坂の上のカフェ LOG
まだ肌寒い4月の初めのこと。
車を一時間ほど走らせ、尾道へ。
大好きな港町、尾道。
どこにでも住んでいいよと言われたら迷わずここだと答える。
そんな魅力たっぷりの尾道。
皆さんはご存じだろうか?
尾道には商店街沿いに飲食店や呉服店など多くあるが、階段を上った坂の上にも多くお店がある。
そんな坂の上にある、素敵なカフェの記録。
千光寺まで続く階段。
夏は厳しい。。(笑)
少し息を切らしながら懸命に階段を上っていく。
日頃の運動不足にはこたえる。。
少し階段を上ると現れる建物。
突如現れるお洒落な門構えに心を奪われる。
SNSなどでこちらの存在は知っていたのだが、訪れたのは初めてだった。
勇気を持って入ってみる。
さすが人気のスポットだけあって多くの人で賑わっていた。
この建物はインドの世界的建築集団、スタジオ・ムンバイが手掛けた尾道の建築物なんだそう。
昭和38年に建てられた鉄筋コンクリートアパートをリノベーションしてよみがえらせた。
宿泊も出来るし、カフェとしての利用も楽しめたり、ギャラリーなどもある。
なんとも素敵な色合いの建物で心を奪われる。
インテリア、飾っているアート作品にも思わずシャッターをきる。
しっとりとした空気がここには流れていた。
ここにあるもの全てに意味があるような、そんな気さえしてくる。
少し散策して、二階のカフェへ。
どこを切り取ってもため息が出るほど素敵だ。
こんな空間初めてだ~。
まだ肌寒かったが、テラス席に。
中の席も素敵な光が差し込んでいて良かった。
だがここは、贅沢に尾道水道を眺めながらゆったりとした時間を楽しもうじゃないか。
ひざ掛けも借りることが出来ましたよ~。
素敵なお庭と坂の下の景色を眺め、あーだこーだと喋っていたら注文していたものを運んできて下さった。
目で見て美味しいとはこのこと。
視覚的にもう満足できる。
広島の珈琲屋さんの豆を使っていたりと、広島の美味しいものを味わうことができる。
寒かったけど絶対美味しいと思ってパフェ頼んじゃった。
ビジュアルが優勝。
フルーツも瑞々しく、底の紅茶のゼリーがプリンと合わさると堪らなく美味しかった。
それにしても絵になるなぁ~。
季節ごとのスイーツ、景色の移ろいを感じながらまた食べに来たい。
新しいのにどこか懐かしい。
なんとも不思議な感覚に陥る。
ここのお宿もかなり素敵みたいで。
夕日が落ちるころからも素敵らしい。
光の当たり具合で様々な色に変化する建物だと感じた。
許されるならここに一日居たい。
この空間をひとり占めしてみたい。
LOGとは
Lantern Onomichi Garden という意味が込められているそうだ。
尾道の明かりのような存在となり、明かりの周りにクリエイティブな人々がどんどん集まり、ここからまた何かが始まっていくんだろうか。
地元の方の憩いの場となったり、観光客の方の休憩所となったり、ここで心を開けば、新しく楽しいことが起きるかも。
いいな。
泊まるなんて夢のようだけどいつか泊まってみたい。
広島に住んでいるからこそ、広島の宿に敢えて泊まるのってなんだか贅沢気分でいいよね。
LOG
そんな素敵な空間のカフェに訪れた日の話。