。ということを心得てないと、お金が無駄にならへんか?あなたのお金を本当に意味のある学びに使って、ちゃんと幸せになってほしい。

今日も長々と読んでいただきありがとうございます。そんなあなたへの御礼に、くもりだと思ったら晴れてきたやん、というささやかな幸せを得られるじゅもんをお伝えします。ホナ!


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