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嬉し・楽し・香ing〜印香編
今日は印香という型抜きのお香のお話です。
印香とは、調合した香原料を布海苔(ふのり)を加えて混ぜ合わせ、それを小さな型抜きで抜いたものです。 楽しみ方は、練香と同じく間接的に温めて香らせます。
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昔は乾燥したふのりをふやかして使っていたようですが、今は、上の写真のような粉になったふのりがあるので簡単に使用できます。
<印香のつくり方>
①粉末ふのりを水に溶いておく
②香原料(沈香 白檀 丁子 桂皮 龍脳 貝香など)をよく混ぜる
③②に①のふのりと水を混ぜます
ぼそぼそ感がなくなって、しっとり手でつかめるまでよく練り合わせてひとまとめにする
④0.5位の厚さに伸ばして、型抜きクッキーのように型抜きで抜きます
ここで、シリコンの型抜きを使っても可愛くできました
乾燥する前に出来上がった印香に金箔をアクセントにのせるのおすすめ
⑤3〜5日ほどかけて完全に乾燥の後に、灰と炭で焚きます。
常温でも白檀の香りがたちますので豆皿等の容器に入れて置いて香りを楽しんだり、間接的に印香の温めて香りをお楽しみください。
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印香の昔ながらの型抜きはイチョウの葉の型や扇、花の型があります。ちょっとお試しするならば、100均ショップで野菜の型抜きや、クッキー型を使っても可愛いと思います。
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ちなみに印香の始まりは、江戸時代とされています。
明治天皇がご即位なさった時には、「黒方」調合の紅葉の型に印香がたかれたそうです。