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おだんご大冒険 〜キッシュに挑戦の巻〜

えっと、見出しは大好きな中川貴雄さんのギャラリーからお借りしました。

これは紛れもなくピザ作りですね。ブタさんがお空でくるくる回していますね。

しかし、今回はキッシュのお話です。

ピザとキッシュの線引きも怪しかった私が、
キッシュ作りに挑んだ1日を綴っていこうと思います。お空でくるくる回さないのがキッシュですね。

まず、私のキッシュとの出会いは、いつも大好きinfocusさんのこの記事。

キッシュ・・・。こんなおしゃれなものを自宅で作って食べる?

私の中でアメリカドラマのボリュウームのあるママが作る

イメージのキッシュを、普通にお父さんが、末娘さんと協力しながら作り、

食べた思春期の娘さんに「ピザーラこえたんじゃね?」とか言われるって。

かなりうまそうじゃないか。てか、絶対美味しいよね。食べたい・・・。

そしてこのキッシュへの熱い思いを加速させることになった後押しが現れます。それがこちら。毎週火曜日、1週間のお弁当を披露してくれる、

一人サラメシをプロデュースするお料理上手なneLcoさん!!

娘さんとの共同作業で、楽しい雰囲気が伝わる!!しかもデザートのおやつまで・・・。娘いいなあの瞬間です。ないものねだりです。

娘もいない。料理は苦手!でも私も、キッシュは作りたい、食べたい!!

しかし、ここで田舎の嫁の私が、急に脳内でブレーキを掛けます。

これは、食事カウントに入るのか?おやつじゃないのか?おやつにしては時間がかかるし、夕飯にしてはポップな見た目。

三世帯同居家庭の食卓に、「夕飯はキッシュよ~」と明るい声を出せるのか、私? 

じいちゃん、目を白黒させて、白米を要求するんじゃないか?味噌汁どこだと探さないか?

今までの我が家の食卓には決して上がることのなかった種類のメニューです。

が、最近私は勝手に家庭内で自分のレベルを上げています。

というか、長年の忖度人生を少しずつ見直しています。

息子二人が家を出たことも大きいです。今まで、子供を育ててもらっているという引け目から、常に父と母に気を使い、機嫌を損ねないよう細心の注意を払ってきました。こう思っているかな?感じているかな?などと、正解のない答えに、自分で正解を考え、二人の気持ちを確かめることなく過剰にセーブしてきました。

疲れました。とんと疲れたのです。

最近は、わからないから聞くようにしています。どう思うか?どう感じるか?すると実は、大して考えても感じてもいなかったことが判明します。

私は、不毛な気遣いを20年以上続けてきたのです。本当にばからしい。

しかし、その不毛あっての現在だから、これもまた仕方ありません。

というわけで、私も、キッシュを迷いなく食卓にあげることに決めました!

夕ご飯はキッシュとたらこパスタだ!(infocusさんパクリの炭水化物祭)

2月15日、まずパイ皿を求めに100均に行きました。タルト皿でもよいということでした。近所の2件の100均に行くも売り切れでした。

バレンタインデーの後で軒並み製菓手作りコーナーが、荒らされていました。棚がスカスカです。

次に、スーパー、ホームセンターと回るも、やはりお菓子つくりのアイテムの売り切れが相次いでいました。もちろんタルト皿もパイ皿もありません。

その渦中、infocusさんがその日の私のnoteに偶然にもサポートを下さり、私はお返事でキッシュを焼く皿をゲットできず泣き出しそうなこの窮状を相談したい欲求を抑えながら、感謝コメントをスマホで繰り出しました。

その後、そういえば!と思い出した商店街の老舗の金物屋に行きました。

男性が2人並んでレジにいました。多分そっくりなので親子です。年配のおじいさんが店主でした。

私が、「パイ皿が欲しいんですけどありますか?」と尋ねると、お客が来たことに驚いて、「パイ皿?へえそんなものがほしいのかい。これかねえ?」

と見つけてくれました。

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私は即決しました。18センチです。小さく感じましたが買います。探し疲れです。とりあえず、これを運命と信じるタイプです。

私が即決しているのに、おじいさんはこんなもんに750円も払うのか、もったいなくはないか?と私の心を揺さぶりました。

「いいです。高いんだからいいものに決まってます。買います。」

自分で言うのもなんですが、かっこよく言い切りました。

「商売はわからんねえ。こんなもんが売れる日があるんだから。」と最後まで首をかしげながらおじいさんはレジを打ちました。何なら安くしてくれるんじゃないかとちらっと思いましたが定価でした。

私の潔い女気に敬意を表してくださったと思うことにします。

冷凍パイシートを購入しました。具材は自宅にあるもので賄います。

ここで、本家本元もつにこみさんのnoteをがっつり開きながら作業を進めます。

こちらですね。これさえみて、忠実にステップを踏むとキッシュができます。凄いレシピです。

私は今回2枚焼きました。1枚はジャガイモと玉ねぎとベーコンをオリーブオイルと塩コショウで味付けしたものと、シーフードミックスと玉ねぎ、ブロッコリーをいれたカレー味の2枚です。

信じてもらえないかもしれませんが、すごくうまかったんです。成功です。

もつにこみさんに、この日はじめましてで私はこれからキッシュを作りますと宣言しました。

初見の人に急にそんなことを言われ、もつにこみさんは戸惑いながらも応援してくださいました。

私が穴が開くほどキッシュの作り方を見て、勝手にもつにこみさんをお知り合いの気持ちになり色々間違えました。

私の初挑戦のキッシュがこちら。
1枚目がジャガイモのですね。切り方言うこと聞かない悪い子ですね。

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2枚目がカレー味のものを焼くところ!
3枚目が出来上がりほかほかです。

写真の才がありません。あと、撮るタイミングを失します。

ほかほかのキッシュを切り分けて食べ、たらこパスタもフライパンごと

どーんとテーブルに置いてトングで好きなだけ取るバイキングスタイルで

食べました。

食後に夫が「おいしかったねえ。我が家に新しい文化が来たね。」と言いました。

なんだかとても満足でした。

infocusさん、neLcoさん、もつにこみさん、私をキッシュに導いてくださり本当にありがとうございました!

土日の食卓に、あなたも新しい文化を呼び込んでみませんか?

本当においしいから!!!






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おだんご
お気持ちありがたく頂戴するタイプです。簡単に嬉しくなって調子に乗って頑張るタイプです。お金は大切にするタイプです。